物語 江南の歴史 もうひとつの中国史

物語 江南の歴史 もうひとつの中国史

1,100円 (税込)

5pt

4.0

「中国」は古来、大陸に君臨した北方「中原」と経済文化を担った南方「江南」が分立、対峙してきた。湿潤温暖な長江流域で稲作が広がり、楚・呉・越の争覇から、蜀の開発、六朝の繁華、唐・宋の発展、明の興亡、革命の有為転変へと、江南は多彩な中国史を形成する。北から蔑まれた辺境は、いかにして東ユーラシア全域に冠絶した経済文化圏を築いたのか。中国五千年の歴史を江南の視座から描きなおす。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

物語 江南の歴史 もうひとつの中国史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中国が古代では江南が辺境であり、長く北方に対して優位に立てない歴史が続いたことが良く理解できた。現代でも文化的な差が北と南ではある様な印象があるが、その根拠がこの本に記されていた。

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    中国史において長らく政治の中心であった北方「中原」に対し、それとは気候風土がまったく異なる中で経済文化が発展してきた南方「江南」に焦点を当て、中国史を描きなおす。
    北方と比べ日本とも関わりの深い江南から見た中国史ということで勉強になった。
    現在の中国共産党政権は「1つの中国」を強調しているが、中国が

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    中国の歴史は長く、地域も広い。
    “江南”という地域を限定しても、やはり通史概論的にならざるを得ない。

    この本では、現在の地名でおもに「四川」「江蘇 安微 広西 浙江」「福建 広東」「湖北 湖南」の四つの地域でまとめてある。
    その為か何度も同じ時代が地域を替えて出てくるなど、なかなか読み込みに力がい

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    漢民族の目は概して北に向いていた。太古の長城の時代からソ連との対立の時代まで。

    しかしソ連は解体し、ロシアもライバルからパートナーへと力が落ちて来た(=中国が強大化した)事により、ここ30年の間にすっかり南方(江南)が中華となった感がある。沿岸部の経済発展然り、香港・澳門の返還然り、台湾への攻勢然

    0
    2024年01月20日

    Posted by ブクログ

    中国の歌やゲームで江南を題材にしたものがあり、江南は特別な場所であるという認識をしていた。江南だけに焦点を本は日本には少ないと個人的に思っていたため、本著にとても興味があった。

    結果的にやはり、中公新書のこの著者の本は、一般大衆向けではないように感じた。まあそれは当然のことかもしれない。中国の首都

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

    中国史の中では辺境として扱われる江南(南方)の歴史を辿る。ただ、江南も中国の一部であり、北方や中国全体の動きに連動する。本書を通じて思ったのは、中国全体や北方の話にもそれなりに紙面が割かれていたこと。
    長江下流域は、唐宋以降は経済の一大中心地であり、その帰趨は中国のみならず、世界史的な影響を及ぼして

    0
    2024年10月07日

物語 江南の歴史 もうひとつの中国史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

岡本隆司 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す