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Posted by ブクログ 2019年10月06日
吉田松陰
処刑前日に書き終えた遺書「留魂録」
身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも
留め置かまし 大和魂
無念のうちに散ったの思える松陰も
留魂録の中ではこう言っている。
人それぞれの人生には四季がある。
10代で死ぬ者も、その人生の中には四季があると。自分の29年という人生も、実は身を結んでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月31日
吉田松陰が死の前日に書いた遺書であり、自らの魂を受け継がせる塾生に宛てた手紙である。
留魂録を読み、死ぬこととはどういうことか、その日まで自分の命をどう使うか、その死生観を考えさせられ、30歳の若者が死の前日にここまで落ち着いた文章で、自分の人生を総括できるものなのかと驚嘆する。
松陰の死生観と至誠...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月22日
全訳されているため、意味は現代語で理解できる
自身の誠を持って話せばわかってくれると
最後まで信じていた吉田松陰が死を前に
門下生を焚きつけた文章。
→間部詮勝暗殺計画を自ら口走ってしまった
人には何歳で人生が終わるとしても四季がある
→その中でどんな実を結び、次の種をつくるのか
飛耳長目、外...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月23日
「留魂録」は、幕末の長州藩において、維新回天の原動力となった志士を幾人も育てた吉田松陰の遺書です。この訳は大変読みやすく、後半は松陰史伝も載っているのでオススメです。
中身は門下生に宛てた後事を託す内容になっています。刑死するに至る顛末のほか、死前の獄中生活において出会った有志の士の紹介、そして死...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月24日
まず疑問に思ったこと。留魂録は果たして遺書か?それとも遺言か?どちらでとらえるかで、松陰の伝えたかったメッセージの意味が違って見えてくる。著者は遺書ととらえている。死生観を綴っているところは特にその印象が強い。しかし私はこれを遺言ととらえた。なぜなら、松下村塾の門下生はその意思を受け継いだからだ。松...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月23日
@yonda4
安政の大獄で死刑になった吉田松陰が獄中で書いた、弟子への手紙。
松陰が弟子の高杉晋作からの「男子の死すべきところは?」という質問にこう返しているそうな
「死は好むものではなく、また憎むべきでもない。世の中には生きながらえながら心の死んでいる者がいるかと思えば、その身は滅んでも...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月04日
吉田松陰が門下生に充てた遺書、『留魂録』に、解説と松蔭史伝を加えたもの。「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも とどめをかまし 大和魂」という辞世の句を残し、この国の行く末を案じながら刑死した松蔭。死を目前にしてこのような文章を書けるというのは、生死を超越した悟りの境地に達していたからだと思う。
松...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月10日
吉田松陰が松下村塾門下生にあてた遺書。処刑の前日に書き上げられた。有名な、どの人間の生にも春夏秋冬はあるとの死生観には心を動かされる。例え不治の病を宣告されても、それは直ちに人生の終わりを意味しないと松陰は教えるのではないか。人生が秋を迎えたのだと捉えることで、そこにまだ生きる道を見出せるのではない...続きを読む
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