黛家の兄弟

黛家の兄弟

1,881円 (税込)

9pt

第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。

道は違えど、思いはひとつ。
政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。

『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。
神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そんな中、黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。

令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!

~「神山藩シリーズ」とは~
架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された世界観で物語が紡がれる。

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黛家の兄弟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月12日

    前作も感服しましたが、本作も凄い。前作は特に心情・情景描写の巧妙さ、そして渋みあるストーリーにに惹かれましたが、本作はそれに加え、アクティブなストーリー展開に惹き込まれました。後々、前編・後編で映画になるかも、なんて。

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    Posted by ブクログ 2023年09月08日

    うわあ…、めちゃくちゃカッコいい小説だった!
    ここ数年で読んだ中で一番面白かった。
    新三郎が17歳のパートと、13年後のパートの2部制で、前半の新三郎の瑞々しい少年時代は読んでいて心が柔らかくなっていくようだったし、後半は策略と策略のぶつかり合いにハラハラして、最後の最後までまったく中だるみせず新鮮...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    人生とは?家族とは?
    という重厚なテーマを1人の若者の成長と出会った人々との絡みを通して語ってくれる。

    この作者の本ではこれが断トツで好き。

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    Posted by ブクログ 2023年08月03日

     前作とは異なり、極めて動的で政治的な世界の話だ。
    もしかすると、ミステリであったりするかもしれない。
     ただ、本作も強く胸に迫りくるものがある。黛家の人達の抑制の利いた生き方に。

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    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    神山藩シリーズ第二弾は、代々筆頭家老を勤める黛家の"三兄弟"が成長して行く姿を、三男・新三郎の目線から描いている。
    穏やかな少年時代を過ごしていた新三郎は、大目付・黒沢織部正の元へ婿入りしたことにより、目付として次兄・壮十郎の犯した"罪"を裁く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月06日

    江戸時代の架空藩、筆頭家老『黛家』の息子三兄弟を描いた時代小説

    藩の内紛に揉まれ、兄弟三人の運命と想いが引き千切ぎられ、筆頭家老の地位から転落する前半
    いつか返り咲く日が来るのではないか、という読者の期待を背負った後半の二部構成です

    巧みな心理描写に惹き込まれ、展開に息を呑みながら万感こもるラス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月01日

    ”本の雑誌”で気になってはいて、年末ランキングでの言及、どんでん系特集での取り上げなどを見て、いよいよ読んでみたくなったもの。北上次郎さんイチオシってこともあるし。結論としては、前作よりも好き。今回は、何なら前半クライマックスの盛り上がりの方がラストより良い、ってくらいに圧巻で、そこがポイント高し。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月22日

    「高瀬庄左衛門御留書」で衝撃を受けて以来の砂原浩太朗氏の時代小説。この方の書かれる文章は本当に読んでいて心地が良い。肩肘張ったところがないのに、なんとも格調高く、且つ当たりがとても柔らかいから、どんどん物語に没入していける。早くもまた次回作が待ち遠しい。

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    Posted by ブクログ 2022年11月02日

    終わりは想像通りでしたが、楽しい読書でした。砂原さんの小説には魅力的な女性が多いですね。第35回山本周五郎賞受賞作

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    Posted by ブクログ 2022年10月17日

    藩の筆頭家老を務める黛家の三兄弟は栄之丞、壮十郎、新三郎。主人公となる三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。冒頭の『空を覆うように咲ききそった桜が、堤の左右に沿ってどこまでも伸びている。その果てには、溶けのこった雪をかぶる峰々が、切り立つ稜線をつら...続きを読む

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