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Posted by ブクログ
八人の若者にインタビューを行い、その人生経験を元に作成された本書。ルポルタージュ。
本書が出版されたのは、10年近く前、単行本で言えば15年も以前のものなのだが、読んでみると、とても現代的と言えるだろう。一流の大学を出ても就職出来ない人や、高校へ行くことに疑問や違和感を抱き中退しニートやフリーターになったり、就職できたとしても苦痛な環境(所謂ブラック企業)であったり、当時よりも今の環境そのものに苦しむ人が多いように思う。
人生という大きな縮図からすれば、生まれてから取材を受けるまでのそれぞれのインタビュアーの日々は人生の総合的に見ればほんの短い一時でしかないため、このインタビューはその過程を示すなどといったことがあとがきが書かれており、とてもしっかりとまとまって一人ひとりを描いている印象を受けた。
Posted by ブクログ
社会に出て就職することに対して多かれ少なかれ疑問をいだく8人の若者たちを取材し、彼らの内面にくすぶっている思いを明らかにした本です。
共感をおぼえることもけっしてすくなくはなかったのですが、このような「働くこと」を取り巻く問題について、それではどのように考えればよいのか、という問いに対して、本書はなにも答えてくれません。「働くこと」について著者自身がいだいている一定の主張を示すことが目的ではなく、むしろ「働くこと」についてのさまざまな人びとの意見を紹介するルポというべき内容なので、こうした不満は筋違いではあるのですが、こうした状況を個々人の内面へと還元してしまうことに対する違和感を拭うことができずにいます。
Posted by ブクログ
学校に馴染めず、高校中退した人々を取材し、内面を描く。
アトピーの話や、「勉強は楽しくなかったが、友達も少く休み時間に話をすることもないので、むしろ休み時間の方が手持ちぶさた」等、私の高校時代もそうだったよなあと思いながら読む。
引きこもりの項は興味深く読む。まあ想像していた通りがだ、色々な心の葛藤を読むと、私の回りの彼等もそういう気持ちで過ごしていたのかなぁと思う。
色々な価値観を知れることは楽しいが、一様に根底には「ゆとり」なのか、甘え、若いがゆえの軽率さが見てとれる。豊な日本で働かなくても何とかなる現状への甘え。
彼等の現状がどこに続くのか?と憤る。やりたくないことはやらず、嫌だと思うことは、色々負の面ばかり見て、言い訳する。どんな形であれ一人で生きていく事の重要さを思う。
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