キャラヴァンは進む―銀河を渡るⅠ―(新潮文庫)

キャラヴァンは進む―銀河を渡るⅠ―(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

3.6

旅を学ぶとは人を学ぶということであり、世界を学ぶということでもあった――。『深夜特急』では訪れなかったモロッコ・マラケシュへの道、飛行機でのトラブルがもたらした「旅の神様」からの思わぬプレゼント、『一瞬の夏』より始まった新たな夢。シドニー、アテネと連なるオリンピックへの視線、『凍』を書くきっかけとなる対話。無数の旅と出会いの軌跡が銀河のごとく瞬き巡るエッセイ集。

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キャラヴァンは進む―銀河を渡るⅠ―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     槍ヶ岳山行に持っていき、2泊目で読み終えたので、本書の内容に引き込まれたと言っていいと思う。

     1994年から25年分のエッセイのえり抜きが本書で、『そう、その通り』と、うなずきながら読み進める。若いころから著者の作品が好きでよく読んでいたが、本書のエッセイの中に、『四十年ほど前、二十代の半ばだ

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎の25年間のエッセイ集。深夜特急の旅、オリンピックの取材、作家との対談、ボクシングについてなど、どれも彼の世界の真ん中にあるものですね。25年にわたって、彼のシンプルで鋭い文体が全く変わっていないようにみえるのもまたすごいことだなと。

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    沢木氏の文章は沁み入ってくる。
    不思議と引き込まれる。

    旅に関する経験値が豊富で現地の温度や湿度、空の色や埃まで感じ取れ、あたかもディープな疑似旅行を体感させてくれる。
    スポーツへの造詣も深く当事者はさることながら見守る著者の心理も対比され、こちらも引き込まれる。

    タイトルにもなっている文中にあ

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

     ノンフィクション作家による紀行文。マカオ、上海、シルクロードが多めな印象。紀行文以外はボクシング、オリンピックなどに関する筆者の過去のノンフィクション作品の舞台裏に関する記述というか、宣伝がいくつか。
     「桃源郷」では世界の国々を見てきた筆者が、改めて日本の美しさ、特に田園風景に心を奪われた描写が

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    「深夜特急」の著書沢木耕太郎のエッセイ集。個人的には「凍」を書くきっかけになった山野井夫妻との対話が心に残った。できるだけ眼に見えるように書く、文章の書き方は的を得ているように思った。

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    深夜特急を夢中で読んだ頃を懐かしく感じて手に取ったけど、書くことについての各章が一番面白かった。
    (ボクシングとオリンピックはあまり興味無く…)

    まだ読んでいない「凍」に興味を持ち、次に読んで見ようと思う。

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

     古い、そしてとても短いエッセイを再編。「深夜特急」「凍」「一瞬の夏」「オリンピア」「壇」等々の長編ノンフィクションの周辺。

     いつもの沢木。

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    深夜特急ほどは楽しめず。
    ボクシングと井上康生の話は興味持てなさすぎて飛ばした。
    井上康生セクション長かった。

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    深夜特急で有名な著者によるエッセイ集。旅に関するものが半分、スポーツ、特にボクシングに関するものが半分というところ。後者についてはあまり感動するところがなく、この評価とした。
    カポーティ「犬は吠える」を折に触れて再読する習慣について綴った「キャラヴァンは進む」が最も印象に残った。「犬は吠える、がキャ

    0
    2025年02月24日

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