裸の大地 第一部 狩りと漂泊

裸の大地 第一部 狩りと漂泊

1,980円 (税込)

9pt

『極夜行』後、再び旅する一人と一匹に、いったい何が起こったか。
GPSのない暗黒世界の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦!
探検家はなぜ過酷な漂泊行にのぞんだのか。未来予測のない世界を通じ、人間性の始原に迫る新シリーズの第一作です。
「この旅で、私は本当に変わってしまった。覚醒し、物の見方が一変し、私の人格は焼き焦がれるように変状した」
―――本文より

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裸の大地 のシリーズ作品

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  • 裸の大地 第一部 狩りと漂泊
    1,980円 (税込)
    『極夜行』後、再び旅する一人と一匹に、いったい何が起こったか。 GPSのない暗黒世界の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦! 探検家はなぜ過酷な漂泊行にのぞんだのか。未来予測のない世界を通じ、人間性の始原に迫る新シリーズの第一作です。 「この旅で、私は本当に変わってしまった。覚醒し、物の見方が一変し、私の人格は焼き焦がれるように変状した」 ―――本文より
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始
    2,530円 (税込)
    一頭の犬と過酷な徒歩狩猟漂泊行にのぞんだとき、探検家の人生は一変し、新たな<事態>が立ち上がった(『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』)。百年前の狩人のように土地を信頼し、犬橇を操り、獲物をとりながらどこまでも自在に旅すること。そのための悪戦苦闘が始まる。橇がふっ飛んで来た初操縦の瞬間。あり得ない場所での雪崩。犬たちの暴走と政治闘争。そんな中、コロナ禍は極北の地も例外ではなく、意外な形で著者の前に立ちはだかるのだった。裸の大地を深く知り、人間性の始原に迫る旅は、さまざまな自然と世界の出来事にもまれ、それまでとは大きく異なる様相を見せていく……。 <目次> 泥沼のような日々 橇作り 犬たちの三国志 暴走をくりかえす犬、それを止められない私 海豹狩り 新先導犬ウヤガン ヌッホア探検記 「チーム・ウヤミリック」の崩壊 *巻末付録 私の地図[更新版]

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裸の大地 第一部 狩りと漂泊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    極夜行と比べたらゆるいのかと思って読み始めたけど今回もグイグイと引き込まれて一気読みでした。次作が楽しみ

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月07日

     「四十三歳の落とし穴」という一章から始まる。旺盛な体力の勢いのまま冒険行を重ね経験値をあげていき、降下し始める体力と、積み上げていくことが可能な経験値が、いつか逆転を起こしてしまう。スポーツであればその帰結先は競技としての「敗北」だが、冒険行においてそれは「死」だ。

     本書では実例として河野兵一...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月19日

    白夜に極地を漂泊することでひとりの人間に芽生えた「思いつき」を辿るようなストーリーとなっていて読後感がよかった。極限状態で食い繋ぐ狩猟が筆者に哲学的な命題を突き付けたかと思いきや、間髪入れず陽気なJPOPの鼻歌に展開する表現力に脱帽した。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月07日

    2022/08/07
    ギリギリの時のウヤミリックとのやりとりが好きです。ネタバレになるので書けないのですが。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月14日

    空白の五マイルでは、地図上の空白を埋めた。
    極夜行では、地図上に時間をかけあわせて空白を作り出し、埋めた。
    本作では、自らの頭の中を空白にして、埋めていくという行為。本作は第一部で、自分だけの地図を創る旅に出ると筆者は言う。
    本作を読んでの感想は、
    筆者のいうように、現代人は計画がないと行動できない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    文体がくどくていまいち自分の好みではないけど、実体験者にしか書けない圧倒される描写。
    偶然アザラシがいた、だから生きられた、獲物を仕留められた。だからもう数日旅を続けられる。
    白夜の北極を犬一匹と橇を引いて徒歩。地図も時計もなし。食料は一応あるけど現地で調達。日常とかけ離れすぎですごい。

    広末涼子...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月23日

    未来予期せずにという漂泊旅の目的は面白い
    最後の方、時間感覚が狂っていったのも興味深かった。
    極限状態など体験したことがないし、したくもないが、こういうリアルに生と死を感じる体験に誘われてしまう人もいるんだなあと、疑似体験させてくれてありがとうと思う。

    文章は全体的には拙速な感じというか
    荒々しい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    いわゆる冒険家としてはかなりの冊数を出しているので、ほぼ作家と言ってもよいのではないか。文章も非常に達者でユーモアにあふれているのでとても読みやすい。いずれ冒険から離れても面白いものを書くんじゃないかと思っています。
    さて、極地探検ものをかなり連続して書いているので、新味は正直なくどちらかというと今...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年03月28日

    ーーあらゆる細密な情報が書きこまれた、私以外のすべての人にとっては完全に無用な地図。でもだからこそ、そこに書きこまれていることが私という存在そのものであるという、そういう地図。…そういう地図を、私はつくろうと思った。(p.284)

    時系列的には『狩りの思考法』の前段にあたる極地行。角幡さんとウヤミ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    いやあ、相変わらずすごいとこ行ってるなあ角幡さん
    死と直結する飢えとか絶対経験したくないわーー
    旅行行く時も事前にめっちゃ調べるし、
    その時その場を丸ごと体験してする、とかちょっと私には無理
    だからこそ、この体験記に興味津々だ
    本当の、体験ってもの
    自分自身で生きるっていうこと
    多分昔の人間がみんな...続きを読む

    0

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