日本の建築

日本の建築

1,056円 (税込)

5pt

4.0

西欧の建築に日本が出会って約一五〇年,建築家たちは日本建築をどう捉え,どう表現してきたのだろうか.たびたび災害に見舞われる日本で,たとえば村野藤吾をはじめとする建築家は「弱さ」や「小ささ」を大切にしながら,モダニズムとは異なる道を歩んだ.その精神を受け継ぎ著者は次へと歩を進める.日本建築の本質と未来.

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日本の建築 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    単なる二項対立でない建築史観は、近年の複眼的な歴史の再構築といった流れと重なるものであり、まさに今だからこそ生まれた本だと感じた。

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    読前にはタイトルを見て「日本の建築」ね、と軽く考えていた読者ではあるが、著者が「エッセイのようなものですませたくはなかった」と書いているだけに、深く心に迫る新書であると思います。まさに「日本の」とは何かを、国際的な時代の動きも含めて立体的に描かれている一冊。

    0
    2023年12月24日

    Posted by ブクログ

    やっぱり隈研吾さんが好き!

    文章も単純明快だから読んでいてストレスがない。(小難しい建築論を語るわけじゃないから、ただの建築好きにはもってこい!笑)

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    (2024/04/23 2h)

    建築について全く無知なわたしが「建物ってこんな面白く作れるんだ〜!」という驚きとともに建築について知りたいと思うキッカケになったのが、隈研吾の設計した建築群でした。

    建築に関する本を読むのは初めてでしたが、分かりやすく興味深いです。新書なので気負わずにサラッと読め

    0
    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    建築家 隈研吾氏が、日本の建築について8年にわたり研究した成果をまとめたもの。日本の建築といってもブルーノ・タウトが訪日した1930年代以降を対象としており、主として藤井厚二、堀口捨巳、吉田五十八、村野藤吾、丹下健三らについて述べている。建築家同士の対立があり、建築史の変遷をある程度つかむことができ

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    著者の隈研吾は現在日本で1番有名な建築家
    特に国立競技場の設計以降はその地位を確立したと思う。
    そんな彼が建築会の和の巨匠、大家などと言われることに抵抗があり、この本を角に立ったと初めにで書いている。
    日本の建築において海外の影響などはとても強く受けていることもよくわかる。
    しかしその反面、海外の有

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

     隈研吾。いまさら説明は不要であろう。「和の大家」(本人は強く否定)が論考する日本建築の伝統。注目する建築家として挙げたのが、藤井厚二、堀口捨己、吉田五十八、村野藤吾、レーモンド、ぺリアンの6名。特に「小さな建築」を標榜し、「増改築の達人」とも称される村野藤吾を熱く論じている。西欧的な時間概念に対す

    0
    2024年03月07日

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