夜明け前 第一部(下)(新潮文庫)
  • 完結

夜明け前 第一部(下)(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

3.6

参勤交代制度の廃止以後木曽路の通行はあわただしくなり、半蔵の仕事も忙しさを増す。時代は激しく変化し、鎖国のとかれる日も近づく。一方、幕府の威信をかけた長州征伐は失敗し、徳川慶喜は、薩長芸三藩の同盟が成立していよいよ討幕という時に大政を奉還した。王政復古が成り立つことを聞いた半蔵は、遠い古代への復帰に向う建て直しの日がやって来たことを思い心が躍るのだった。

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夜明け前 のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 夜明け前 第一部(上)(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    山の中にありながら時代の動きを確実に追跡する木曽路、馬籠宿。その本陣・問屋・庄屋をかねる家に生れ国学に心を傾ける青山半蔵は偶然、江戸に旅し、念願の平田篤胤没後の門人となる。黒船来襲以来門人として政治運動への参加を願う心と旧家の仕事にはさまれ悩む半蔵の目前で歴史は移りかわっていく。著者が父をモデルに明治維新に生きた一典型を描くとともに自己を凝視した大作。
  • 夜明け前 第一部(下)(新潮文庫)
    完結
    781円 (税込)
    参勤交代制度の廃止以後木曽路の通行はあわただしくなり、半蔵の仕事も忙しさを増す。時代は激しく変化し、鎖国のとかれる日も近づく。一方、幕府の威信をかけた長州征伐は失敗し、徳川慶喜は、薩長芸三藩の同盟が成立していよいよ討幕という時に大政を奉還した。王政復古が成り立つことを聞いた半蔵は、遠い古代への復帰に向う建て直しの日がやって来たことを思い心が躍るのだった。
  • 夜明け前 第二部(上)(新潮文庫)
    完結
    781円 (税込)
    鳥羽伏見の戦いが行われ、遂に徳川慶喜征討令が出される。東征軍のうち東山道軍は木曽路を進み、半蔵は一庄屋としてできる限りの手助けをしようとするが、期待した村民の反応は冷やかなものだった。官軍と旧幕府派の激しい戦いの末、官軍方が勝利をおさめ、江戸は東京と改められて都が移された。あらゆる物が新しく造り替えられる中で、半蔵は新政府や村民の為に奔走するのだった。
  • 夜明け前 第二部(下)(新潮文庫)
    完結
    880円 (税込)
    新政府は半蔵が夢見ていたものではなかった。戸長を免職され、神に仕えたいと飛騨の神社の宮司になるが、ここでも溢れる情熱は報われない。木曽に帰り、隠居した彼は仕事もなく、村の子供の教育に熱中する。しかし、夢を失い、失望した彼はしだいに幻覚を見るようになり、遂には座敷牢に監禁されてしまうのだった。小説の完成に7年の歳月を要した藤村最後の長編である。「島崎藤村 人と文学」(平野謙)、「『夜明け前』について」(三好行雄)収録。

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夜明け前 第一部(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    島崎藤村は文豪として知られるが、読書家の知人を見渡しても夏目漱石などと比べあまり読まれていないという印象を受ける。私自身島村には馴染みはなかったが、書店でふと目に止まりあらすじを見たところ引き込まれ、全4巻一気に読んでしまった。私が読んだ歴史小説の中で傑作中の傑作である。

    夜明け前の主人公のモデル

    0
    2017年12月17日

    Posted by ブクログ

    上巻はあくまで導入部分に過ぎないように思えたが、下巻で展開は大きく変わる。大胆な改革により馬籠は経済的な危機にさらされ、幕府の長州征伐は失敗に終わってしまう。それまで主人公たちが暮らしていた世界が変貌し、来るべき新たな時代がようやく顔を覗かせた。第二部ではもっと波乱の展開になることを予測しつつ、あく

    0
    2022年08月16日

    Posted by ブクログ

    「夜明け前」は、黒船が到来した幕末から明治維新まで、木曾路の庄屋兼宿の主を主人公として、時代の移り変わりを描いた歴史作品である。

    江戸と京都の中間に位置する木曾を舞台にした時点で、勝負は決まったようなものだ。

    江戸から京都へ、京都から江戸へ、そこを訪れる武士たちの様子によって、激しい時代の変遷を

    0
    2017年09月16日

    Posted by ブクログ

    幕末の街道沿いが慌ただしい。時代の変化に敏感な主人公らは特にそうだ。長州に征討令が出たり、薩摩面妖な動き、京が気になって仕方がない。そして遂に王政復古を迎える。政権交代でなく古代の出発点に戻ったのだ。歴史の反復でなく、新たな時代。自分たちが世の中を作っていく、そう思うと誰もが胸高鳴ることだろう。20

    0
    2020年04月26日

    Posted by ブクログ

    やっと半分読み終わった!
    なんとスケールのでっかい木曽の話。
    さて、第二部はどんな展開になるのでしょうか・・・?

    0
    2016年10月21日

    Posted by ブクログ

    読んだきっかけ:100円で買った。

    かかった時間:5/9-5/29(21日くらい)

    解説(帯より):参勤交代制度の廃止以後木曾路の通行はあわただしくなり、半蔵の仕事も忙しさを増す。時代は激しく変化し、鎖国の解かれる日も近づく。一方、幕府の威信をかけた長州征伐は失敗し、徳川慶喜は、薩長芸三藩の

    0
    2013年03月31日

    Posted by ブクログ

    第一部の上よりは、作品に動きが出てきたとはいえ、やはり冗漫の感は否めない。
    歴史の説明と物語内容が必ずしも有機的につながっていないから、どうしても必然性を感じられず、読んでいて退屈になる、

    長篇は、むずかしいのですね。

    それにしも長い!あと二冊って!!

    0
    2012年07月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    書き出しがあまりに有名な、幕末から明治にかけての馬籠宿を舞台にした島崎藤村の小説。なんとなく森鷗外「舞姫」のような文体を想像していたので、意外と読みやすくてビックリした。さて、本作の主人公・青山半蔵は、本陣の当主であり、参覲交代や長州征伐などさまざまなできごとを通して、激動の時代を描き出している。幕

    0
    2022年09月19日

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