数学の影絵

数学の影絵

990円 (税込)

4pt

3.5

本書所収のエッセイ「林檎の味」では感覚の本質、「数学とは何か」では公理主義と抽象化、「四色の地図」は集合論、数学基礎論、位置解析学と展開して四色問題に及ぶ。日常の何気ない生活のなかにこそ数学の抽象的な概念は生起し、そこに数学の影を認めることができると著者は説く。影の裡にある無限の広がりと深さを縦横無尽かつ軽妙に綴った数学エッセイ。第1回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

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数学の影絵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月02日

    「零の発見」で有名な吉田先生のエッセイ。吉田先生の本は、「零の発見」以外は、「函数論」「ルベグ積分入門」のいわゆる専門書を読んだことがある。
    どれも丁寧にわかりやすく書かれており、初学者が道に迷うことのない配慮がなされている名著たちである。

    そんな吉田先生のエッセイを初めて読んだ。驚いたのが、中谷...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月22日

     『零の発見』で著名な数学者によるエッセイ集。  

     所収の「数学とは何か」や「四色の地図」では比較的理論的な問題が取り上げられているが、多く日常生活を題材に取り、その中で数の意味や数学的捉え方を、分かりやすく説きあかしてくれる。

     80年以上前に発表されたものもあるが、ユーモア溢れる文章で、古...続きを読む

    0

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