作品一覧

  • 権力は噓をつく――ベトナム戦争の真実を暴いた男

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻2,475円 (税込)
    権力者のメンツ、エスカレーションの必然性、内政とのバランス……。 ──戦争の構造は、驚くほど、いつも同じだ。 ---------------------- 1960年代、冷戦期に軍事アナリストとしてペンタゴンで働いていたダニエル・エルズバーグは、ベトナム戦争が権力者のメンツや選挙対策によってエスカレートしていくことに疑問を持ち、政府の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の暴露を決意する……。 ---------------------- インサイダーによるリークは正当化されるのか? 戦争はどのように作られ、継続するのか? なぜ権力者たちは、戦争を止めないのか? 彼らのメンツは、兵士や市民の命より大切なのか? 報道の自由とは? 国民の「知る権利」とは? ──戦争の構造は、変わらない。 ──権力は、その力の維持を自己目的化していく。 資料を縦横無尽に駆使しながら、推理小説のように一気に読ませる歴史ノンフィクション。 ---------------------- キッシンジャーは、米機が攻撃しているのは軍事関連、工業関連施設だとして空爆を擁護した。たまたま民家や病院に爆弾が落ちたこともあったが、民間人の死亡は気に留める必要なしと思ったのか、キッシンジャーはさらりと流して終わった。「一般市民の死者数はおそらく四〇〇名から五〇〇名にすぎません」(本文より)
  • パトリックと本を読む:絶望から立ち上がるための読書会

    小説・文芸

    4.4
    1巻2,574円 (税込)
    ハーバード大学を卒業した著者は、ロースクールへ進む前に、アメリカ南部の最貧地域の町で2年間、ボランティアの教師となることを決める。だが、劣悪な環境で育った黒人の生徒たちに読書を通じて学ぶ楽しさを教え、誇りを持たせたいという著者の理想は、最初からつまずく。読書以前に、生徒たちの読み書き能力は年齢よりはるかに劣っていたのだ。自治体に予算がなく人々に職のない小さな町で、生徒は将来を思い描けず、学校は生徒を罰することしか考えていない。それでも著者の奮闘の甲斐あって生徒たちは本に親しみはじめるが、当局の方針によって学校が廃校になってしまう。 ロースクールへ進んだ著者はある日、もっとも才能のあった教え子、パトリックが人を殺したという知らせを受ける。数年ぶりの彼は読み書きもおぼつかず、自分が犯した過ちに比べて重すぎる罪に問われていることが理解できていなかった。かつての聡明さを失った姿に衝撃を受けた著者は、拘置所を訪ねてともに本を読むことで、貧困からくる悪循環にあえぐ青年の心に寄り添おうとする。同時にそれは、ひとりの教師・法学生の自己発見と他者理解をめぐる、感動的な記録ともなった。
  • ドリーミング・ザ・ビートルズ:世界を魅了した不滅のバンドの物語

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻3,564円 (税込)
    愛とユーモアにあふれた斬新なビートルズ 史上最も影響力のあるバンド、ザ・ビートルズ。彼らはなぜ、こんなにも人々に愛されているのだろう? そして、解散から半世紀を経た今でも、彼らはなぜ私たちにとってこんなにも重要な存在なのだろう? 五歳のころからビートルズとその音楽に魅せられてきたローリング・ストーン誌の看板コラムニストが、彼らの過去、現在、未来を型破りな視点で考察し、なぜ彼らの音楽は今も私たちの耳に新鮮に響くのかをユーモラスな筆致で探る。 三十六の章タイトルは主にビートルズの曲やアルバムのタイトル(メンバーのソロ曲も含む)から採られ、それぞれの曲やアルバムが生まれた背景にある物語が思わぬ形で浮かび上がる。なかでも興味深いのはジョンとポールの関係についての洞察で、二人の曲作りや不思議なつながりに関してかつてない視座を与えてくれる。ジョージとリンゴの魅力にも目配りを忘れず、彼らの存在のユニークさを新たな角度から解き明かしている。 「これまでに書かれた最高のビートルズ本」と称賛され、NPR年間最優秀図書賞とヴァージル・トムソン賞(音楽批評部門)を受賞。ビートルズ愛に満ちた唯一無二のエッセイ。
  • それでも、世界はよくなっている

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    戦争、洪水、貧困……世界は恐ろしいニュースにあふれている。 世界はほんとにお先まっ暗なの? ——〈答えはNO!〉 --------------------------------------   民主主義の社会に暮らす人がいまほど多い時代はない。   学校に通う子どもの数も一番多いし、女の子の数も一番多い。   清潔な水やトイレを利用できる人の数もいままでで一番多い。   多くのアートが自宅のソファで見られるようになっている。   貧困率も下がっている。   気候変動を抑えるために森を守る人が増えている。   政治のトップには女性たちが入るようになった。 ——「ね、世界や人間は捨てたものじゃない。希望は簡単に捨てられないんだ」 データや事実を見れば、たくさんのよいニュースがある! たたかうに値する課題ばかりだ! -------------------------------------- 【目次】 ■はじめに ■第1章 人はやさしさと共感と希望にみちている ■第2章 政治はよくなっている——リーダーとドリームチーム ■第3章 美しい地球を取りもどす——環境を守る ■第4章 すべての人をすこやかに——世界に医療と衛生を ■第5章 みんながかがやける社会に——不平等をなくす ■第6章 アートってすばらしい——エリートでなくてもOK ■これからのこと ■おもな情報源 ■訳者あとがき --------------------------------------

ユーザーレビュー

  • それでも、世界はよくなっている

    Posted by ブクログ

    耳に入ってくるのは悪いニュースの方が圧倒的に多い

    民主主義社会に暮らす人の数が今ほど多い時代はない

    2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすると約束している国は75カ国以上
    中国は2060年までに
    インドは火力発電よりも太陽光発電にお金をかけている
    2050年までに世界の車の半分は電気自動車になるとの調査もある

    ワクチン接種を受ける子どもは、1980年は20%、2020年は86%に
    天然痘は3000年間も蔓延して何億人もの人の命を奪ったが、1796年にワクチンができて1980年には根絶した
    WHOとユニセフによると2000年以降18億人が水道などの飲み水を利用できるようになった

    0
    2026年08月04日
  • ドリーミング・ザ・ビートルズ:世界を魅了した不滅のバンドの物語

    Posted by ブクログ

    ビートルズ愛に満ち満ちたビートルズ賛歌。
    読んでて気持ちよくなってくる。
    どちらかと言えばジョン寄り。
    初めて買った洋楽シングルは「愛しのヘレン」
    初めて買った洋楽LPは「シェイブドフィッシュ」
    私はどっちが好きなんだろ。
    2人とも好きかなー。オススメです。

    0
    2026年04月24日
  • 権力は噓をつく――ベトナム戦争の真実を暴いた男

    Posted by ブクログ

    多くは映画で知っていたことだが、ニクソンが大統領選で有利になるよう南ベトナム政府に戦争継続の裏工作をしていたことや、主人公を貶めるためにした工作がウォーターゲート事件につながったことなど初耳のことも多く、面白かった

    0
    2025年11月17日
  • パトリックと本を読む:絶望から立ち上がるための読書会

    Posted by ブクログ

    ミシェルと、彼女が課した「本を読む」という課題に真摯に取り組んだパトリックとの間に実際に起きた出来事を描いた本書は、読書を通じて人はここまで変容し得るのか、思考はこれほどまでに転換し得るのかと、強い印象を残す内容であった。
    同時に、ミシェルのパトリックへの深いまなざしと、パトリック自身の変わりたいという揺るぎない意志にも心を動かされるものがあった。
    一方で、他者が介在できる範囲には限界があり、最終的には本人の意思に委ねられるという、社会の現実の一端を突きつけられたようにも感じた。

    0
    2025年09月28日
  • パトリックと本を読む:絶望から立ち上がるための読書会

    Posted by ブクログ

    数年に一度しか出会えないであろう素晴らしい本だった。読みながら学び、考え、文学を味わうことができる。

    0
    2025年02月12日

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