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言葉を書くということは,どんな経験だろう.それは技法の問題ではない.よりよく考えるための,自分と向かい合うための経験の場だ.このことは,同時に批評の方法へとつながっていく.経験としての書くということの意味を,考えるということの1つの方法として位置付ける,これまでの文章教室とは異なったユニークな講義.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
...続きを読むPosted by ブクログ 2010年02月09日
いかめしい名前だけれど、その中身はタイトルから想像されるよりもずっと和かい。不自由な言葉の自由さを感じることができて、もっと自分の頭にあることを言葉にしてみたいなと感じた。
七歳の男の子が書いたとという日記の言葉
ぼく かえる みつけた。
しみそう。
くさのところへ いきました。
こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
『敗戦後論』で良くも悪くも著名な筆者だが(高橋哲哉に代表的な「良心的」知識人からの批判等)、個人的には以前かなり救われた一冊。あくまでも個人的だけど、かけがえのない感動した本、マイ・ベスト10――あるいは、ベスト5でも入れるだろうなあ、と思う。数年来、どうも思ったような言葉にならず、我ながら腑に落ち...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月25日
日本語の使い方を丁寧に指導してくれる好著だ.このような講義を受けてみたいものだ.前半にためになると思われる指摘が多かったように感じた.例えば、p67 "終わりに美辞麗句.これは自分の文章を台無しにしようとしたら一番効き目のある特効薬です." 今はSNSに短い文を書くくらいしかない...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月05日
著者が明治学院大学でおこなった「言語表現法」の授業を再現した本です。
学生たちの文章に、著者の講評が加えられるとともに、文章を書くためのさまざまな工夫について考察が展開されています。著者の文章にはやや強めのクセがありますが、比喩の表現などには定評があり、本書の説明の中でも、なかなか言葉で説明しにく...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
考えるために書くこと、書き表すこと。硬派な見かけによらず、平易なことばと例えで語られて面白かった。現国の先生を思い出した、こんな先生の講義を受けてみたいものだ。
良い文章とは、1)自分にしか書けないことを 2)だれが読んでもわかるように書く
感動が深くても文章がいいことの保証にはならない。書きたいこ...続きを読む
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