ミチクサ先生(上)

ミチクサ先生(上)

913円 (税込)

4pt

4.2

ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、
道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、
心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、
東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出会いを果たす。

伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春。

日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ
「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。

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  • ミチクサ先生(上)
    913円 (税込)
    ミチクサが多いほうが、人生は面白い! てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。 夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、 道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、 心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、 東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出会いを果たす。 伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春。 日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ 「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。
  • ミチクサ先生(下)
    913円 (税込)
    皆が読みたい小説を書いてほしいんです! 「こんなに美しい富士山と海を、どんな文章でお書きになるのか、読んでみとうございます」 鏡子の言葉は、金之助の胸の奥を揺り動かした。 英語教師として松山で子規と過ごした金之助は、次に赴任した熊本では鏡子を迎えて新婚生活が始まる。 英国に留学している間に子規は亡くなり、帰国すると帝国大学の教師に。高浜虚子から子規ゆかりの句誌 「ホトトギス」に小説を書いてほしいと頼まれ、初めて書いた小説「吾輩は猫である」が大評判に。 やがて東京朝日新聞の社員として連載した数々の小説で国民作家となり、後進の文学者たちにも多大な影響を与える。 処女作「吾輩は猫である」がいきなり評判となり、「坊っちゃん」で国民作家に。 『機関車先生』『いねむり先生』に続く「先生」シリーズ第三弾! 日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ 「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。

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ミチクサ先生(上) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月05日

    登場人物が、生き生きと描かれ人間模様がとても面白かった。夏目漱石と正岡子規が親友であったこと、高浜虚子、河東碧梧桐、森鴎外、寺田寅彦など、著名な人物との関わりなど、知らないこと多くびっくりだった。

    夏目の兄の言葉が心に響いた。
    「一冊の本を読むことは、舟で海に漕ぎ出すようなもの  一頁一頁をめくる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    ノボさんとの関係がすごく良い。
    学問をする、という事に凄く真剣で、これを高校生の時に読んだりしたら、思わず「私なんて大学に行く資格ない」って思ってしまっただろうな…

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月11日

    夏目金之助と正岡子規の出逢いとその後の関係は、我々が思いもつかないような、深く鋭い関係であった。作者の伊集院さんの話づくりは素晴らしい。読みやすい、素敵な、作品です。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月13日

    新聞に連載されていた時から、まとめて読みたいと思っていたところ、文庫本が出たので夏休みに読んだ。

    夏目漱石と正岡子規。学生時代に育まれた友情は、長く影響を与えるものなのだ。そして、時代に仕事を残す人は、見合う他人を惹きつけるものなのだと思う。11年の作家生活の中で一作一作新境地を切り開いた夏目の畏...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    文豪金之助(漱石)と子規との友情物語。
    まるで筆者の伊集院静が漱石とラップ
    するように思えたのは私だけか。

    漱石も筆者も肉親や友を亡くし、それで
    も時と共に悲しみを癒し、後世に伝わる作品を残してゆく。
    松山、伊予を旅してみたいと思った一冊だ。

    0

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