答えは市役所3階に~2020心の相談室~

答えは市役所3階に~2020心の相談室~

1,760円 (税込)

8pt

コロナ禍がもたらした、幾つもの「こんなはずじゃなかった」。市役所に開設された「2020こころの相談室」に持ち込まれるのは、切実な悩みと誰かに気づいてもらいたい想い、そして、誰にも知られたくない秘密。あなたなりの答えを見つけられるよう、二人のカウンセラーが推理します。『トリカゴ』『十の輪をくぐる』『あの日の交換日記』最注目の気鋭がストレスフルな現代に贈る、あたたかなミステリー。

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答えは市役所3階に~2020心の相談室~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もっとエッセイっぽいものを想像して読み始めた。
    でも全然違くて、コロナ禍のさまざまな人達の心を描いた、ピュアでリアルで伏線回収がとても綺麗で推理小説でもある。
    短編集かと思いきや、全部繋がってる。
    あの、お守りと共に。

    ほんとに頭の良い、人が善い作者なのが伝わる。
    勝手に今回の晴川さんのような人な

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍のカウンセラーのお話。カウンセリング受ける人は自分のことを全て開示しているとは限らないんよなあ。至る所にヒントは散りばめられているけど、毎回わっとおどろく展開。素晴らしい構成。また読みたい。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    コロナはホントに忌々しい。
    当時みんな疲弊していたね。
    こんな世の中になるなんて想像していなかった。
    1章からズッシリきた。
    未知のウイルスのせいで理不尽に夢も希望も吸い取られた人達の葛藤を思い出した。
    辻堂ゆめさん、やっぱりいい作家さんだなぁ。

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

     コロナ禍は社会の様相を一変させた。人生設計が狂ってしまい、不安や苛立ちでいたたまれなくなった人たちは多い。
     そんな、悩みに押しつぶされそうな人のため市役所3階に設置されたのが「2020心の相談室」だ。

     相談に゙訪れた人の話をじっと聴き気持ちに寄り添いながらも、話されなかった事情やその真意まで

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    舞台は市役所の3階に開設された「2020こころの相談室」。コロナ禍による心の不調と悩みを相談するため、その場所を訪れた「どこかにいた、誰かの物語」でした。

    相談室の二人は雰囲気がよく、間合いも絶妙でした。誰かに話を聞いてもらいたいという気持ちを、しっかりと受け止めてくれていました。何よりも臨床心理

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    作家さん縛りで、タイトルで借りた1冊。コロナ禍に市役所にできた心の相談室に来る様々な人達の話。
    最初と最後がかちっとはまって読後感のよい
    1冊だった。
    カウンセラーの晴川が最後まで頭のなかにイメージがわかないのも、真っ白な心で対応していた晴川の特徴が現れてたからなのかな。
    個人的には2話の男性看護師

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    世界的に猛威を奮ったコロナ。当時の勤務先で急に待機期間の命令が出されてお仕事休みになったり、時差出勤になったりと不安になったのを覚えています…

    この本のお話しはクラブ活動や、就職など楽しいことを奪われた5人が心の相談室に行き、心が救われるお話し。
    どのお話しも素敵でおもしろくよかったんですが、途中

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の物語。
    数年前ならコロナ禍の話はしんどいので読みたくなかったけれど、今回は「こんな事、あったな〜」と出来事を思い出しながら読むことができました。

    「2020こころの相談室」という市役所3階に開設されたカウンセリングルームが舞台です。
    第1話  白戸ゆり 17歳
        将来の夢を失った。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    コロナ初期からもう5年かー。
    あの頃にコロナになり入院したな。
    その時にコロナの中で鬱々としている市民のために話を聞く相談室の二人。
    話を聞いて相談者の心が晴れる!
    感動系なだけではなく、ちょっとしたミステリーもあり、こういうの好きだなーと思った。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の困った人の市役所カウンセリング、と単純に読み始めたら
    カウンセラーの晴川と正木のやりとりもテンポ良く、カウセリングを受ける人も読み手もついつい引き込まれて行く
    また話していないことまで次々推理され、的確なアドバイスあり
    そして一人一人の相談は別物だけど
    ちょっとずつ繋がり、ラストは小道具も

    0
    2025年08月09日

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