世界鉄道文化史

世界鉄道文化史

1,320円 (税込)

6pt

4.0

鉄道とは、人類のドラマである!
その胸躍る軌跡のすべて

鉄道誕生から約二〇〇年――そこには、爛熟する豪華列車もあれば、等級制が生み出す人間模様もある。廃線問題が起こる一方で、座席や照明は進化し、激化するスピード競争はついにリニア開発までいたりついた。他に類を見ない独特な文化を生み運んできた鉄道の全軌跡を、第一人者が新聞や文学、写真や絵画を渉猟して描き切る、壮大にして無二の世界史!

「二等車は一等車の上流と三等車の大衆を分かつ、ちょっと曖昧な漠とした中間ゾーンであるだけに乗客心理は微妙であった。誰でも二等車に乗ると、あるいは乗れる身分になると、ほっと安心する。それでいい気になって、不遜な態度で乗務員に接する、知らぬ男女の二等客が思わぬ不倫関係で突如途中下車してゆく……」(「第六章 等級制と社会」より)

[本書の内容]
第一章 のびゆく鉄道
第二章 コンパートメントと大部屋式
第三章 無謀なスピード競争は終わったが、スピードはわが命
第四章 鉄道旅行の時代
第五章 鉄道快適化物語
第六章 等級制の人間模様
第七章 日本にもあった「一帯一路」
第八章 鉄道はデザインの宝庫
第九章 超高速時代と反芻
第一〇章 豪華列車からクルーズ列車へ
第一一章 芸術が描いた鉄道
第一二章 リニア新時代と鉄道の公益性

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鉄道好きにとって、趣味性と社会性を絶妙なバランスで両立させた良著です。

    鉄道史なんて手垢がついた分野だと思ってましたが、本著の工夫に溢れたテーマ選定や構成には唸らされました。著者の広い分野にわたる造詣の深さがしっかり結実しているという印象です。
    例えば、高速鉄道の章では、新幹線賛歌に終わることなく

    0
    2023年01月24日

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