塩と運命の皇后

塩と運命の皇后

836円 (税込)

4pt

3.8

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50年ぶりに湖の封印が解かれるとき、追放された悲劇の皇后の伝説が幕を開ける――。歴史収集の旅をする聖職者チーは、ある時立ち寄った湖のほとりで、ひとりの老女に出会う。亡き皇后の侍女だという彼女に導かれ、チーは皇后が幽閉されていた屋敷を訪れる。そこで老女は思い出の品々を手に語り始める。美しく残酷な真実と運命の物語を……。「あの方には異国風の美しさがあり、それはあたかも私たちには読めない言語のようだった。肩まで垂れた長い二本の三つ編みは墨汁のように黒く、顔は皿のように平らで、完璧に近い円形だった」――著者デビュー作にして2021年ヒューゴー賞受賞作。全2篇。

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塩と運命の皇后 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 塩と運命の皇后
    836円 (税込)
    50年ぶりに湖の封印が解かれるとき、追放された悲劇の皇后の伝説が幕を開ける――。歴史収集の旅をする聖職者チーは、ある時立ち寄った湖のほとりで、ひとりの老女に出会う。亡き皇后の侍女だという彼女に導かれ、チーは皇后が幽閉されていた屋敷を訪れる。そこで老女は思い出の品々を手に語り始める。美しく残酷な真実と運命の物語を……。「あの方には異国風の美しさがあり、それはあたかも私たちには読めない言語のようだった。肩まで垂れた長い二本の三つ編みは墨汁のように黒く、顔は皿のように平らで、完璧に近い円形だった」――著者デビュー作にして2021年ヒューゴー賞受賞作。全2篇。
  • 歌う丘の聖職者
    990円 (税込)
    追悼の間に蝋燭が灯され、蜜蝋と万寿菊マリーゴールドの香りが漂う夜。聖職者ティエンの死を弔う、「物語の儀式」が始まる。誇り高きティエン。慈愛に満ちた聖職者・・・・・・各々が亡き人を語っては、手にする蝋燭を吹き消していく。そんななか参列したティエンの孫の語りから浮かんだのは、高潔な故人とはかけ離れた姿だった。一本、また一本。そして、最後の蝋燭が消えた時、思いもかけないことが起きる・・・・・・。(『歌う丘の聖職者』)全2篇。ありふれた英雄譚が鮮やかに覆る。お伽噺の奇才、ニー・ヴォが紡ぐ旅の聖職者と記憶を伝える鳥の摩訶不思議な物語シリーズ続編!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

塩と運命の皇后 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近こういうのは読んでなかったのだけど、カバー絵が素敵だったので買ってしまいました。トラと同じ気持ちで、それで?それで?って次の展開が気になって一気に読みました。帯にも書いてあったけど、「皿のように平らな顔」ってのは、我ら平たい顔の一族のことかね。

    0
    2024年07月29日

    Posted by ブクログ

    1本目は読みにくく、「これは挫折するかも」とすぐに思いました。
    でも内容は、皇后の辛酸を嘗めた歳月の長さを肌で感じるようだったし、舞台となる架空の世界も、西洋よりは私たちにもう少し近い国の話のようであり、なかなか味わい深かった。
    2本目は逆に、どうなるのか先が気になって一気に読めました。聖職者たちと

    0
    2023年08月03日

    Posted by ブクログ

    2021年のヒューゴ賞中長編部門を受賞したファンタジー作品。著者であるアジア系アメリカ人女性の描き出す世界は中国やチベット、中央アジア、小アジアに近いような世界観で、まだ亡霊や人に変態する虎や、古代象(マンモス)などが普通に出てくる。内容的にはタイトル作の「塩と運命の皇后」と「虎が山から下りるとき」

    0
    2023年03月28日

    Posted by ブクログ

    ファンタジー世界のなかで語られる伝承や伝説を聞き取るという、入れ子構造のような濃密なファンタジー作品集。

    舞台となる現在の時系列のファンタジーの世界観ですら全容が語られていないのに、さらにその世界のなかの伝承や伝説にフォーカスを当てます。
    書く側からするとかなりの想像力と強固な世界観が必要となる作

    0
    2022年11月15日

    Posted by ブクログ

    きっとこれから長く続くでしょう。
    翻訳がチョット残念に感じる。
    英語をカタカナで表記していることに意味があるのだろうか?

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    これはこれは極上のシノワ風味ファンタジー。転生したら後宮の悪役令嬢みたいな流行りのエセ中華とは違います。
    2編の中編からなり、これがほぼデビュー作とちうから恐るべし。歴史伝承を記録する役割で各地を旅する年若い聖職者チーを中心に、愛と裏切りの逸話が語られていく。
    世界観や道具立てもよいが、女性が徹底的

    0
    2022年09月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二篇のうち、一篇目「塩と運命の皇后」は、幻想文学的でわたしには少々難解だった。聖職者チーと記録する鳥や、老女ラビット、その所有する思い出を纏った小物の数々から語り出されていくひとつなぎの話たち、その中で語られる皇后ーーパーツは魅力的なのだが、どうも好きになれそうにないような味で、これが賞を取るならヒ

    0
    2023年06月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     こうした枠物語は大好きです。
     一遍は物語りを聞き取る。
     もう一遍は自らが物語を語る。

     カターサリットーナーガラやマハバーラタ・アラビアンナイトがお好きな方にお勧めしたい一冊です。

    0
    2022年10月18日

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