ロシアで見たい!サッカー漫画 日本代表23名を真剣に選んでみた。
いよいよサッカーロシアW杯が始まります!西野ジャパンの選ぶ23名も非常に気になる所ですが、ぶくまるではサッカーとサッカー漫画をこよなく愛する書店員が、「ロシアで見たい!サッカー漫画日本代表23名」を真剣に選出しました。あなたの大好きなあの漫画のあの選手、意外と知らないあの選手が選出されているかも!?
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前提
メンバー選出にあたる前提は以下としています。
・漫画に登場する年齢がバラバラであるため、漫画に登場した時の年齢が未成年の場合は、「彼らが大人に成長した場合」と想定する。
・フォーメーションは、4-2-3-1をベースと想定。西野監督が採用を示唆しているミシャ式3-6-1(3-4-2-1)もオプションとして想定する。
・漫画の中で担っているポジションを基本とする。
・グループリーグの対戦相手国は、「コロンビア・セネガル・ポーランド」と想定する。
GK:3名
さぁ、23名のメンバー発表です。まずはGKからです!サッカー漫画には特徴的なGKが数多くいるので、選出に頭を悩ませました。過去の日本代表の選出を見ても、GKは3名なので、選りすぐりの3名を選出しました。
若林源三(キャプテン翼)
GKの1人目は、『キャプテン翼』から、言わずとしれたSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)の若林源三。「ペナルティエリア外からのシュート」は基本的に彼が防いでくれるはずです!小学生時代から翼や日向のシュートを止め続けた選手ですから、対戦相手国のレヴァンドフスキ(ポーランド)、ファルカオ(コロンビア)といった超強力なFWからのシュートも、彼ならば防いでくれるでしょう。日本から、SGGK(スーパーがんばりゴールキーパー)の森崎有三(キャプテン翼)も声援を送ってくれると思います!
大原裕(シュート! 新たなる伝説)
GKの2人目は、『シュート! 新たなる伝説』で九里浜高校の守護神として君臨した大原裕(オオハラ ユタカ)。右足が義足ということでも知られるGKですが、義足をハンデと思わせないプレーぶりは圧巻です。若林がいるために控えGKという立ち位置ではありますが、握力70kgを超える強靭な肉体が特徴の彼は、意外と怪我の多い若林に代わって日本のゴールマウスを任される場面も増えると思います。伊東宏の強烈なアクセルシュートを初見で止める適応力の高さも、世界の舞台で十二分に発揮してくれることでしょう。
渋沢克朗(ホイッスル!)
GKの3人目は、『ホイッスル!』で武蔵森学園中等部のキャプテンとしてゴールマウス守っていた渋沢克朗。その堅実な守備とキャプテンシーが魅力です。第3GKとなってしまうためピッチに立つ機会は少ないかもしれませんが、面倒見が良く温厚なキャラクターは、アクの強いサッカー漫画日本代表の助けになってくれること間違いなしです。
惜しくも選外となった選手たち(GK編)
若島津健(キャプテン翼)
草薙京悟(シュート!)
白石健二(シュート!)
藤堂祐介(ファンタジスタ)
星野克弘(GIANT KILLING)
不破大地(ホイッスル!)
中野剛(DAYS)
砂山朝一(DAYS)
石動亜土夢(DAYS)
渡辺健太(BE BLUES!~青になれ~)
富永朗(Jドリーム)
遠野幹也(エリアの騎士)
里見伊緒(かっとび一斗)
円堂守(イナズマイレブン)
DF:7名
サッカー漫画において最も層が薄いと言えるDF。今回はDF枠を7名としているため、「他のポジションもこなせそうなポリバレントさ」も選考のポイントとしています。
三杉惇(キャプテン翼)
DFの1人目は、『キャプテン翼』から、小学生時代に「ガラスのエース」として大空翼と互角に渡り合った三杉淳。持病の心臓病の影響で小学生時代はプレー時間が制限されていましたが、高校時代に克服しカムバックしました。ワールドユース編からはコンバートされたリベロとして活躍しました。ワールドユースでの世界一の経験や、翼と肩を並べるサッカーセンスは日本代表には欠かせないでしょう。頭脳明晰で容姿端麗なその姿は「フィールドの貴公子」の二つ名にふさわしいです。4バックのセンター、3バックのセンターいずれでもプレー可能です。相手にリードを許す苦しい状況であれば、攻撃の選手として前線でも活躍できるため、日本代表のセンターラインとして重要な役割を期待しています。
次藤洋(キャプテン翼)
DFの2人目も『キャプテン翼』から、三杉と同じくワールドユース編で世界一を経験した次藤洋。能力的には他のメンバーよりも劣ると言わざるを得ないですが、着目すべきはその大きな身体。今回の日本代表に巨体の選手は彼しかおらず、身体能力に優れたアフリカ勢や体格で上回る相手との対戦では欠かせないピースになってくれることでしょう。また、W杯のグループリーグや決勝トーナメント(一発勝負)を見据えた時に、試合終了間際に決死のパワープレーを仕掛けられることは容易に想像できます。次藤には「パワープレー対策のジョーカー」としての役割を期待します。ワールドユース編で、日向小次郎の雷獣シュート(地面をえぐってその反動で強いシュートを打つ技)を空中で打たせるために、自らの背中を犠牲にしようとしたそのガッツは、チームに勇気を与えてくれるはずです。
「よし」「いけェ」(立花兄弟)
「タイ」(次藤)
このように、言葉の語尾に「タイ」をつけたり、時折「タイ」だけで返事するのも次藤の特徴。「タイ」という言葉だけでも、次藤が話せば意味が通じるのです。
氷室明彦(シュート!)
DFの3人目は、『シュート!』から北海道の鶴ヶ崎学園高校で「北海の氷壁」と呼ばれた氷室明彦。スキーをルーツとしている彼はモーグルでも北海道ジュニアクラスのチャンピオンにもなった実力者です。その足腰の強さを活かし、「ウェーデルン走法」というドリブルも得意としています。モーグルとサッカー、二足のわらじを履いていた氷室をサッカー一本にさせたきっかけは天才・久保嘉晴との出会いでした。久保の伝説の11人抜きをスタジアムで見て、それをきっかけにサッカーに集中することになった氷室のエピソードは、ドラマも感じさせてくれます。久保嘉晴亡き掛川高校との試合では、どんなピンチにも顔を出す守備範囲の広さを見せつけ、ゴールも奪って田仲俊彦たちを苦しめました。氷室にはレヴァンドフスキへの密着マークで、ポーランドの英雄を封じ込めてほしいと思っています。氷室も三杉同様、4バックのセンターでも、3バックでもプレー可能な選手だと思いますので、センターバックの軸と考えています。
椎名翼(ホイッスル!)
DFの4人目は、『ホイッスル!』の椎名翼。身長が低い彼ですが、身体能力の高さと華麗なテクニックを駆使して、大型のFWとも互角に渡り合います。三杉と同じく頭脳明晰・容姿端麗ですが、それに加えて負けん気の強さと物怖じしない性格が椎名の魅力です。ここまでのDF4名にCBを任せますが、椎名は器用な選手なので緊急事態が起きた際にはサイドバックとしても活躍してもらおうと考えています。ファビオ・カンナバーロ(イタリア)のように3バックの左右もこなすことが出来るでしょう。ポリバレントな一面や女性からの人気も彼には期待しています。
高木マルコ(DAYS)
DFの5人目は、『DAYS』の十傑の1人、高木マルコ。奈良県・梁山高校の右サイドバックです。彼の特徴は圧倒的な身体の強さ。高校生にして身長188cmのサイドバックは世界を見渡しても貴重です。現実で例えるならば、マイコン(ブラジル)やテュラム(フランス)のような選手でしょうか。マルコとぶつかった速瀬(聖蹟高校)は
「トラクターに轢かれたことを思い出す」
ほどでした。足の速さやスタミナ、対人の強さや空中戦の強さなど、現代のサイドバックに求められる身体的要素を全て兼ね備えたマルコは、現状のサッカー漫画では最強のサイドバックと言えます。今回選出したサイドバックは、マルコを含め3名と少数精鋭のため、今大会では左サイドで活躍する場面も増えるかもしれません。また、4バックのサイドバックだけでなく、3-6-1のセンターバック、3-6-1のウィングバックでの起用も可能な選手です。コロンビア代表のクアドラード、セネガル代表のマネ、ポーランド代表のブワシュチコフスキと、対戦国のサイドに強力な選手が揃っていますが、マルコなら互角以上に戦ってくれることでしょう。
橘怜音(BE BLUES!~青になれ~)
DFの6人目は、『BE BLUES!~青になれ~』の「フェイマスビッグ4」の1人、橘怜音(タチバナ レノン)。埼玉県の武蒼高校不動の右サイドバックです。「フェイマスビッグ4」はThe Beatlesが由来で、レノンの他に、ポール・ジョージ・リンゴがDFラインを形成しています。オーバーラップを得意とするレノンは冷静沈着で飄々とした性格が特徴。現実の選手では内田篤人や西大伍のようなイメージでしょうか。マルコ同様、今回の日本の対戦国はサイドに強力な選手がいるため、レノンの役割も日本のキーとなります。また、アクの強い前線の選手を落ち着かせるような役割も期待しています。4-2-3-1のサイドバック、3-6-1のウィングバックとして配置したい選手です。
青井葦人(アオアシ)
DFの7人目は、『アオアシ』で東京シティ・エスペリオンFCのユースチームに所属の青井葦人(アオイ アシト)。愛媛県の公立中学校にいた葦人は、エスペリオンユースの福田達也監督に見出され、上京しました。彼の特徴はフィールドを俯瞰して見られる能力と、サッカーへの情熱です。もともとFW志望の葦人でしたが、サイドバックへのコンバートを受け入れてサッカーと向き合います。サッカーにどこまでもひたむきな姿勢と向上心は、無限の可能性を感じさせてくれます。個人技が得意なサッカー漫画日本代表の中で、「連携」や「スペース」を意識して相手を崩せる稀有な存在となってくれるでしょう。守備能力や対人プレーは他の選手には劣りますが、俯瞰してピッチを見渡して崩しの起点となるプレーや、自らが囮となりスペースを作るような、アシトにしか出来ないプレーに期待しています。サッカー漫画の中では手薄になりがちな左サイドバックですが、葦人がその穴を埋めてくれるでしょう。4-2-3-1の左サイドバック、3-6-1の左ウィングバックでの起用を想定しています。
惜しくも選外となった選手たち(DF編)
井川隼人(キャプテン翼)
早田誠(キャプテン翼)
石崎了(キャプテン翼)
東雄吾(シュート!)
牧野新平(シュート!)
新田伸一(シュート!)
山波健介(ファンタジスタ)
西郷政光(ファンタジスタ)
寺本徳二(俺たちのフィールド)
越後直(GIANT KILLING)
杉江勇作(GIANT KILLING)
城島竜二(GIANT KILLING)
綿谷景(GIANT KILLING)
幕張健吾(エリアの騎士)
佐木ハロルド(エリアの騎士)
中塚公太(エリアの騎士)
飛鳥享(エリアの騎士)
臼井雄太(DAYS)
青梅優人(BE BLUES!~青になれ~)
冨樫慶司(アオアシ)
嶋泰明(Jドリーム)
立浪誠(Jドリーム)
武田弾丸(リベロの武田)
MF:7名
サッカー漫画において最も層が厚いMF。司令塔タイプやパサータイプが多くなってしまいがちなので、選手の個性のバランスを見て選出しました。「あの選手やあの選手が入らないの!?」という声が聞こえてきそうなほど激戦区でしたので、最も頭を悩ませました。
大空翼(キャプテン翼)
MFの1人目は、日本の絶対的エース『キャプテン翼』の大空翼。彼については説明不要です。怪我やアクシデントが無い限り、全試合フル出場してもらいます。日本の10番と言えば久保嘉晴(シュート!)か大空翼で、久保嘉晴はご存知の通り死去してしまったため、今回は対象外とさせていただきました。キャプテンマークは翼が巻くのが妥当でしょう。ドライブシュートやオーバーヘッド、スカイダイブシュートなどの必殺技に加え、誰とも笑顔で分け隔てなく接するパーソナリティや、絶体絶命でもチームを盛り上げようとするメンタリティは、サッカー選手の鏡です。翼が絶対的エースなので、周りの中盤の選手は目立つキャラよりも、彼をサポート出来るような選手が理想です。小学生の頃に日向小次郎に言った
「サッカーは おれの夢だ!!」
という言葉は、翼のパーソナリティそのものを表しているように思います!翼のポジションは、4-5-1のトップ下、3-6-1ではシャドーかボランチでの起用を想定しています。
平松和広(シュート!)
MFの2人目は、『シュート!』掛川高校の平松和広。本来であればここに岬太郎(キャプテン翼)を入れたいところですが、他の選手が魅力的すぎたので、岬太郎がまさかの選外です。なぜ岬太郎ではなく平松を入れたのかについてですが、その大きな要因は「スピード」です。サッカー漫画日本代表23名を考える上で、どうしてもドリブラーや司令塔タイプが増えてしまい、「使う側」の選手ばかりになってしまいました。そこで、100メートル走10秒8の俊足を活かして「使われる側」にも回れる平松を選出しました。MF登録ではありますが、4-2-3-1のウィングでの起用をメインに、場合によっては3-6-1のウィングバックでの起用も考えられる点も魅力的です。今回は白石健二(シュート!)を選出していないため、トリプルカウンターアタックを世界に見せられないのですが、ダブルヒール・トリプルヒールをロシアでもかましてほしいです!
伊東宏(シュート! 新たなる伝説)
MFの3人目は、『シュート! 新たなる伝説』の九里浜高校から伊東宏(イトウ ヒロ)。中学生の頃まで小児麻痺を患っており、その副産物として圧倒的な左足のテクニックと独特のリズムのプレースタイルが生まれました。明るく快活な性格もチームに好影響をもたらしてくれます。左足だけでプレーを行うその姿はマラドーナ(アルゼンチン)を彷彿とさせ、小児麻痺の影響で独特のリズムが生まれている点はガリンシャ(ブラジル)を思い出させてくれます。今回のサッカー漫画日本代表ではレフティをほとんど選出していないため、左利きのプレースキッカーとしても重要な役割を担ってほしいと思います。ヒロは4-2-3-1ならトップ下かサイドハーフ、3-6-1ならシャドー、ビハインドの状況ならボランチでの起用も考えられます。その独特なリズムと明るい性格で、膠着状態に陥ったゲームを動かすようなプレーを期待したいです!
高杉和也(俺たちのフィールド)
MFの4人目は、『俺たちのフィールド』から高杉和也。セリエAフィオレンティーナでも活躍した高杉は、無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回ってくれます。主にボランチ(守備的MF)での起用を考えていますが、MF以外にも、どのポジションでもプレーできる点も魅力です。サッカー漫画の主人公にしては珍しく、華麗なテクニックというよりは豊富な運動量や身体の強さが特徴の選手です。W杯最終予選最終戦のサウジアラビア戦で、中盤の広大なスペースをたった一人で守る姿には感動しました。「高杉が懸命のスライディングで守り、翼がオーバーヘッドキックを決める」。そんな日本代表を見てみたいと思わせてくれる選手です。
持田蓮(GIANT KILLING)
MFの5人目は、『GIANT KILLING』東京ヴィクトリーの持田蓮(モチダ レン)。王様と呼ばれる天才的なプレーや、恐怖を感じるほどの勝利への執念は、他の選手からは感じられない特別なものがあります。仲間割れが起きそうなほどに厳しいチームメイトへの指摘も散見されるが、その全てが勝利への執念と繋がっています。
「俺はどんな手を使ってでも勝ちたいと思ってる奴としか組みたくない」
といったセリフからも、彼のパーソナリティが伝わります。怪我が唯一の欠点で、天才でありながら大怪我を繰り返す彼を見ると、小野伸二を思い出します。しかし、繰り返される大怪我は人間としての成長のきっかけにもなるはずで、もう一段階ステップアップした持田への期待を抱かずにはいられません。サッカー漫画日本代表では、ベンチに座る機会も増えると思うので、監督やチームメイトには、彼のメンタルをケアできる力量も求められます。しかし、ベンチに闘志ギラギラの選手がいることは、チームにとって悪いことではありません。出場した時には圧倒的なプレーで、周りを全て黙らせてくれることでしょう!4-2-3-1ではトップ下、3-6-1ではシャドーかボランチのポジションに置きたい選手です。
加藤一彦(DAYS)
MFの6人目は、高木マルコと同じく『DAYS』十傑の一人、梁山高校の加藤一彦。加藤のプレースタイルの特徴はピッチ上のどこにでも顔を出す運動量とスタミナ。チームがピンチの時には自陣ゴール前に顔を出し、次の瞬間には攻撃に移れるトランジションの速さも魅力です。危機察知能力にも優れています。高杉和也(俺たちのフィールド)と近い性質のプレースタイルではありますが、W杯本戦では相手にボールを握られる時間も長くなることが予想されるため、守備に走り回れる高杉・加藤は重要な役割を担うこととなります。大空翼の後ろで、セカンドボール回収やバランスを取るような、地味だけど重要なプレーを期待しています。高校生ながら、ロベルト・バッジョ(イタリア)やクラニー(ドイツ)のような口ひげを蓄えているのも素敵です!高杉と同様、ボランチでのプレーを想定しています。
沖千尋(フットボールネーション)
MF最後の1人は、『フットボールネーション』の東京クルセイド所属の沖千尋(オキ チヒロ)。沖はなんと、アマチュアクラブからの選出です!!東京都社会人リーグから日本代表に選出されるのは現代では非常に稀なケース!彼のプレーは極めて現代的。大空翼や坂本轍平のように華麗なドリブルでゴールを目指すことはありませんが、プレミアリーグのビッグクラブでプレーしている選手のような、「美しい姿勢」で「正しい筋肉」を使ってプレーが出来る選手です。プレー中の視野も広く、世界基準のフィジカル要素も揃っている沖は、オフェンス面でもディフェンス面でも、中盤には欠かせない選手となってくれるでしょう。岬太郎(キャプテン翼)、近藤敦(ファンタジスタ)、神谷篤司(シュート!)、椿大介(GIANT KILLING)などのスーパースターたちを押しのけて選出したくなるほど、期待が膨らむ選手です。沖は、加藤・高杉とボランチのポジション争いをしてもらおうと思います。
惜しくも選外となった選手たち(MF編)
岬太郎(キャプテン翼)
葵新伍(キャプテン翼)
松山光(キャプテン翼)
馬掘圭吾(シュート!)
神谷篤司(シュート!)
加納隆次(シュート!)
森川竜司(ファンタジスタ)
近藤敦(ファンタジスタ)
本田圭佑(ファンタジスタ ステラ)
花森圭吾(GIANT KILLING)
志村春人(GIANT KILLING)
八谷渡(GIANT KILLING)
椿大介(GIANT KILLING)
ルイジ吉田(GIANT KILLING)
須釜寿樹(ホイッスル!)
佐伯祐介(エリアの騎士)
荒木竜一(エリアの騎士)
四季遥(エリアの騎士)
岩城鉄平(エリアの騎士)
保科巧巳(DAYS)
平源一郎(DAYS)
犬童かおる(DAYS)
碇屋良介(DAYS)
小早川忍(BE BLUES!~青になれ~)
藤原乃亜(BE BLUES!~青になれ~)
一ノ瀬迅(フットボールネーション)
栗林晴久(アオアシ)
赤星鷹(Jドリーム)
河野敦彦(U-31)
FW:6名
最後はFWの6名です。2TOPではなく4-2-3-1では1TOP+サイドハーフ、3-6-1では1TOP+2シャドーのような配置を想定しているため、サイド向きの選手、センターフォワードが出来る選手、シャドーでもプレーできる選手など、バランス良く選出しました。
日向小次郎(キャプテン翼)
FWの1人目は、『キャプテン翼』の日向小次郎。彼はCFでの起用を考えています。タイガーショットや雷獣シュートなどの必殺シュートが打てるほか、強靭なフィジカルでディフェンスを弾き飛ばすドリブル突破も魅力的です。特に右足から放たれる強烈なシュートは、ネットを突き破り、競技場の壁にのめり込むほどにパワフルで、そのプレーぶりはサッカー漫画好きの間では語り草となっています。豪快なプレースタイルと硬派な性格、厳しい口調のイメージが強いですが、兄弟思いの一面もあり、チームプレーは問題なくこなせます。日向にはW杯ではグループリーグ突破を決める強烈な一撃を決めてほしいです。
田仲俊彦(シュート!)
FWの2人目は、『シュート!』の掛川高校から田仲俊彦。彼は、基本はCF、戦況によってはサイドでのプレー機会やシャドーでのプレーもあるかもしれません。トシも日向に負けず劣らず、「幻の左」「ファントムドリブル」「ゴール前の聖域(サンクチュアリ)」などの必殺技があり、FWの総合評価としては日向の上をいくと思っています。特に「幻の左」と称されるその左足のシュートは、相手陣内のどこからでもゴールを狙えますし、相手GKを吹っ飛ばすほどの威力も持っています。親友の平松も
「苦しい時コイツならなんとかしてくれるっていう心強さなら トシの左足にかなう奴はいないさ」
と語るほど、味方にとっては頼もしく、相手にとっては脅威となる存在です。また、久保嘉晴の
「トシ…サッカー好きか…?」
という名言は、日本のサッカー好きの間では永遠に語り継がれていくことでしょう。久保の思いも胸に、トシにはW杯で活躍してほしいと思います。
坂本轍平(ファンタジスタ)
FWの3人目は、『ファンタジスタ』から坂本轍平。彼は4-2-3-1ならサイドハーフ、3-6-1ならシャドーでのプレーを想定しています。プレースタイルはロベルト・バッジョ(イタリア)とヨハン・クライフ(オランダ)を足して2で割ったようなイメージでしょうか。ピッチ上で華麗なプレーを見せるいわゆるファンタジスタタイプですが、ドリブルやスピードに特徴があり、パスセンスにも秀でているため、現代的なスピーディーなサッカーにも適応できる選手です。作中では「人とのつながりの中に生きるファンタジスタ」と称されます。アテネ五輪の決勝イタリア戦で見せた、マルコ・クォーレとのファンタジスタ対決は、今でも色褪せることなく輝き続けています。今回は日本代表の戦友である沖田薫を選出することができませんでしたが、轍平ならば翼やトシと極上のハーモニーを奏でてくれることでしょう。一条龍(BE BLUES!~青になれ~)も轍平と近いプレースタイルだと思いますが、今回は記憶に残るファンタジーを数多く見せてくれた轍平を選出しました。
「さぁ ドキドキしようぜ!!」
は、サッカーを楽しむファンタジスタの轍平らしい名言です。
水樹寿人(DAYS)
FWの4人目は、『DAYS』十傑の一人、聖蹟高校の水樹。基本的には本職のサイドでの起用をメインに考えていますが、CFやシャドーでの起用もオプションとして考えられる選手です。彼は技術というより速さ・強さのフィジカルで勝負するタイプです。沖千尋(フットボールネーション)と同じように、身体を寄せられてもビクともしないその姿からは、現代サッカーに求められる体幹の強さも見受けられます。また、『DAYS』作中では聖蹟高校のキャプテンとして、胸を震わせる名言を言ってくれるのも魅力です。例えば第3巻の
「決勝だ 勝っても負けても最後だ 迷ったら判断は任せる 誰かのためなんて思わなくていい テメェの利益のために動いてくれ それがチームのためになると信じている 俺の哲学だ 全責任は俺が持つ 好きにやれ」
というセリフは最高の一言。水樹はそんなカッコいいリーダーシップを発揮する一面もありますが、一方で天然キャラでもあります。チームで行動する時に迷子になっていたり、可愛いクマさんの絆創膏をつけていたり、愛されキャラとしても日本代表チームを和ませてくれるでしょう。高校1年からサッカーを始めて、3年時には十傑入りするほどに努力を重ねた彼は、高校卒業後も伸びしろがまだまだあるはずです。
桜庭巧美(BE BLUES!~青になれ~)
FWの5人目は、『BE BLUES!~青になれ~』武蒼高校の桜庭巧美。彼は4-2-3-1のサイドでの起用か、3-6-1のシャドーでの起用に限定するつもりです。ボールを持ったら離さない、ドリブル大好きの超エゴイストな選手です。しかしボールを持った時のプレーは圧巻。
「どうだ!!どうだ!!尊敬しろぉ!!!」
という言動からも分かる通り性格に難ありですが、その類まれなテクニックは、数あるサッカー漫画の中でも突出しています。桜庭に近い個性のキャラクターといえば『ファンタジスタ』の沖田薫ですが、作中での圧倒的な存在感と我の強さに期待をして、今回は桜庭を日本代表のジョーカーとして選出させてもらいました。スタメンでの起用は考えにくいですが、もしも翼が抑えられ、トシが抑えられ、日向が抑えられ、ゴール前をガチガチに固められてしまった時、膠着状態を破るようなスーパープレーが出来るのは彼しかいないでしょう。
椎名耀(VIVA! CALCIO)
最後の1人は、『VIVA! CALCIO』の椎名耀(シイナ ヨウ)。フィオレンティーナでスクデットを獲得した彼を外すわけにはいかないでしょう。テクニック・スピード・ヘディング・ボディバランス・奇想天外なアイディア・メンタリティ、全てを高水準で兼ね備えた選手です。海外のチームでキャプテンマークを巻き、チームを鼓舞する姿は最高に格好良く、その活躍は鮮明に脳裏に焼き付いています。作中ではバレージ(イタリア)とデサイー(フランス)をあざ笑うかのような華麗なゴールを決め、バッジョ(イタリア)とは互角以上に渡り合いました。印象的なちょんまげ頭も格好良いです。必殺シュートの日向、「幻の左」のトシ、ファンタジーの轍平、フィジカルの水樹、ドリブルの桜庭、最後は万能型のシーナでFWは決まりです!
惜しくも選外となった選手たち(FW編)
新田瞬(キャプテン翼)
若島津健(キャプテン翼)
恩田朝之(シュート!)
芹沢直茂(シュート!)
沖田薫(ファンタジスタ)
岡田泰蔵(ファンタジスタ)
伊武 剣輔(俺たちのフィールド)
騎馬拓馬(俺たちのフィールド)
岩淵斗真(GIANT KILLING)
夏木陽太郎(GIANT KILLING)
窪田晴彦(GIANT KILLING)
風祭将(ホイッスル!)
藤村成樹 (ホイッスル!)
藤代誠二 (ホイッスル!)
鳴海貴志 (ホイッスル!)
逢沢駆(エリアの騎士)
鷹匠瑛(エリアの騎士)
風間陣(DAYS)
相庭未蘭(DAYS)
一条龍(BE BLUES!~青になれ~)
北村大地(Jドリーム)
香取一斗(かっとび一斗)
由良和馬(かっとび一斗)
叶恭介(ハングリーハート)
戌井凌駕(コラソン サッカー魂)
監督
最後は監督の発表です。印象的な監督が多いのもサッカー漫画の魅力です!誰が日本代表監督になっても強くなりそうなほどに、実は粒ぞろいな名監督たちがサッカー漫画には揃っていました。
達海猛(GIANT KILLING)
監督はやはりこの人に任せたいと思います!『GIANT KILLING』作中で、ETUを率い、数々のジャイアントキリング(番狂わせ)を演じてきた達海猛(タツミ タケシ)です。
「弱いチームが強い奴らをやっつける 勝負事においてこんな楽しいこと他にあるかよ」
というセリフが表すように、達海(以下タッツミー)の信条は番狂わせや下剋上。
彼の素晴らしいところは、戦術的引き出しの多さに加えて、用意周到なスカウティング、チームビルディングの巧みさ、選手のモチベーションを上げるモチベーターとしての才覚、そして端正な顔立ちです!特にW杯は短期決戦なので、選手のモチベーションを上げチームを一つにする力は、時として戦術よりも重要視されるファクターです。不安材料は、ナショナルチーム(代表)を率いた経験が無いこと、監督として大きなタイトルを獲得したことが無いことでしょうか。しかしそれらの不安材料を、アクビしながら受け流してしまえる器の大きさもタッツミーの魅力です。彼ならば4-5-1も3-6-1も、相手に合わせて巧みに使い分けてくれることでしょう!実在の監督でタッツミーを例えるならば、ニヒルな笑顔やウィットに富んだインタビューの受け答え、入念なスカウティングはジョゼ・モウリーニョ監督、チームの士気を上げるモチベーターとしての才覚はディエゴ・シメオネ監督のようなイメージでしょうか。
アシスタントコーチ陣には、同じく『GIANT KILLING』から佐倉ひとし(モンテビア山形)、『アオアシ』から福田達也(東京シティ・エスペリオンユース)、『フットボールネーション』から高橋幹保(東京クルセイド)、GKコーチとして『キャプテン翼』の見上辰夫(若林の元専属コーチ / 元全日本Jr.ユース監督)の4名を推したいと思います。
惜しくも選外となった監督たち
ロベルト本郷(キャプテン翼)
吉良耕三(キャプテン翼)
賀茂港(キャプテン翼)
マチルダ 尽之助(キャプテン翼)
大原由実子(シュート!)
ファン・ハーレン(ファンタジスタ)
坂本琴音(ファンタジスタ)
ジャン=ピエール・ブラン(GIANT KILLING)
平泉(GIANT KILLING)
サッカー漫画日本代表23名一覧
最後に
いかがでしたか?このメンバーならW杯グループリーグを突破し、日本代表史上初のベスト8進出、そしてW杯初制覇も夢ではないでしょう!!
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