【感想・ネタバレ】それでも、世界はよくなっているのレビュー

あらすじ

戦争、洪水、貧困……世界は恐ろしいニュースにあふれている。
世界はほんとにお先まっ暗なの? ——〈答えはNO!〉

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民主主義の社会に暮らす人がいまほど多い時代はない。
学校に通う子どもの数も一番多いし、女の子の数も一番多い。
清潔な水やトイレを利用できる人の数もいままでで一番多い。
多くのアートが自宅のソファで見られるようになっている。
貧困率も下がっている。
気候変動を抑えるために森を守る人が増えている。
政治のトップには女性たちが入るようになった。

——「ね、世界や人間は捨てたものじゃない。希望は簡単に捨てられないんだ」

データや事実を見れば、たくさんのよいニュースがある!
たたかうに値する課題ばかりだ!

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【目次】
■はじめに

■第1章 人はやさしさと共感と希望にみちている
■第2章 政治はよくなっている——リーダーとドリームチーム
■第3章 美しい地球を取りもどす——環境を守る
■第4章 すべての人をすこやかに——世界に医療と衛生を
■第5章 みんながかがやける社会に——不平等をなくす
■第6章 アートってすばらしい——エリートでなくてもOK

■これからのこと
■おもな情報源

■訳者あとがき

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Posted by ブクログ

「闘うに値する」と信じることのできる希望を持つ本。

二酸化炭素の排出量を減らすのには、ガーデニングがガチで効果があるらしい。

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

ファクトフルネスと似ているな、と思いましたが、こちらの本が2022年出版なので、5年新しい。
子どもや若者向けに書かれたものでした。

内容は決して楽観的ではありませんが、希望はあるということを、説得力を持って語ってくれます。

私も何か小さなアクションを起こしたい、と思える本です。何か自分にもできそうな気がしてくる。
多くの人が、真剣に、前向きに取り組んでいる。私も、希望を捨てずに行動しなければ。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

フェイクニュースだけではなく、様々な差別あるいは環境保護や現在のあらゆることについてどのように改善されてきているか、について書かれている。
 子供向けであるが、わかりやすいので読んでみると自分ができることが明らかになろう。

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2022年07月25日

Posted by ブクログ

医療、社会、アート、文化、そもそもの人間、政治
昔に比べれば、すごく良くなっている。
自分たちにできることをする。

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

ニュースではこんな事件がありましたっていうのが多いけれど、実はこんな良いこともたくさん起こっているんだよ、という話を簡単にしてくれている。

振り仮名はないけど、文調は子供向けっぽいです。
でも口語調なので読みやすいし、頭に入ってきやすかったです。

話題になったFACT FULLNESSを簡単にした感じだろうか。そっちを最初の方しか読んでないですが、実は数字で見るとプラスなんだよってところとか似ています。

自分でも少しずつ何かできるといいな、できそうだな、と思わせてくれます。

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2022年10月17日

Posted by ブクログ

縦書きの本を読むことが多いので、横書きも読もうと思って手に取った。
ニュースで流れるのはショッキングなこと。ニュースに流れていない平和な情報にも目を向けてみようというのは一つの世の中の見方としていいと思う。
前向きに捉えて行動することと、問題を楽観的にとらえて危機感が薄れることが紙一重だなとも思った

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2024年09月24日

Posted by ブクログ

人々の目を引くセンセーショナルなニュースが強調されるため世界はどんどん悪くなり希望が少ないと勘違いしてしまうが、派手なニュースにはならないゆっくりとした改善や良い行いが着実に進んでいて、世界には希望がしっかりとある。
人は優しく、助け合うことができ、創造性のある存在である。
そして、政治への参加もかつてないほど多くの人に可能となっている。民主主義の普及率も史上最高である。
深刻な地球環境の問題に対しても、温室効果ガスの排出を削減する技術や、風力や太陽光などのクリーンなエネルギーや、電気事業者や、水素エネルギーを活用するためのインフラ整備と技術開発が確かに進んでいて希望が持てる。
医療へのアクセスや清潔な水とトイレへのアクセスは史上最も多くの人に確保されている。そして、先進技術により医療は新たなステージへと入っていく。
世界の貧困層はどんどん減少してきており、女性の教育やLGBTQへの理解と権利の保護も過去から比べると劇的に改善している。
そして、アートはかつてないほどに万人に解放され、無料で芸術を鑑賞でき、学ぶこともでき、発信することもできるようになっている。
世界はまだまだたくさんの課題を抱えてはいるが、希望をもって未来に進もう。

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

コロナ禍でよくないニュースや話題が広がる社会であるが、政治、地球環境、医療、社会、アート、それぞれの分野でよくなっていると筆者は紹介している。

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良いニュースより悪いニュースのほうが広がりやすい=脳が不安になりたがるから。
民主主義の世界に生きる人数は現代ほど多い時代はなかった。選挙に行く以外に民主主義の権利を行使する場面はない。
自分は小さすぎて何も買えられないと思う人は、夜寝ているときに蚊に悩まされたことがない人だ。

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

本書の理念に共感します。ただ、多くの子どもに読んでもらうことを考えると、長いこと、日本のこどもたちには具体的なイメージがわきづらい事例があることが気になります。ピックアップして子どもたちに紹介するか、同趣旨の端的な資料を探すのがよいと思います。

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2023年06月28日

Posted by ブクログ

悪いニュースばかり展開される社会で希望の溢れる事柄を集めた一冊。

政治、環境、医療、人権など誰1人残さない
ために希望的な動きや前に進むために自分たちがどんな行動をしていけばいいかが書かれており参考になりました。
よくないことに影響を受けやすい私たちの習性を踏まえたうえで身体障害者や女性などが政治の世界に入り意見を言えるようになってきていることや自分の声を上げることや伝えることが大切であることや今ある環境を守るためにもっと勉強することや行動を変えること、医療や衛生についても誰かが手を差し伸べ途上国の環境も改善していることなどいいニュースが世の中には溢れていることを知ることができました。

フェイクニュースに惑わされず、私たちにできる小さなことを積み重ねて誰も取り残さない明るい社会へ向けて行動していくことが大切だと感じた一冊でした。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

小学校高学年以上の夏休みの宿題にピッタリの一冊。子供版ファクトフルネスといった印象を受けました。ニュースには世界の紛争などネガティブなニュースが毎日溢れています。そういう情報を浴びていると「世界って悪くなっているのかな」と思わされたりします。でも実は悪いことばかりじゃないということを感じられる一冊です。

●クリックベイト
この言葉を子供の頃から知っているのといないのでは世の中を見る目がかなり変わってくるのではと思います。ニュース会社と言ってもクリックされてなんぼなんです。

●アートと文化が今ほど身近な時代はない
アートと言うと絵画のイメージですが映画や小説やゲームもアートの一部とすると納得です。人々は余暇をアートと過ごすことが多くなっていると言えます。それは平和な時代だからこそと言えます。

●小学生高学年向けで各トピックの概要的な本です
本書はふりがなを振ってある点や表現的に小学生高学年以上が読むのにぴったりだと思います。逆に大人の読者には表現がちょっと子供っぽいという印象を持つ方もいると思います。各トピックの概要的な本なので、興味があるトピックを掘り下げた本もあわせて読むと良いです。夏休みの読書感想文には書きやすそうな1冊です。

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2022年07月11日

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