絶滅の牙

絶滅の牙

1,100円 (税込)

5pt

3.3

近未来。野生の象は絶滅し、シベリアには遺伝子工学で復活したマンモスの保護区が創設されていた。かつて象を保護する生物学者だったダミラは死後一世紀を経て、その意識を一頭のマンモスに転送し、群れを率いる存在となる。一方、保護区には、マンモスを狙う密猟者の息子で広い世界を夢見る少年スヴャトスラフや、大金を積んで合法的にマンモス狩りの権利を得た富豪の夫で、狩りに疑問を覚えるウラジーミルらが集まりつつあった――大自然と人間の相剋をSFならではの視点で描ききった俊英のヒューゴー賞受賞、ネビュラ賞・ローカス賞候補作。/解説=勝山海百合

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    野生の象が絶滅した未来、シベリアでは遺伝子工学で復活したマンモスたちがいた。そこに象の保護に尽力したダミラの意識を一頭のマンモスに転送する。マンモスは保護区で生活しているが初期飼育は人間の手によってであり、野生では脆弱だった。そこで象ではあるが野生の生態を知っているダミラの意識を転送したのだ。しかも

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    遺伝子工学で復活させたマンモスを進化させて象を作る??
    群れの維持のためにリーダーの象に象学者の意識を移植する??
    保護区の維持のため金持ちに資金提供を求めてマンモス狩りをさせる??

    う~ん 不思議な世界観の物語でした

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    ①象を保護する生物学者の意識をアップロードする
    ②遺伝子工学でマンモスを復活する
    ③生物学者の死後、①を一頭のマンモスにダウンロードする
    発想が面白い。でも、内容は思想が強めで、SFを楽しもうと手に取った自分にはちょっときつかった。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    SF。中編。
    "遺伝子工学で復活したマンモスに、人間の意識をデジタル移植"という設定が素晴らしい。
    が、ストーリーは正直あまり好きではなかった。
    主人公ダミラの視点は面白いが、象牙ハンターや大富豪一行の視点には魅力を感じず。
    個人的には、マンモスたちの生活の描写をもっと見たかった

    0
    2025年11月09日

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