ゼロの王国(下)
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ゼロの王国(下)

817円 (税込)

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愚かなまでに清い吉田青年の純粋さに憧れる人々は、彼を中心にしたサークル活動を開始。平等な社会の実現を目指し、誰もが憎しみや貧困から逃れられるという「繰り返しの作業」に没頭する。一方、不幸せな結婚に向かうユキに惹かれる吉田青年は心を襲う初めての感情に戸惑う。“聖なる愚か者”の恋のゆくえは。芥川賞・三島賞・野間文芸新人賞受賞作家の最高傑作。(講談社文庫)

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  • ゼロの王国(上)
    817円 (税込)
    宛名書きのアルバイトで生計を立てる吉田青年は、滑稽なまでに心が清く純粋だ。ある日彼は、人々から軽蔑されたいと願う美少女・佐藤ユキに出会う。ユキは不幸になるため、美しく穏やかな青年医師・小森谷からのプロポーズを受けるのだと吉田青年に話す。ひとつの恋のすれ違いが生む、めくるめく会話劇。芥川賞・三島賞・野間文芸新人賞受賞作家の最高傑作。(講談社文庫)
  • ゼロの王国(下)
    817円 (税込)
    愚かなまでに清い吉田青年の純粋さに憧れる人々は、彼を中心にしたサークル活動を開始。平等な社会の実現を目指し、誰もが憎しみや貧困から逃れられるという「繰り返しの作業」に没頭する。一方、不幸せな結婚に向かうユキに惹かれる吉田青年は心を襲う初めての感情に戸惑う。“聖なる愚か者”の恋のゆくえは。芥川賞・三島賞・野間文芸新人賞受賞作家の最高傑作。(講談社文庫)

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ゼロの王国(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年07月09日

     神様みたいな主人公と、それを取り巻く個性的な人々。この、神様みたいな主人公が、「人間」っぽくなっていく姿にドキドキ。
     太宰あたりの日本の純文学がスキな人、ドストエフスキーがスキな人に読んでみてもらいたい。

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月23日

    演劇を観てるような錯覚に囚われる本だった。

    「飽くことを知り、足ることを知る」、滑稽なまでに清い主人公•吉田青年。

    不思議な魅了を持つ彼が色んな人と関わっていくお話、後半。


    登場人物のキャラが割と極端なのに(自虐の人、外交的な人、妬む人、鈍感な人…)、不思議と誰にでも共感できた気がする。

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    0

    Posted by ブクログ 2013年02月20日

    本当に、主人公はゼロに経ち帰ったのだなと言う印象。
    不倫だろうと純愛!みたいな話はよくあるけれど、相手がいるなら相手との決着を付けない限りは、他人から見れば不倫だと言う事を主人公と共に思い知らされた。

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月13日

    これ絶対一年前は読めなかった。
    滑稽、ばかみたいって一蹴してたと思う。

    読みにくいし難しいのに手が進む。
    吉田青年の聖人君子ぶり、面白かったなあ。
    彼みたいな人はいないんだよね。
    だからラストは個人的に好きでした。
    恋愛は見返りあってこそなんだと思う。
    愛したいし愛されたいのが人間の本能で本望でし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年11月07日

    愚かなまでに心の清い青年への憧れから、人々は彼を中心としたサークル活動を始める。
    ある者は名前を書き続け、ある者は椅子を磨き続ける。
    過酷な「繰り返しの作業」の果てに、平等な社会(ユートピア)は生まれるか。
    世にも滑稽な“聖なる愚か者”吉田青年の、恋のゆくえは。

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月26日

    なんとか最後まで読み切ったという感じ。
    しかし最後にロシア文学者の解説を読んで、いろいろ腑に落ちた。
    描きたいことは分かるけどもう少しまとめられなかったのか…などと思いながら読んでいたけれど、ドストエフスキーの現代日本版ということで納得。
    『白痴』を過去に読んでいれば、また面白かったのかも。

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月08日

    繰り返される古典戯曲のような問答は前半のまま、はやり突拍子も無い行動をとる登場人物たち。リアルさがないのは確かだが、喋るセリフと行動がマッチしているので妙な感覚に陥る。
    そして恋愛というよりは愛がテーマ。主人公は聖人君子というよりは愚か者である。
    何か読むにつれ既読感が増していく感じがしたが、なるほ...続きを読む

    0

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