喫茶おじさん

喫茶おじさん

1,485円 (税込)

7pt

人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。

松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、苦い過去を抱えていた。妻の反対を押し切り、退職金を使って始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。仕事、老後、家族関係……。たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。
『三千円の使いかた』で大ブレイクの著者が描く、グルメ×老後×働き方!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    258ページ
  • 電子版発売日
    2023年10月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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喫茶おじさん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何にもわかってないおじさん。
    そのおじさんが色んな事をわかっていく描写と、食べ物に関する描写がリンクしている。
    前半の食べ物に対する感想が「おいしいなぁ」(何もわかってない)
    から
    後半だんだん色んな事に気が付き成長していく過程で、食べ物に対して味だけでなく作る過程や味の深さ等もこと細かに描かれてい

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    おじさんの自分も松尾純一郎と同じ所がある気がして少し落ち込む。妻には紹介出来ない本。
    喫茶店で大失敗したけれども、喫茶店で自己を振り返り、喫茶店で人生をやり直そうとする。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    自分も周りが見えていない、自分をわかっていないおじさんですね。共感と教訓、そして憧れ。後半気になって一気読みでした。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    周りのみんなから、口を揃えるように、何も分かってない。と言われて、仕事もなければ家族の関係も冷え切っていて、苦しいなと思いながら、喫茶店でのメニューがどれもおいしそうで、救いだった。これだけ外に出掛けて、食べれてたら、どんな困難でも、まあなんとかなるかって思えるかもね。喫茶店巡りがいいなと思ったし、

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    喫茶店を巡る早期退職したおじさんの話が、なぜか心に染み入る。あぁ、純喫茶に行きたいなぁーと思わせる一冊。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    うちの両親も、30年くらい喫茶店をしてたんで、懐かしくなった。

    せめて、コーヒーメーカーで淹れたコーヒーとを休日だけでも飲みたいと思った。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    いるいる、こういう無神経おじさん。と思いながら読み進めた。

    ただこんな空っぽな人の目を通して見るために、登場人物のキャラクターがより濃く伝わってきた、この物語の構造は非常に楽しかった。20代の私にとっては少し先の人生を垣間見るようで面白かった。

    刺さったのは、「あれだけ仕事ができる」と思われた松

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    相変わらず原田さんは読みやすい、けどこのおじさんは好かない。笑
    各所からなんにもわかってないと言われてるけど、それでもなお喫茶店巡りを楽しんでるのがなんともモヤモヤ…。人にはそれぞれの事情があるし、悪い人じゃないんだろうけど、何やってんの⁉︎と突っ込みたくなる行動もしばしば。最後は良い感じに終わった

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    早期退職して夢の喫茶店を開いたおじさん。章ごとで会う人に“何も分かってない”と言われ、気落ちしつつも、喫茶店巡りをして人生を楽しんでいる。
    少しずつ判明する彼と周囲の人の関係性や現実のシビアさが身に沁みる。
    一度きりの人生、後悔しないように生きたい。固めのプリンと濃いコーヒーを求めて、喫茶店に行きた

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    喫茶店の描写はとてもよい おじさんが喫茶店に行ってメニューを開いてあれこれ考えるところや、「ああ、おいしいなぁ」と声に出していう姿などは本当に美味しそうで好感が持てた。が、ストーリー的には、、、おじさん、もうちょっと変われるでしょ!?頑張りなよ!と思ってしまった。

    0
    2025年12月02日

喫茶おじさん の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    258ページ
  • 電子版発売日
    2023年10月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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