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有坂紗奈は恩河日登美とともに、険しい山道を走るマイクロバスに乗っていた。山中でバスを降り、日登美に導かれて進んだ先にあったのは、ログハウスを増築した巨大な施設だった。そこでは不良のような恰好をした、あどけない少年たちが身を寄せて暮らしていた。施設を奥へ進むと、紗奈と同世代の3人の青年に出会う――。過酷な運命に抗い、復讐に身を投じることを決めた紗奈が、たどり着く場所とは。激動のシリーズ最終巻。
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Posted by ブクログ
あれだけ壮絶な目をあって、悪を倒すことや復讐囚われていた紗奈が、最後の復讐を遂げるのではなく、「復讐しない」ことを選んだのが印象的だった。芦子という鏡像のような存在に出会って、またもや過酷な状況を経験して、自分を見つめ直してこちら側に戻ってこれたのはよかった。JKⅠでの衝撃が思いだされるからこそ、あのラストシーンは本当によかったなと思う。
紗奈は救われた。でもこの世界は救われていないのかもしれない。そのあたりは、次回作の高校事変で描かれるのかな。
「こっちに来ちゃいけなかった。逃げ延びたらもう関わるな」と言い残して生き絶えた存在、「復讐じゃなくあなたの人生を生きて。裏社会も不良たちも、わたしたち公安がなんとかしていく。あなたには失われた人生を取り戻してほしい。」と声を掛けた令和中野学校の諜工員。
諜工員=単純な正義でもなく、あちら側の存在もあちら側にいってしまったきっかけがあるのかもしれず、生まれついてのサイコパスという存在もあるかもしれず...人は何をきっかけに道を踏みはずしてしまうのか、あちらにいってしまった人は戻ることができるのか。それを受け入れる社会があるのか、それはどういう世界なのかなともおもう。
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