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【文学女子が性を探求!】『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 が織りなす青(性)春群像劇!

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【文学女子が性を探求!】『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 が織りなす青(性)春群像劇!

高校の文芸部に所属する5人の女子高生たち。
スクールカーストの圏外に位置する彼女らにとって、恋(そして性)は文学の中でのみ嗜むものであり、現実世界においては無縁のものでした。
しかし、そんな処女まっしぐらだった文芸部の彼女たちの運命が、とある部員の一言を機に動き出してゆくのです…!!

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※当記事に記載の内容は全て「ぶくまる編集部調べ」です。また、当記事には一部ネタバレを含みます。

漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』基本情報

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のあらすじや作者などの基本情報をご紹介します!

荒ぶる季節の乙女どもよ。
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 1~7巻 岡田麿里 / 絵本奈央 / 講談社

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』あらすじ

この物語の舞台は高校の文芸部。
クラスではあまり目立たないタイプの文学女子たちが集まり、皆で文学作品を音読、そして感想を言い合うという、何とも平和な部活動でした。
彼女たちは性経験を持たないいわゆる処女であり、それどころか恋愛にも疎いこじらせ女子高生。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p14「私たちは文芸部です」

文学作品の中に大胆な性表現が登場するたびに赤面、顔から湯気が出てしまう始末。
そんなある日、「死ぬ前にしたいこと」というテーマが文芸部で話題に上がります。
各々自由にバケットリストを妄想する中、部員の一人の謎めいた美女・菅原新菜が一言「セックス」と衝撃発言をし、部室が凍りつきます。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p65「セックスです」

その日を境に彼女たちは「性」に振り回されることに。
恋と性は一緒に考えるべきか、それとも別物か。
性経験を持たない者は、リアルな性描写を描けないのか。
好きとか恋とか性とか愛とか、めくるめく押し寄せる感情の波にのまれながら、苦くて甘い青(性)春が走り出す!

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p58「性にふりまわされてる気がする」

原作者は「あの花」の岡田麿里先生!

この物語の原作は、脚本家・映画監督の岡田麿里先生です。
岡田先生の代表作といえば、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「さよならの朝に約束の花をかざろう」が有名。
そんな岡田先生の繊細な物語を表情豊かなコマに落とし込むのが、漫画家の絵本奈央先生。
『それでも僕は君が好き』の漫画でも知られている先生です。
このおふたりが手を組んだからこそ、本作『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は、青春の瑞々しさが溢れ出す作品になっています!

この夏(2019年7月)に待望のアニメ放送!

文学少女たちの青春を描いた『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は、2019年7月からTVアニメ版を放送!
放送枠はTBSの「アニメイズム」で、脚本は原作者の岡田麿里先生がアニメも担当されています。

青春群像劇『荒ぶる季節の乙女どもよ。』。
本作の魅力を徹底的に解剖してみたいと思います!

魅力①:個性的な文芸部メンバーが織りなす五者五様の青春ドラマ

この物語は5人の群像劇的な構成で展開されていきます。
肝心の文芸部員は一癖も二癖もあるようなキャラクターばかり。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p9

小野寺和紗(おのでらかずさ):幼馴染の泉に想いを寄せる、普通の妄想女子。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p10-11

菅原新菜(すがわらにいな):ミステリアス美女。「セックス」の一言で文芸部を混乱に陥れる。(コマ右上)
須藤百々子(すどうももこ):和紗の親友。今までに「恋」という感情を味わったことがない。(コマ右下)
本郷ひと葉(ほんごうひとは):作家オーラ全開女子。執筆する小説のために「性」を探求する。(コマ左上)
曾根崎り香(そねざきりか):文芸部部長。男女性交潔癖症なメガネ女子。(コマ左下)

そんな彼女たち文芸部員5人が、それぞれ「性」に翻弄され、悩み、葛藤する物語。
5つのユニークなストーリーが同時に走り出し、時に絡み合い、時に突っ走るような群像劇になっており、次々にテンポ良く5つの葛藤を行き来する構成は、私たち読者を全く飽きさせません!(それどころかどんどん引き込まれて深みにハマっていく感覚…。)

魅力②:文芸部らしく、自身に芽生えた感情は深く掘り下げてゆく

文学作品を読み、その内容について語り合うことを主な活動内容としている文芸部員たち。
部長・曾根崎り香によれば、本は「自分では名前をつけることのできなかった感情に言葉を与えてくれるもの」であり、本を読むことで「自分自身をどこまでも掘り下げていく喜び」を得られるようです。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第3巻p38「それは自分自身をどこまでも掘り下げていく喜びなのよ」

その言葉どおり、文芸部員たちは「性」に振り回されながら、自分自身の感情と向き合い、一生懸命掘り下げて、大切なことを見つけようともがきます。
例えば、幼馴染の泉へのモヤモヤとした気持ちが「恋愛感情」だと気付いた和紗。
そもそも、気付きのきっかけは「誰かとどうしても(セックス)しなくちゃ地球が滅びるとしたら、誰としたい?」と考えた時に、泉の顔が浮かんだからでした。
でもどうやら泉(ひいては男子たち)は「恋愛」と「セックス」を別物として考えているらしい。
「好き」と「性」って一緒くたに考えちゃいけないもの?と葛藤する和紗。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p186「私 泉の…こと...」

とことんまでに自分の感情を掘り下げる和紗の姿に、私たち読者の心までもきゅうと締め付けられるような感覚になります。
愚直すぎるほど「性」と自分と向き合う彼女たちに魅せられて、考えさせられる作品です。

魅力③:テンポ良くコミカルな掛け合いに笑わずにはいられない⁉︎

この作品の魅力は群青劇の構成や文学性だけではありません。
文芸部員たちが、「セックス」という言葉を聞いた日から、「性」に振り回されながらも抗おうとする様が、とにかくコミカルで笑えます。
「性」に奔放な周りの女子たちを「淫獣」と罵ったり、下ネタに語感が近い言葉を聞くたびにエッチな想像しては振り払ったり。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p80

また「セックス」という直接的な表現を避けるべく、文芸部員皆で「セックス」に代わる言葉を考える会議を開いたりします。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1巻p160「セックスの別の言い方」

抗おうとすればするほど、よりしつこく付きまとってくる「性」への関心。
自分は破廉恥なのか、当たり前のことなのか、これは煩悩?それとも恋?
未経験のことに戸惑いドタバタする文芸部員たちのハイセンスでコミカルな葛藤が本作の魅力を底上げしています。

漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』終わりに

さて、いかがでしたか。
「性」を題材にした等身大の青春群像劇『荒ぶる季節の乙女どもよ。』。
エッチで淡くてほろ苦い、この魅力的な登場人物たちにぜひ会ってみて頂きたいです!

荒ぶる季節の乙女どもよ。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 1~7巻 岡田麿里 / 絵本奈央 / 講談社

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