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『SPY×FAMILY』でハラハラのスパイ劇×ほのぼの家族物語をまとめて堪能!【ネタバレ注意】

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SPY×FAMILY

凄腕スパイが任務のためにニセの家族を作る!? スリリングなストーリーとほのぼのとした家族愛が絶妙な化学反応を見せる『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、連載初回からSNSなどで大きな反響を呼び、コミックスはまたたく間に売上ランキング上位にランクインしました。

確かな画力で描かれるキレッキレのアクション、登場キャラの持つ個性とそれぞれが抱える秘密など、魅力がたっぷり詰まった本作。2019年11月現在で既刊は2冊とスタートしたばかりですが、今後いつアニメ化されてもおかしくない要注目漫画の一つです。今のうちに、その魅力をチェックしておきましょう!

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※当記事に記載の内容は全て「ぶくまる編集部調べ」です。また、当記事にはネタバレを含みます。

『SPY×FAMILY』のあらすじ

舞台は東西で国が分かれたヨーロッパ風のとある地域。西国の凄腕スパイとして暗躍する〈黄昏〉に課された任務は、危険人物ドノバン・デズモンドの動向を探ることでした。慎重なデズモンドが唯一現れるのは、息子のダミアンが通う名門・イーデン校での懇親会のみ。
格式高いイーデン校に潜入するため、〈黄昏〉は養子縁組と偽装結婚で偽りの家族を手に入れます。しかし、妻の正体はプロの殺し屋、娘はエスパー。それぞれの正体は秘密のまま、偽りの家族の絆は深まっていき……。

『SPY×FAMILY』の登場人物紹介

■フォージャー一家

ロイド・フォージャー…偽りの父親/西国のスパイ〈黄昏〉

コードネーム〈黄昏(たそがれ)〉として知られる西国随一の凄腕諜報員(エージェント)。

SPY×FAMILYの登場人物:ロイド・フォージャー…偽りの父親/西国のスパイ〈黄昏〉©遠藤達哉 / 集英社

本名も実名も素顔も一切公表されておらず、百の顔を使い分けて東西の平和のために尽力しています。一見クールで非情のようですが、子どもが泣かない、戦争のない世界をつくりたくてスパイになったという熱いハートの持ち主です。

新しい任務のために与えられた名前がロイド・フォージャーで、表向きの職業は精神科医。手のかかる妻子を得て、どんどん人間味が増していくのがたまりません。

SPY×FAMILY©遠藤達哉 / 集英社

SPY×FAMILYの登場人物:ヨル・フォージャー…偽りの母親/殺し屋“いばら姫”

首都バーリント市役所の事務員として働く27歳。

SPY×FAMILYの登場人物:ヨル・フォージャー…偽りの母親/殺し屋“いばら姫”©遠藤達哉 / 集英社

天然でおっとりして見えますが、その正体は凄腕の殺し屋で、コードネームは“いばら姫”。

SPY×FAMILYの登場人物:いばら姫©遠藤達哉 / 集英社

面倒な人間関係を解消するためにその場にいる全員を殺そうと考えるなど、天然の方向性がだいぶ危ないところはありますが、基本的には優しい性格です。ただ常識はないです。
両親はどちらも他界し、年の離れた弟を1人で育ててきました。

アーニャ・フォージャー…偽りの娘/人の心を読む超能力者

可愛いけれど何を考えているかわからない6歳。孤児院で育てられていたところをロイドに引き取られます。

SPY×FAMILYの登場人物:アーニャ・フォージャー…偽りの娘/人の心を読む超能力者©遠藤達哉 / 集英社

実はとある組織の実験によって偶然生み出された被験体“007”で、他人の心を読むエスパー。ロイドやヨルと暮らすうちに感情や表情が豊かになり、口数が増えていることに注目です。好きな食べ物はピーナッツ。

■イーデン校関連のキャラクター

ヘンリー・ヘンダーソン

第3寮〈セシル〉寮長。エレガンス力を重要視し、自身もエレガンス力に長けた紳士。

SPY×FAMILYの登場人物:ヘンリー・ヘンダーソン©遠藤達哉 / 集英社

イーデン校を愛し、その伝統や生徒・保護者の気品を重んじていますが、それ以上に人間の本質を見定められる、つまりイケオジです。

ダミアン・デズモンド

SPY×FAMILYの登場人物:ダミアン・デズモンド©遠藤達哉 / 集英社

東西の平和を脅かす危険人物、国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの息子。典型的なドラ息子でしたが、あることをきっかけにアーニャのことがちょっと気になり始めた様子……。

ベッキー・ブラックベル

大手軍事企業ブラックベルCEOの娘。活発(で単純)な性格で、アーニャと仲良しに。

SPY×FAMILYの登場人物:ベッキー・ブラックベル©遠藤達哉 / 集英社

■その他

フランキー

SPY×FAMILYの登場人物:フランキー©遠藤達哉 / 集英社

ロイドの協力者。任務に必要な情報や、潜入のための道具を揃えてくれます。

ユーリ・ブライア

姉・ヨルを溺愛するシスコンの弟。国内の治安維持のため、スパイ狩りや市民の監視を行う“秘密警察”国家保安局〈SSS〉の少尉、つまり――ロイドの敵。

SPY×FAMILYの登場人物:ユーリ・ブライア©遠藤達哉 / 集英社

その正体は、愛する姉はもちろん、誰にも打ち明けていません。

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『SPY×FAMILY』を理解するための3つのポイント

ポイント1……時代背景

今作の舞台は東西に分かれた架空の国。東国(正式名称:東人民共和国、通称:オスタニア)と西国(正式名称:未発表、通称:ウェスタリス)の東西に分かれており、対立と協調のどちらともいえない状態。

ここまで読んで、東西に分裂していた近代ドイツを思い出す方もいるのではないでしょうか? 東国の首都である「バーリント」は「ベルリン」を彷彿とさせる響きです。また、ヨルの弟・ユーリが所属している国家保安局(SSS――STATE SECURITY SERVICE)は、略称も制服もナチスドイツにおける親衛隊(SS――Schutzstaffel)に似ています。

SPY×FAMILY:SSS©遠藤達哉 / 集英社

とはいえ、ユーリの仕事は親衛隊ではなく、“秘密警察”ゲシュタポに近い様子。

さらに、背景も非常にドイツの街並みに近いことにお気づきでしょうか?

SPY×FAMILY:おしろ©遠藤達哉 / 集英社

ノイシュバンシュタイン城のような見た目の「ニューストン城」など、ドイツ旅行気分に浸れる背景にも注目を!

ポイント2……オペレーション〈梟(ストリクス)〉

ロイドに課された極秘任務の名前。その内容は、東国の国家統一党総裁で、東西の戦争を企むドノバン・デズモンドの動きを探るものでした。

SPY×FAMILY:ドノバン©遠藤達哉 / 集英社

そもそもロイドがあの手この手を使って擬似家族を作ったのも、引きこもりで用心深いデズモンドが唯一姿を見せる名門校〈イーデン校〉の懇親会に潜り込むため。第2巻までの現状では、下記の2つのフェイズから成っているようです。

〈フェイズ1〉イーデン校入学

イーデン・カレッジ、通称イーデン校は、6〜19歳の生徒約2500人が在籍する名門校。

SPY×FAMILY:イーデン・カレッジ©遠藤達哉 / 集英社

格式高く、長い伝統を誇る本校に正々堂々と入るため、ロイドは読み書きのできる6歳のアーニャを養子に迎えます。なんとか筆記試験を突破したアーニャでしたが、二次審査の三者面談の条件は、父親と母親が必ず揃って出席すべきというもの。そこで、任務のため/殺し屋稼業のため、互いに都合のいい相手であるロイドとヨルは夫婦になります。

SPY×FAMILY:疑似家族©遠藤達哉 / 集英社

無事「家族」となったロイドたちフォージャー一家は、抜群のコンビネーションで波乱の三者面談を突破。補欠からの繰り上げ合格ではありましたが、ヘンダーソン寮長に認められ、アーニャのイーデン校での暮らしが始まるのでした。

SPY×FAMILY:合格したアーニャ©遠藤達哉 / 集英社

〈フェイズ2〉懇親会潜入

イーデン校では、各分野の優秀な生徒に与えられる“皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)”と呼ばれる特待生制度があり、懇親会に出席するには、この特待生になる必要があります。

SPY×FAMILY:皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)©遠藤達哉 / 集英社

特待生に選出されるには、“星(ステラ)”と呼ばれる褒章を8つ獲得しなければなりません。逆に成績不振や不品行については“雷(トニト)”と呼ばれる罰点が与えられ、8つ溜まると即時退学になってしまいます。つまり、ロイドの喫緊の課題は、イーデン校に入学させたアーニャを「超」優等生に育て上げることなのです。

しかし、ロイドは上記の〈プランA〉を早々に諦めた様子(かわいそうなアーニャ……)。代案の〈プランB〉として、アーニャとダミアンを仲良くさせ、直接ドノバン・デズモンドに接近する“ナカヨシ作戦”を企てます。

SPY×FAMILY:ナカヨシ作戦©遠藤達哉 / 集英社

エスパーゆえ、ダミアンのオレサマな態度にムカついたアーニャは、ついうっかりヨル仕込みのパンチをぶちかましてしまいます。果たしてその結果は……。

なお、2巻までの褒章獲得状況は星:0(あと8つ)、雷:1(あと7つ)
頑張れアーニャとロイドの精神!

ポイント3……それぞれの抱える“秘密”

今作の魅力として、まずは任務のために寄せ集められたかりそめの「家族」が、次第に本当の家族になっていく楽しさが挙げられます。

次に、かりそめの「家族」全員が大きな秘密を抱えていることのスリル、そしてそれらがもたらすドキドキハラハラ感があります。3人ともそれぞれに不幸な生い立ちを抱えて生きていましたが、擬似家族を得たことで何かが変化。

SPY×FAMILY:仲のいいロイドとアーニャ©遠藤達哉 / 集英社

誰にも気を許さないはずのロイドが、アーニャに寝込みを襲われる(!?)シーンはかわいさ100000%です。

また、任務のことだけを考えて生きてきたロイドと、その裏稼業ゆえいわゆる普通の女性とは感覚がずれているヨルは、実はお似合いのカップル。アーニャが「イチャイチャ」と揶揄するシーンは多々ありますが、あながち“かりそめ”ではないのかもしれません。2人の心からのイチャイチャが見たいッッッ。

とはいえ、ヨルを溺愛しているユーリ(東国サイド)がロイド(西国サイド)の敵であり、エージェント〈黄昏〉を探していることから、さらなるスリリングな展開が待っているのは間違いなし。ロイドはユーリの前でどう立ち振る舞うのか、というかそもそもヨルの夫として認められるのか……3巻が楽しみです!

『SPY×FAMILY』の感想【ネタバレあり】

1巻発売時から熱いレビューをたくさんいただいている『SPY×FAMILY』。その一部をご紹介します!

友達にも布教したいマンガ
とにかく面白いです。一人一人強烈な個性を持っていて、
特に主要キャラ3人は非常に好感が持てる、好きになる存在感があります。
内容もさることながら、1コマ1コマ描写が細かくて全然飽きないです。
絵柄もジャンプらしい少年マンガっぽさがあるのにアダルトな魅力があると思います。
個人の主観ですが、思わずため息がでるくらい惚れ惚れする絵です。

ネクストブレイクに選ばれた作品
このSPY×FAMILYは、ネクストブレイクにも選ばれた作品で実際私も読んでこれは面白い!と凄く感じました。
この作品は、スパイである父親と殺し屋の母親、そして超能力を持つちょっと変わった即席家族が中心となる作品になっています。内容は、コミカルな場面もあればバトル場面もあり昔ながらのジャンプ作品を強く感じる素晴らしい内容になっています!(昔のNARUTOやREBORNなどを想起させられました 笑)
途中のシリアスな場面は、家族それぞれが様々な思いで今の環境に至っている事がよく分かり、読んでいる読者を見事に引き込むような作りになっています!
特に、なぜ父親はスパイになったのかを語っている話はとても悲しくもあり、感動も覚える素晴らしい話になっています。
まだ2巻までという事もあり、語られていない場面も多くありますがこれからの展開が楽しみで日夜読み返す日々です 笑
もし、今読む本ないな〜や昔ながらのジャンプ作品が見たいっ!など思った方はぜひ読んでみてください!
今後、必ず話題に上がる本間違いなしです!

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終わりに

まだ3巻しか発売されていないというのに、なんというキャラの立ち方、なんという設定の妙。スパイものが好きな方も、ほっこり家族ものが好きな方も、ドイツが舞台の作品を愛してやまない厨二病患者(筆者)も、全員が満足できるWin-Win漫画がここにあります。

きっと今後は、イーデン校におけるアーニャをめぐる恋の騒動や、ベッキーとアーニャの友情、爆発するロイドの父性、一向に成長しないヨルの家事能力……などが描かれるはず(※一部妄想です)。みなさん、楽しみにしていてくださいね!

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『SPY×FAMILY』 1~3巻 遠藤達哉 / 集英社

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