新・大阪学

新・大阪学

1,045円 (税込)

5pt

4.3

「食いだおれ」のイメージに収まらない多彩な伝統食材、商都大阪をつくった女性たちのまなざし。
京都・奈良に引けを取らない仏教美術、日本を代表する最先端の知的ネットワーク。
主流ではなく非主流、中心ではなく周縁。

大阪生まれの民俗学者が、「美食」「デザイン」「女性」「リベラルアーツ」「非主流」「ハイブリッド」「越境」「多国籍」という8つのキーワードから〈大阪とは何か〉を問いなおし、この街の忘れられた記憶を再発見する。

「大阪の中心を「船場」とする見方は、戦後、歴史学者の宮本又次によって学問的な裏づけがなされ、1990年代には、作家・文芸評論家の大谷晃一が一連の『大阪学』で、大阪を「キタ」と「ミナミ」で語る“定型的”な大阪観を定着させた。宮本と大谷に共通してみられるのは、大阪・大坂を、江戸・東京と対照させる姿勢だった。
しかし本書では、大阪を東京と比較したりはしないし、また西日本の代表だといった立場をとったりもしない。なぜなら、大阪は独自の土壌に、オルタナティブな文化をはぐくんできたからである。」(本文より)

※カバー画像が異なる場合があります。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

新・大阪学 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大阪を歴史・文化・建築などから見ていく書籍。ケチという様なよくあるイメージだけでなく、デザインにこだわったり多文化を取り入れる土壌についてなど、従来の大阪感を覆すような感覚に襲われる。

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    畑中彰宏「新・大阪学」(SB新書)
    キタ(梅田)とミナミ(難波)あるいは船場ばかりを語ってきた従来の大阪語りに対し、著者は天王寺・阿部野や堺、さらに河内や和泉まで含んだ大阪を語りたいと言う。

    建築家の村野東吾、南大阪の古寺の仏像、富田林の寺内町、堺の武器と茶道、堺屋太一と万博の太陽の塔、与謝野晶子

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   「新・大阪学」事始め
    第1章  美食~”魚庭“”菜庭”庶民の味
    第2章  デザイン~建築・美術・景観
    第3章  女性~文学とビジネス
    第4章  リベラルアーツ~知的ネットワークの系譜
    第5章  非主流~抵抗と批評の精神
    第6章  ハイブリッド~混交する聖と俗
    第7章  越境~ボー

    0
    2025年05月06日

新・大阪学 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

SB新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

畑中章宏 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す