悪と無垢

悪と無垢

1,925円 (税込)

9pt

※この作品には販売期限があります。2026年01月22日を過ぎると販売を終了致します。

「逃げなきゃ。この女のそばにいるのは危険すぎる」
新人作家、汐田聖が目にした不倫妻の独白ブログ。ありきたりな内容だったが、そこに登場する「不倫相手の母親」に感情をかき乱される。美しく、それでいて親しみやすさもある完璧な女性。彼女こそ、聖が長年存在を無視され、苦しめられてきた実の母親だった。ある時は遠い異国で、ある時は港の街で。名前も姿さえも偽りながら、無邪気に他人を次々と不幸に陥れる……。果たして彼女の目的は、そして、聖は理解不能の母にどう向き合うのか?

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

悪と無垢 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今回もまんまと翻弄された。
    第一章から止まらなくなる流れ。でも読み終わるとさらに深まっている謎。
    こんなに整理するために読み直したの久々。

    時系列はバラバラながら「英利子」とのそれぞれの出会い、受けた恩恵、予期せぬ無関係そうに思える出来事。
    章を重ねるたびにそれらが密接に繋がっていることを理解し、

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    不穏なプロローグから、一話目の物語を読み終えてこれは短編集なのか?紹介文にあった悪女とは??
    ただ、すごく好みの作品っぽい…
    常に持ち歩いて短い時間でも本を開いて没頭するくらい夢中になって読んだ。
    読みながら、その嘘に気付かない私も簡単に信じきって騙されてしまう側なんだろう…
    1話目2話目の危うい彼

    0
    2023年01月13日

    Posted by ブクログ

    看板に偽り無し、タイトル通りの内容でした! あれ、短編集だっけ?と思わせてから怒涛に繋がっていくのが心地よい。“嘘を吐く”目的の見えない人って怖いね。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    こんな母親に育てられたら…こんな友達がいたら…こんなご近所さんがいたら…想像するだけでゾッとする。
    不穏な空気がじわじわと広がり、恐怖で鳥肌が立つ。嘘にまみれた人生、嘘で自分を偽り、嘘で他人を陥れる。嘘、嘘、また嘘…
    次の行動が予測不可能な人格破綻者。
    嘘で固められた自分、本当の自分が見えなくなるほ

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    流れるように心の中に入っていってぐちゃぐちゃにして出ていく
    どれも最後はバレていくんだけど、別に構わないというような爽やかさ
    結局英利子の目的はわからなかった
    悪と無垢ってそういうこと?
    目的がないから自覚なく人を傷つけられるってこと?
    だとしたらこれ以上の邪悪はないと思う
    スリルがあっておもしろか

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    嘘に騙され貶められる人達の悲喜こもごもで一気に読んだけど、帯に記されてる実娘のターンが短くてびっくりした。そこがメインじゃないの……?
    という物足りなさで☆-1

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    連作短編となっており、それぞれが最終的に繋がって真相が明らかになっていくのだが…。一体なぜその女は躊躇なく嘘をつくのだろう。不可解だし、それ以上に嫌悪感で一杯になるのに、続きが気になって一気に読んだ。

    0
    2023年03月31日

    Posted by ブクログ

    「奈落の踊り場」
    夫のDVに追われるユリはイタリアンレストランで働く真崎と知り合い恋に落ちます。
    真崎はユリに「遠くに行くことになったらついてきて」そして、ユリの子どもの郁也と三人で暮らそうといいます。
    しかし、真崎は実は妻帯者であることに気づき、いくら探してもみつからなくなってしまいます。
    なんか

    0
    2022年12月05日

    Posted by ブクログ

    話の展開がうまく頭にイメージできなくて混乱気味のまま何とか読み切った

    誰が何のためにどんな行動をとったのかを整理して考えるのが難しいのは、英利子の嘘に特に意味がないから?
    合理的でなくても嘘をつくことに何かしらの意図とか目的がある、という論拠がぐらついた

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    一番好きなのは奈落の踊り場。読みやすい文章で物語に入り込めて時間があっという間に感じた。

    読むだけで浮かび上がる情景と足りない空白を埋めようと想像させるそのバランスが私の好みだった。


    「愛想笑いに疲弊する頬は、真崎の部屋にいたときとは筋肉の使い方が違った」

    表現の仕方や一つのアクションに対し

    0
    2024年04月04日

悪と無垢 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川書店単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

一木けい のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す