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小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は新聞記者として世界各地を旅し、日本に辿り着いた。日本で民俗学が始まるより前に、民俗学的視線で日本人の暮らし・心を見ることができた八雲は、日本人がつねに「目には見えないもの」と交流していること、日本文化のある部分が失われつつあり、それに日本人自身が気づいていないことを察知していたのである。民俗学者・畑中章宏が、八雲の旅と心を追体験しながら描き出す、130年前の日本。
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Posted by ブクログ
開国し 西洋文明が流入する明治の日本列島。変化の時代を見つめ、それまで培われていた、列島にすむ人々の「美しい」民俗を書き残した 小泉八雲。同時代に日本の変化を目の当たりにした外国人、日本の文学者などと 比較しながら、小泉八雲の日本を見る目線の特異性について明らかにしている。 私は同郷の民俗学者 宮...続きを読む本常一が好きで何冊か民俗学 らしい本は読んだことが、この本を手に取るまで、小泉八雲ついて正直よく知らなかった。私が勝手に思うに、ウチに入りながら、かつ客観的な視点で記録していくという民俗学の中で
朝ドラ「ばけばけ」が面白い! ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は明治23年に来日。赴任先の松江にも近代化の波が押し寄せ、人々の暮らしを大きく変えていく時代で、とても興味深い。 "格"にこだわる没落士族や、住み込み女中の待遇など驚かされる場面が多いが、ハーンの目に映った日本がどんな...続きを読む国であったか知りたいと思った。 刊行された本の引用文を読むと文章の美しさに圧倒された。 『知られぬ日本の面影』上巻15編のうち「神々の国の首都」では、松江の朝が見事なまでに描写されている。 「この町の人々は米搗きの太い杵の音で眠りを覚ます。洞光寺の大きな鐘、続いて八雲の住まいに近い材木町の地蔵堂の太鼓の淋しげな音。最後には「大根やい、蕪や蕪」「もやや、もや」という行商の物売りの声である」と、八雲は繊細な耳で描きだす。 本書では怪談だけでなく「稲むらの火」の原作者が八雲だったこと。津波から村人を救った濱口五兵衛を「生神様」と崇める民衆の心理にもふれている。 盆踊りや精霊舟に心を動かされた八雲が、日本人の信仰心や文化にも目を向けていたことをあらためて知った。 母の愛を渇望した幼少期を過ごし、乳母が語ってくれた民話から自然や精霊への信仰心を養った八雲。世界を転々とし、最後に日本を「居場所」と定めた彼の著書をもう少し読んでみたいと思った。
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小泉八雲 「見えない日本」を見た人
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畑中章宏
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