茶柱の立つところ

茶柱の立つところ

1,599円 (税込)

7pt

ありきたりな「いつもの暮らし」にも、ときどき小さな幸せがある

コロナ禍前から半分隠居状態、同居の猫とも少々ディスタンスあり気味な関係。たまに出かけることもあるが、基本的にひとりで過ごす。事件と呼べるほどのことは何も起きない極めて平穏な日々。そんな生活の中でふと見つけた「茶柱」のような、ささやかな発見や喜びを綴ったエッセイ集。

インスタグラムに現れる動物にほのぼのし、絶景に縮み上がる。ベランダ菜園で生まれてきた野菜たちを親父気分で歓迎する。気のおけない先輩たちとの「婦人会」で、暑苦しくなくお互いを応援し合う。幼なじみとのバスツアーで「おつまみこんぶ」とバスガイドの素晴らしさを噛みしめる。キャットタワーが捨てられなくてひとり途方に暮れる――。日常を面白がろうとする姿勢から生まれた、ユーモアあふれる着眼点に思わずクスッと笑ってしまうこと間違いなしの一冊です。

【プロフィール】
小林聡美(こばやしさとみ)
1982年、スクリーンデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活動。主な著書に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『読まされ図書室』『聡乃学習』『わたしの、本のある日々』など。

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茶柱の立つところ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小林聡美さんは唯一無二。エッセイの中で語りだすと、自然と頭の中に聡美さんの姿が浮かんで、動きだしたり、しゃべりだしたりする。長く俳優として第一線で活躍してきた人だからこそだと思う。

    自分より少し上の世代だけど、老いについてもユーモアたっぷりに考えていて、とても参考になるし、読んでいて楽しい気持ちに

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    つい先日久しぶりに映画「かもめ食堂」を見ていたので、読みながら始終小林聡美さんの声で脳内再生されて楽しかったです。小林聡美さんとは同世代なので、共感しかないエッセイ集でした。パスポートのお話しでもちょうど私も更新してたばかりなので、すごくすごくそうよね〜、となりました。昔より10年があっという間に感

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    世の中の変化を受け入れながらも、自分の信念を持ち続け、老いを楽しんでいる様子が文章に現れていて、非常に清々しい気持ちになれる本でした。(かもめ食堂をもう一度観たくなりました)

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    小林さんについて興味があったので、このエッセイを通して、たくさん知ることが出来ました!愛猫、旅行、料理、ピアノ等どのお話も興味深く読みました。なるほどと思ったのは「一生ものを信じない」!この言葉(お話)は、印象が強く、私のこれからの教訓になりそうです。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    大好きな女優さんなので読んでみたかった一冊。
    読むのは難しいのでオーディブルですけども。
    大女優さんですし、前回鑑読した俳優さんのエッセイのように自分を異世界へ連れてってくれるのかなと思って居ましたが、とても身近に感じられるエピソードばかりで親近感が湧きますし、小林さんのイメージそのもののような気が

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    自然体で書かれた、小林聡美さんのエッセイ。
    読む度に、共感したり、新たな発見があったり、いつ読んでも飽きない、良き一冊。

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    小林聡美さん大好き❤
    この自然な感じがいいのよねー。
    お一人を楽しんでいらっしゃるのね。
    でも、軽い感じの結婚会見もよく覚えているし。
    同年代だし、なんか一緒に進んでる感じがすごくいい‼️

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    気負いのない自然な文章にホッとする

    「つまるところ、一生ものとは、
    自分の体しかないのだ」
    断捨離スタートライン一歩手前のわたしにスッと入った言葉
    「急げば急ぐほど人生は短くなる」
    等々
    そうだよね、なるほどね、と素直に頷けるエッセイ

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    小林聡美さんは『かもめ食堂』の映画を何度も見るほど好きで、初めてエッセイを読みましたが、1番最後の文章が私も過去に同じことをして何度も後悔をしているので、共感がすごかった。

    0
    2025年12月26日

    Posted by ブクログ

    いつも自然体の小林聡美さん。
    エッセイも気取らず。
    慌ただしいこの時期に、ちょこちょこ読みすすめ、楽しみました。

    コロナ禍での自身の変化、楽しみかたに、小林さんらしさを感じました。

    ピアノの練習、婦人会、お姉さんとの旅など、自分自身が楽しんでいるのがすごくいいなと思いました。

    「豊かさとはどれ

    0
    2025年12月23日

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