【感想・ネタバレ】黛家の兄弟のレビュー

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「黛家の兄弟」(砂原浩太朗)を読んだ。

泣いた。

こんなにも静かで透き通った文章を連ねてこんなにも熱くて心を打つ物語ができあがるのだな。

静かに移ろう季節を花の佇まいや野の鳥の鳴き声に託す文章がとても美しくハッとさせられる。

季節が移り変わるみたいに自然に、だけどふと気がついたらもうすっかり変わっていた、そんな黛新三郎であったよ。

『静寂がひろがるなかに、椋鳥のものらしい啼き声がまじる。秋めいた大気に、どこかひややかなものがふくまれていた。』(本文より)

あー震えた!

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2024年05月15日

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神山藩シリーズ2作目となる本作は三兄弟の絆、矜持、男気といったものが、波乱に満ちた時代の流れとともに描かれた感動作。
武士の世界を生き抜いていく中で黛兄弟が陥った事件とその理不尽な顛末から如何にして自分たちのあるべき道を切り拓いていくのか。どんでん返しもあってミステリーのような展開が凛とした空気の中で描き込まれていくストーリーに引き込まれた。久しぶりに寝る時間も惜しくなるほどに先が読みたくなる物語。

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2024年05月12日

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前作も感服しましたが、本作も凄い。前作は特に心情・情景描写の巧妙さ、そして渋みあるストーリーにに惹かれましたが、本作はそれに加え、アクティブなストーリー展開に惹き込まれました。後々、前編・後編で映画になるかも、なんて。

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2023年09月12日

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うわあ…、めちゃくちゃカッコいい小説だった!
ここ数年で読んだ中で一番面白かった。
新三郎が17歳のパートと、13年後のパートの2部制で、前半の新三郎の瑞々しい少年時代は読んでいて心が柔らかくなっていくようだったし、後半は策略と策略のぶつかり合いにハラハラして、最後の最後までまったく中だるみせず新鮮な気持ちで読んだ。
武家同士の出世争いあり、派手な大立ち回りあり、恋愛あり、RRRみたいなバディー感もあり。
エンタメ性たっぷりだけどそれらがスッキリとまとまっているのが本当すごい。
そして軸にある黛家の三兄弟の運命と絆に何度も胸を打たれた。
実写化してほしいなー!見てみたい。
歴史小説はほぼ読んだことなかったけど、言葉も昔っぽすぎず読みやすかったです。

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2023年09月08日

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人生とは?家族とは?
という重厚なテーマを1人の若者の成長と出会った人々との絡みを通して語ってくれる。

この作者の本ではこれが断トツで好き。

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2023年09月02日

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 前作とは異なり、極めて動的で政治的な世界の話だ。
もしかすると、ミステリであったりするかもしれない。
 ただ、本作も強く胸に迫りくるものがある。黛家の人達の抑制の利いた生き方に。

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2023年08月03日

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神山藩シリーズ第二弾は、代々筆頭家老を勤める黛家の"三兄弟"が成長して行く姿を、三男・新三郎の目線から描いている。
穏やかな少年時代を過ごしていた新三郎は、大目付・黒沢織部正の元へ婿入りしたことにより、目付として次兄・壮十郎の犯した"罪"を裁く立場となってしまう。その結果、父・黛清左衛門は病没し、次席家老・漆原内記が藩政の実権を握ることとなる…。
新三郎と黛家のおよそ13年の変遷が綴られた本書、とても重厚な物語で、様々な困難を排して成長してゆく人々の姿が感動的だった。

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2023年07月27日

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江戸時代の架空藩、筆頭家老『黛家』の息子三兄弟を描いた時代小説

藩の内紛に揉まれ、兄弟三人の運命と想いが引き千切ぎられ、筆頭家老の地位から転落する前半
いつか返り咲く日が来るのではないか、という読者の期待を背負った後半の二部構成です

巧みな心理描写に惹き込まれ、展開に息を呑みながら万感こもるラストまで、彼らの想いが目付となって生きる三男の目線で切々と心に迫ってきます

軽い話ではなく、読後軽く疲労が有りました
しっかりした読み応えの時代小説をお探しの方にお勧めです

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2023年05月06日

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”本の雑誌”で気になってはいて、年末ランキングでの言及、どんでん系特集での取り上げなどを見て、いよいよ読んでみたくなったもの。北上次郎さんイチオシってこともあるし。結論としては、前作よりも好き。今回は、何なら前半クライマックスの盛り上がりの方がラストより良い、ってくらいに圧巻で、そこがポイント高し。切なさの演出が素敵ですね。

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2023年03月01日

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ネタバレ

前作「高瀬庄左衛門御留書」に続き最高に面白かった。(これと比べてしまい、直前に読んだ「ギフテッド」の星を1個減らした)

主人公の黛新三郎少年期とその13年後の二章で構成される。少年期らしい熱血さが面白い一章が盛り上がりまくって急に13年後の二章になったので、その先の話が盛り上がるのかを少し心配したが杞憂だった。二章も抜群に良い。

次男の壮十郎を切腹に追いやった敵である筆頭家老漆原の懐刀となり10年余、長兄の栄之丞(えいのすけ)とも不仲になり、三十歳をこえた新三郎(織部正:おりべのしょう)は復讐を忘れてしまったのか?先の読めない展開が続く間も、気になるエピソードがどんどん展開されていく。

先の読めない緊迫感がずっと続き、なんどもどんでん返しがあった上で気持ちの良い解決を迎え、最後に用意された妻りくとの微笑ましいエピソードの読後感も最高に良い。

「高瀬庄左衛門御留書」と同じ神山藩での話だけど、重要人物のリンクはそれほどないので、こちらを先に読み始めても全く問題ない。

文中に花鳥風月が美しく描写されているので、綺麗な文章を読んで良い気分になる効能もあります。

親友の由利圭蔵、黒沢家の先代の織部正、りく、侍女のすぎ、最後に出てくるすぎの亭主、壮十郎が惚れた柳町の飯屋のおときと息子の壮太、折々で巡り合う元黛家の女中、最後は胡弓の名手のみやの女性としてのたくましさ、などなど、前作と同様に、登場するキャラクターに魅力があり、それぞれが思いもよらぬ役回りを演じたりするのがとても面白い。

素人意見ながら、作者の2冊を読んで、話の展開やキャラの活かし方がすごく上手いと思う。他の著書も読んでみようと思います。

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2023年01月13日

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「高瀬庄左衛門御留書」で衝撃を受けて以来の砂原浩太朗氏の時代小説。この方の書かれる文章は本当に読んでいて心地が良い。肩肘張ったところがないのに、なんとも格調高く、且つ当たりがとても柔らかいから、どんどん物語に没入していける。早くもまた次回作が待ち遠しい。

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2022年12月22日

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終わりは想像通りでしたが、楽しい読書でした。砂原さんの小説には魅力的な女性が多いですね。第35回山本周五郎賞受賞作

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2022年11月02日

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藩の筆頭家老を務める黛家の三兄弟は栄之丞、壮十郎、新三郎。主人公となる三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。冒頭の『空を覆うように咲ききそった桜が、堤の左右に沿ってどこまでも伸びている。その果てには、溶けのこった雪をかぶる峰々が、切り立つ稜線をつらねていた。息を吸うと、甘やかな匂いが胸にすべりこむ。黛新三郎は土手の下へまなざしを落とした。杉川の水面が春の光をはじき、まばゆい照り返しが並木のあいだを擦りぬけてくる』の書き出しと同様に、所々に挟まれている自然や花の描写が無駄なく滑り込ませてあるのが良かった。それぞれの個性が際立つ3兄弟の前に黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。漆原の策略に嵌められ、壮十郎は切腹となり、理不尽な顛末に翻弄されていく。十三年後の第二部では新三郎は「漆原の走狗」とも世間に言われ、読者も騙されそうになるが、実は兄弟の固い絆はしっかり結ばれていた。3兄弟の個性が光る中、清濁併せ呑む主人公・新三郎の造形に味わいがあった。大目付の黒沢の義父が婿として(順番通りに次男ではなく)3男の新三郎を選んだ理由が分かるのというもの。友人・圭蔵の裏切りなどや敵味方の白黒の断定を付けずに、来るがままに受け容れる新三郎の度量の大きさは天性のものなのだろうか。綺麗ごとで済まさない展開を描きながらカタルシスも感じられた。
時代物で圧倒的な人気を誇る藤沢周平さんは苦手だが、砂原さんには素直に肯けた本作、この「神山藩」シリーズは今後も続き、次作は来年発売予定だそう。

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2022年10月17日

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今村さんが剛なら砂原さんは静。今作も抑制された筆致ながら、鳥や草花が天然色の情景と音を添える。静かに雪が降り積もるように物語が流れていく心地よさ。やっぱり藤沢2世だ。「正だの義だのを求めるには、いろいろなものを見過ぎた」

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2022年07月30日

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時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾。山本周五郎賞、「高瀬庄左衛門御留書」の感動から一転、この作品は17歳の武士が主人公。静謐さはそのままに、乱刃あり、青春あり、躍動感あふれる時代小説。

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2022年06月01日

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生まれ持ったもの、どうしょうもないこと、汚いこと、欲がでてしまうこと、きれいなこと、精一杯なこと。
色んなものが入り混じった中で、人は生きるんやな。

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2022年05月28日

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2024.3.20
神山藩シリーズの第2作。第1作は主人公の老年期を舞台にした渋味の効いた物語でしたが、今作は主人公の兄弟が若者のためか、瑞々しさを感じました。物語の展開もどんでん返しが続き、わくわくする場面もありましたが、深い感動も覚えます。神山藩のモデルとなった地をいつか訪ねてみたいと思います。

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2024年03月20日

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ネタバレ

砂原浩太朗を読むのは3作目。
期待に違わぬ物語。
色々盛り込み過ぎで消化するのが大変だが、それも含めて堪能した。
数年後読み返してみたい。

作品紹介・あらすじ
第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。

道は違えど、思いはひとつ。
政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。

『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。
神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そんな中、黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。

令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!

~「神山藩シリーズ」とは~
架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された世界観で物語が紡がれる。

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2024年01月30日

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『高瀬庄左衛門御留書』に続く神山藩シリーズ第2弾。
作家は『カラマーゾフの兄弟』が念頭にあったというが、兄弟が素晴らしすぎて、まぶしいくらい。
野鳥のはさみが多くて、食傷気味。
んんん・・・という箇所がいくつかあったけど、
一気の読んでしまった。

『高瀬庄左衛門御留書』は周平ふうで、
『黛家の兄弟』はもちろん周五郎。
次は司馬遼太郎か?一平太郎でいけば。。。違うか。
本家は、日ノ本有数の藩らしく、
神山藩自体は北陸にある十万石くらいの藩らしい。
あまり北陸さ?は感じなかった。
次は『霜月記』を読んでみようと思う。

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2024年01月29日

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「高瀬庄左衛門御留書」に続く「神山藩シリーズ」第2弾。

神山藩で代々筆頭家老の家柄にある黛家。その三男坊、剣の腕も今ひとつ、覚悟もないまま道場の仲間とのんびり過ごしていた新三郎が大目付の家に婿入りするところから話は始まる。
兄弟の絆、友情、御家騒動、政争、謀略、裏切り、さまざまな要素を織り込みながら描かれていく新三郎の成長譚。

頼りなかった三男坊が選んだ道。上り詰めていく中で失ったもの。最後に明らかになる真実。そして成長した彼が得たものは。
最後のシーンで彼が思い浮かべたのが他ならぬ漆原内記だったことが印象深い。やはり権力を目前にするともっと高みにと思うのは武士の常なのかな。強かな家老になりそうな予感。

結婚後十余年経ってから妻・りくと互いの想いを打ち明けあったシーンはしみじみ良かった。
読後がすこぶるいいこのシリーズ、次は第3弾を読みます。

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2023年12月13日

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神山班で代々筆頭家老の池波正太郎柄である黛家の3兄弟、その三男の圭蔵が主人公。対立する次席家老の漆原内記、父と懇意にしている大目付の黒沢織部正とで、物語は進行する。
時代小説ではあるが、小説として、すんなりと入り込める一冊。兄弟間の強い絆が、うまく描かれている。心に染み渡る。

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2023年01月28日

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ネタバレ

本作も面白かった。次兄の覚悟には、涙。
登場人物たちは多弁ではないが、話す言葉に重みがあるように描写されていて、印象的な言葉が多く、この作家さんの作品は、各シーンが映像となって脳内に立ち上る。
図らずも最後に大きな権力を得てしまった主人公は、見方によっては、悪人にも見えるんだろうなあと、善人と悪人は単純に測れない、端から見るとわからないと描かれている様に思う。

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2023年01月21日

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ネタバレ

こういう長編の時代小説は初めてです。
最初は登場人物の立場などがごちゃごちゃしてしまい、わかるまで苦労しました
一族の繁栄、野心があり、裏切りなどもありますが兄弟の絆が感じられます。
小兄上の最期は描かれていないものの、そこに至るまでの経緯が重く、辛く、主人公の心の葛藤に心が痛む程でした

だれかの夢を見るのは、そのひとがどこかで思ってくれているから

幾度かこの言葉が出てきますが、それなら寂しさもいくらか紛れる気もします

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2022年11月12日

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ネタバレ

必ずしも清廉潔白ではない主人公。現実の世界ってこんなもんかな。一部を読み終わって高揚感でうわぁーって盛り上がったけど、二部でグレーに塗りつぶされた感じ。女性も男性も長所だけではなく短所も描かれたうえで魅力的な人物が多数出てきて楽しかった。

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2022年10月02日

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とても良く出来た面白い話です。
砂原さんお得意の神山藩を舞台に、筆頭家老・黛家と次席家老・漆原家の戦いが描かれます。
面従腹背が重なり合った複雑なストーリーで、そうなると普通どこかに矛盾を起こすことが多いのですが、この話はよく出来ていて簡単には破綻を感じさせません。もっとも、出来過ぎ感はどうしても残ってしまいますが。
単純な勧善懲悪では無いのが特徴ですね。主人公の黛家を追いやった次席家老もそこそこ善政を敷き、悪ではない。作中にもかかれていますが筆頭家老職をめぐる家同士の私闘の物語。主人公が白で敵役が黒というのではなく、どちらもグレー。ただ、より権勢欲が強い次席家老家の方が少し黒っぽい位の差です。
どんでん返し的なストーリーの面白さが際立ってしまい、その分藤沢さん的な叙情にはやや欠けるか気もします。でも、映像化、それも軽いTVドラマではなく重厚な映画化に向いているような気がします。

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2022年07月16日

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「高瀬庄左衛門御留書」に続く、神山藩を舞台にした第2作。と言っても、登場人物も年代も異なる全く別の話。時系列的には、本作の方が、前作より前か。前作は、下級武士の話だったが、本作の黛家は、代々筆頭家老の家柄。主人公、黛家の三男、新三郎は、大目付の黒沢家に、17歳で婿養子入りしたが、そこで、ある事件が起こる。そして13年後、義父を継ぎ、目付の職にある新三郎は、どう立ち回るのか・・・。神山藩を舞台にしたシリーズは、まだ続くよう。藤沢周平の海坂藩のように、神山藩の話がいろいろできていくのだとしたら、それは楽しみ。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

砂原さんの、草花や鳥や虫のちりばめ方が好きです。


黒田の舅の死にざまに心が引かれます。

義父がすでに生への執着を手放しているからだろう。庭の花がある時はらりと散るごとく
すでに役目は終えたとでも言いたげな静けさが全身を覆っていた。


自分の時は、こうありたいなぁ~


兄弟の死、それぞれの家族のありよう。
妬み。
妬み。
持って生まれた人と持たずに生まれた人。
持って生まれてさらに精進する人。
持って生まれても、ままならない人。


家を存続させて、なお、敵を倒すには?
どんな仕舞い方があるの?
もう、ラストはドキドキものでした!

読み終えて、表紙を見て、また涙がボロボロでした。




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2022年05月04日

Posted by ブクログ

ストーリー的には前回読んだ「藩邸差配役日日控」の方がおもしろかった。
こちらはオーソドックスな時代もの、という感じで、
ラストはまさにテレビの時代劇を見終わった気分。
結末には意外性はないものの、
所々でさらりと差し挟まれる花や野鳥の描かれ方が良い。

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

静かで丁寧な文調で、辛くて非情な出来事が多くて驚いてばかりだった。読ませるな〜と感心しっぱなしだった。最後の夫婦の場面は打って変わってほっこりした。

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

ストーリーはとても面白いと思うのだが、自分にはちょっとハードルの高い作品だった。
随所に出てくる目慣れない単語や、話言葉が頭にスッと入ってこず、辞書片手に読まないと理解できない自分が、残念だった。。。

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2023年04月28日

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