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妊婦が大八車に轢かれたという凶事を耳にした長尾勘兵衛。駆けつけた先で、自分に顔も姿も瓜ふたつの同心、占部と知り合う。瓜を買い占め、卸値を吊り上げている悪党どもがいると憤慨し「かならずや証拠をあげてみせる」と息巻く占部を、勘兵衛は応援したくなるが……。この世は理不尽だが“うぽっぽ”がいる! 傑作捕物帳シリーズ第六弾。
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Posted by ブクログ
剣の達人ながら、血を見るのが怖い若い同心、鯉四郎。 父親は、上司の罠で自死に追い込まれ、汚職などの罪を背負わされていた。 今回の事件は、初めは不審が残る心中事件と大店の荷車に飛び込み腹の子が死んでしまうといった事故の2件。 点と点が合致し、鯉四郎の父の無念を晴らすことに。
今回は、何となく、穏やかな感じで終わって良かった。毎回、悲惨だったり凄惨だったりでは、読む方がやりきれない。なんか、若い二人が良い方向へ向かいそうで、安心した。
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