書店員のおすすめ
ワンコインで販売される奴隷と訳アリ少女のあったか物語。
周りから笑われたって一緒に手をつないで歩きたい。
食事は一緒にテーブルで食べたい。
家族だと胸を張って言いたい。
純朴なタニアには「奴隷の扱い」なんて常識はありません。
身分の差も、種族の差もなく「家族」として一緒に生活してほしいだけなんです。
毎日を一緒に過ごす中で、二人の心が通い合う瞬間はとても微笑ましく、あたたかい気持ちになります。
周りの目や評価は自分にとって本当に必要なのか。
普通や常識とは何なのか。
他と違う自分はおかしいのか。
そう自分に問いかけたことのある人にぜひ読んでもらいたい作品です。