残り火 ジャック・ケッチャム短篇傑作選2
  • 最新刊

残り火 ジャック・ケッチャム短篇傑作選2

小説・文芸
1,540円 (税込)

7pt

4.0

恋人に一方的に別れを告げられたドーラは、探偵事務所を介して高校時代の恋人ジムと25年ぶりの再会を果たす。幸せな家庭を築くジムに内心では複雑な感情を抱きながらも、家族ぐるみの付き合いをはじめるドーラだったが……。

ケッチャムの個性が暴走する悪夢的な表題作ほか、『オフシーズン』シリーズの最終作「エンドゲーム」など、中短篇計17篇を収録。世界の不条理と人生の不確実性を繊細な筆致で描き出してみせた不世出の天才ケッチャム。その全貌を網羅した日本独自編集の傑作選第2弾!

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ジャック・ケッチャム短篇傑作選 の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 冬の子 ジャック・ケッチャム短篇傑作選
    1,320円 (税込)
    スティーヴン・キング絶賛!  ケッチャムは、短篇も凄かった。 モダン・ホラー界の鬼才が贈る珠玉の19作。 『オフシーズン』の後日譚他、ブラム・ストーカー賞受賞の 「箱」「行方知れず」を含む、日本独自編集の傑作選登場。 『隣の家の少女』で知られるホラーの巨匠ジャック・ケッチャムは、短篇小説の名手でもあった。『オフシーズン』と『襲撃者の夜』のあいだを埋める恐怖体験を描く表題作ほか、ある箱を覗いてから食事をいっさいとらなくなった息子の姿を描く「箱」と、ハロウィンの夜に子供たちを受け入れようとする女性の物語「行方知れず」のブラム・ストーカー賞短篇賞受賞作2作を含む、日本独自編集の計19篇。現実的暴力と幻想的恐怖の果てに生まれる、静謐で哀切きわまる詩情。孤高の鬼才の精髄をご堪能あれ。 (収録作品) 収録作品 冬の子 作品 箱 オリヴィア:独白 帰還 聞いてくれ 未見 二番エリア 八方ふさがり 運のつき 暴虐 三十人の集い 歳月 母と娘 永遠に 行方知れず 見舞い 蛇 炎の舞
  • 残り火 ジャック・ケッチャム短篇傑作選2
    1,540円 (税込)
    恋人に一方的に別れを告げられたドーラは、探偵事務所を介して高校時代の恋人ジムと25年ぶりの再会を果たす。幸せな家庭を築くジムに内心では複雑な感情を抱きながらも、家族ぐるみの付き合いをはじめるドーラだったが……。 ケッチャムの個性が暴走する悪夢的な表題作ほか、『オフシーズン』シリーズの最終作「エンドゲーム」など、中短篇計17篇を収録。世界の不条理と人生の不確実性を繊細な筆致で描き出してみせた不世出の天才ケッチャム。その全貌を網羅した日本独自編集の傑作選第2弾!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

残り火 ジャック・ケッチャム短篇傑作選2 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても良い仕事だ。ケッチャムの未邦訳作品がまだある事に希望が持てる。彼はいなくなってしまった。それでもまだ、彼の作品に触れられるかもしれないからだ。
    傑作選とタイトルに入れているだけの事はある。どの短編も強烈で、脳みそのシワの中に血と暴力、絶望と冷徹さをじわじわと差し込んでくる。
    「日曜日」や「勇敢な女の子」、「残り火」は言わずもがなだが、個人的にベストは「ライフル」だ。サイコパスを独自の視点で描かせたらケッチャムは異様なまでの迫力を叩き出す。
    彼がこの作品群を遺してくれた事に、存在してくれた事に。良い仕事をありがとう。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    ジャック・ケッチャム『残り火 ジャック・ケッチャム短篇傑作集2』扶桑社ミステリー。

    2018年に亡くなったジャック・ケッチャムの短篇傑作集の第2弾。中短篇小説17篇を収録。表題作の『残り火』だけが中篇で、他は全て短篇である。

    第1弾を読み、ケッチャムは短篇よりも長篇の方が面白いと思ったのだが、本作を読んでから考えが変わった。短篇もなかなか良いではないか。

    世界は不条理という理屈に支配され、誰もが報われない人生をただ過ごすのみ。ケッチャムはいずれの短篇でも人間の幸福の一欠片も描いたいない。それこそが、嘘偽りの無い本当の人生なのかも知れない。


    『エンドゲーム』。あの『オフシーズン』シリーズの最終作らしい。食人族の一家がついに最後を迎えるのだが、最後は本当に呆気ない。

    『ライフル』。言いしれぬ恐怖を感じる短篇。最初の『エンドゲーム』では肩透かしを食らったが、この短篇は最初から最後までが本当に凄いと思った。母親が10歳の息子が隠し持っていたライフルを見付ける。ライフルには実弾が実装されていたのだが、母親は使われなくなった地下貯蔵室でさらにおぞましいものを目にする。

    『幽霊ストリッパー』。ホラー短篇。元古本屋の店をバーにした男は青いオウムのサムを店の看板にしていたが、女子大生のストリッパーを雇い始めてから店は繁盛していく。そんな中、ストリッパーの1人が何か得体の知れないものの視線を感じると言い出す。

    『父と息子』。迫り来る死への恐怖を描いた短篇。夜中にバスルームに入った年老いた父親は130キロもある息子がバスルームのドアの前で倒れ、バスルームに閉じ込められてしまう。

    『商売』。なかなかブラックな短篇である。成功して大金持ちになった兄の商売を横取りするために殺し屋を雇った弟に待ち受けていたのは。

    『教訓』。世の中は正と負のバランスの中にある。良いこともあれば、悪いこともあり、勝ち逃げは出来ないのだ。愛する妻と遅ればせながらハネムーンに出掛けた夫は旅先で財布を落として落胆するのだが、ホテルに戻るとメッセージが添えられ、財布が届いていた。奇跡はそれだけではなく、友人と飲みに出掛けて父親の形見の指輪を無くすのだが、それも誰かがメッセージを添えて届けてくれた。しかし、28年もの間、連れ添った妻が買物に行った酒屋で強盗に射殺される。酒屋のレジにはあの見慣れたメッセージがあった。

    『日曜日』。人生に於いて人格や習慣がガラリと変わる時がある。読めば読むほどに残酷な物語である。リスをライフルで撃ち、シチューにして食べることを普通にしていた父親と子どもたち。ある日、父親は木から落ちて怪我をしたリスを手当てして、子どもに与える。リスに名前を付けて可愛がる子どもたち。

    『ふたご』。偶然に父親の最後を目撃したことから双子の姉と弟は近親相姦という地獄に堕ち、母親は宗教に光を見出そうとする。どこまでも幸せというゴールには辿り着けない悲しい双子の姉と弟の人生の物語。

    『ドジ女のサンディエゴ大虐殺』。タイトル通り、ドジな女がやはりドジな友人女性とあの手この手で夫を殺害しようとする話。ブラックなコメディのような展開が連続する。

    『怪物』。ケッチャムはどんな怪物を描くのかと期待したのだが、怪物らしい怪物は登場しない。旅行ライターの主人公がニューヨークで出会った人懐っこい犬とギリシャで出会った盲目の攻撃的な黒犬と母親の飼っている年老いた犬の話。

    『そのロックポートじゃ天国に行けない』。不穏なものを感じさせるラスト。ニューヨークの余り流行っていないバーに子供を連れた男が来店する。バーテンダーは男にワインを勧め、ひとしきり飲んだ後、男は子供と店を出る。バーテンダーは男の様子からその背後にある真実を知る。

    『勇敢な女の子』。物事の全てには裏がある。二律背反は常に同居しているのだ。4歳の女の子が911に母親が風呂場で転倒して、大怪我をしたことを伝える。そればかりか、母親の命を救おうとバスタブの栓を抜き、溺死を未然に防いでいた。

    『オールディーズ』。最初は一体何の話か解らなかったが、読み進むうちに施設に入っていた認知症の高齢女性を娘が自宅に連れて帰るのだが、高齢女性は様々なことが思い出せず、苦悩するというストーリーであることを知る。過去のこと、耳にした曲のタイトルが思い出せないという恐怖。

    『西部の死者たち』。ゾンビ物のホラー。

    『鼠の変身』。ケッチャムのデビュー前に書かれた未刊行の童話らしい。恐ろしくつまらない。

    『残り火』。ケッチャム唯一の未訳の中篇らしい。セックス好きの女を主人公にした歪んだ恋愛小説みたいな感じでケッチャムらしくない。恋人に一方的に別れを告げられた女が、探偵事務所を使って高校時代の恋人と25年ぶりの再会を果たす。

    『ヘンリー・ミラーとあのひと押し』。意外にもケッチャムはヘンリー・ミラーと交流があったようだ。ヘンリー・ミラーは『南回帰線』の、あの作家のヘンリー・ミラーである。しかも、この短篇はケッチャムにしては珍しいエッセイだった。

    定価1,540円
    ★★★★

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    怖さや嫌な気持ちとは違う 自分でも知らない心の隅にある何かを掘り起こされているような、そんなことには目を瞑って知らないふりをしていたいのに見せられているような黒いものを感じた いや、これを「こわい」というのかもしれない
    【ライフル】【勇敢な女の子】は特に印象に残った

    0
    2026年10月08日

残り火 ジャック・ケッチャム短篇傑作選2 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

扶桑社BOOKSミステリー の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す