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Posted by ブクログ
お姑(ばば)よい
ヌイよい
二人の語らいに
恍惚となりながら
読み進めたる
物語でありつつも
我にとって二人は
確かに存在した人生だと
感じつろう
押伏(おしぶせ)に生きた者らと比べ
我が人生がいかに
恵まれておったことか
であるのにひ弱なものと
なった我の半生を
恥ずかしく思うて今後は
二人のよに強く生きんと
考えたるよい
親兄妹、家族の為に
命燃やしたいと
願うばかりなり
そして
絶望と希望と感動に
満たされながら
読み終えたこの物語を
この神々しい文学を
いつまでも愛しく感じ
生きて行きたいと思うなりよ
(※文体は正確さを保証されていません
素人の書くブログです
ご了承ください)
Posted by ブクログ
口減らしのための姥捨てなどの老人を切り捨てる方法。自然と向き合い、さらにその自然の懐に一生をゆだねると決めた社会の掟は、日本中どこでも見られた光景だったのかもしれない。嫁からお姑よい、と声がけ、姑からは嫁をヌイよい、と呼びかけ語り始める。その語りの中にが、互いを気遣う気持ちが伝わってくる。
60歳、死を覚悟の蕨野入り。垢だらけ、髪は抜け、皮と骨だらけ、そんな最期は本当に仏のよう。末期目は見えなくても、老人が老女たちをイチイやエノキなどの木の実に例えて、思い描くシーンに慈しみを思う。老い支度、まさに死への恐怖を死への覚悟と変えてくれる本だと思う。還暦巡って零歳になるように、新たの命へと姑と嫁がつながる。まさに後に伝える昔話のようだった。
Posted by ブクログ
某所読書会課題図書:里とワラビ野の世界、重の森の墓所が設定されている中で、通常の生活をしている里の住民. 年齢を重ねることで、ワラビ野へ移住する老人たち.貧しい生活の中で集落全体が生き延びるための方策として、ワラビ野が設定されているが、そこで暮らす老人たちの何故か吹っ切れた生活態度が妙に親しみを覚えた.それに比較して、里の暮らしでは嫁に来た幼い娘が過酷な労働に耐えかねて自殺する件が何度も出てくるのは、読んでいて虚しさを感じた.老人たちは里へ支援に出かけることもあり、それなりの糧を得ているが、不作の年では自分たちが工夫して食糧を得ている逞しさが何故か微笑ましい.国が住民の生活をある程度支援する制度がない時代の話だが、自分たちの知恵を最大限に活用して生き延びていく時代が少し前までは普通のことだったことを再認識した.
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