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生命を賭して著者が紡いだ、読者へのラストメッセージ
ずっと前に早世した妹といま余命宣告を受けた自分をつなぐことで見えてくる人間の孤独、湧きあがる思い、粉雪のように静かに舞い降りる記憶――。著者が闘病中に最後の作品と心定めて書き上げた絶筆「リヴァプールのパレット」。上質なセンチメンタリズムが内包された「僕たちの星」「彼女が悲しみを置く棚」。声帯を摘出したことを明かし、夫人が代読した藤井聡太王位の就位式祝辞――「声なき祝辞」の完全版を収録。
※音楽著作権上の都合により電子版と紙版で異なる箇所があります。
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Posted by ブクログ
癌闘病の中で書かれた作品
幼い妹との思い出
いつも2歳違いの兄の後をついて
同じことをやりたがった元気な子
不治の病で入院し
兄と同じ中学校に行きたいと
泣いた妹の為に医師である父親に
抵抗しついに通えるようになる
その間兄は毎日車椅子の妹に付き合う
再入院した時も毎日見舞いに行く
何だか切ない
姉からプレゼントされたビートルズ
妹にも聞かせて
彼女もファンになり
習いたての英語で訳詞を試みる
作家となり
イギリスの取材旅行を終え思い立って
リバプールへ向かう
セントピーターズ教会で思いがけない
エリナ・リグビーの墓を見つける
札幌で育った著者の感性が育まれた
風景が絡んで
過去を思い出して心がざわつく
そんな作品
生きているといろんな過ちを侵すけれど そうやって生きていくんだよね
そしていつかは逝くんだ
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