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Posted by ブクログ 2023年04月07日
「四十三歳の落とし穴」という一章から始まる。旺盛な体力の勢いのまま冒険行を重ね経験値をあげていき、降下し始める体力と、積み上げていくことが可能な経験値が、いつか逆転を起こしてしまう。スポーツであればその帰結先は競技としての「敗北」だが、冒険行においてそれは「死」だ。
本書では実例として河野兵一...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月14日
空白の五マイルでは、地図上の空白を埋めた。
極夜行では、地図上に時間をかけあわせて空白を作り出し、埋めた。
本作では、自らの頭の中を空白にして、埋めていくという行為。本作は第一部で、自分だけの地図を創る旅に出ると筆者は言う。
本作を読んでの感想は、
筆者のいうように、現代人は計画がないと行動できない...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月20日
文体がくどくていまいち自分の好みではないけど、実体験者にしか書けない圧倒される描写。
偶然アザラシがいた、だから生きられた、獲物を仕留められた。だからもう数日旅を続けられる。
白夜の北極を犬一匹と橇を引いて徒歩。地図も時計もなし。食料は一応あるけど現地で調達。日常とかけ離れすぎですごい。
広末涼子...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月23日
未来予期せずにという漂泊旅の目的は面白い
最後の方、時間感覚が狂っていったのも興味深かった。
極限状態など体験したことがないし、したくもないが、こういうリアルに生と死を感じる体験に誘われてしまう人もいるんだなあと、疑似体験させてくれてありがとうと思う。
文章は全体的には拙速な感じというか
荒々しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月16日
いわゆる冒険家としてはかなりの冊数を出しているので、ほぼ作家と言ってもよいのではないか。文章も非常に達者でユーモアにあふれているのでとても読みやすい。いずれ冒険から離れても面白いものを書くんじゃないかと思っています。
さて、極地探検ものをかなり連続して書いているので、新味は正直なくどちらかというと今...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月28日
ーーあらゆる細密な情報が書きこまれた、私以外のすべての人にとっては完全に無用な地図。でもだからこそ、そこに書きこまれていることが私という存在そのものであるという、そういう地図。…そういう地図を、私はつくろうと思った。(p.284)
時系列的には『狩りの思考法』の前段にあたる極地行。角幡さんとウヤミ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月13日
いやあ、相変わらずすごいとこ行ってるなあ角幡さん
死と直結する飢えとか絶対経験したくないわーー
旅行行く時も事前にめっちゃ調べるし、
その時その場を丸ごと体験してする、とかちょっと私には無理
だからこそ、この体験記に興味津々だ
本当の、体験ってもの
自分自身で生きるっていうこと
多分昔の人間がみんな...続きを読む
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