【感想・ネタバレ】ドリーミング・ザ・ビートルズ:世界を魅了した不滅のバンドの物語のレビュー

あらすじ

愛とユーモアにあふれた斬新なビートルズ

史上最も影響力のあるバンド、ザ・ビートルズ。彼らはなぜ、こんなにも人々に愛されているのだろう? そして、解散から半世紀を経た今でも、彼らはなぜ私たちにとってこんなにも重要な存在なのだろう? 五歳のころからビートルズとその音楽に魅せられてきたローリング・ストーン誌の看板コラムニストが、彼らの過去、現在、未来を型破りな視点で考察し、なぜ彼らの音楽は今も私たちの耳に新鮮に響くのかをユーモラスな筆致で探る。
三十六の章タイトルは主にビートルズの曲やアルバムのタイトル(メンバーのソロ曲も含む)から採られ、それぞれの曲やアルバムが生まれた背景にある物語が思わぬ形で浮かび上がる。なかでも興味深いのはジョンとポールの関係についての洞察で、二人の曲作りや不思議なつながりに関してかつてない視座を与えてくれる。ジョージとリンゴの魅力にも目配りを忘れず、彼らの存在のユニークさを新たな角度から解き明かしている。
「これまでに書かれた最高のビートルズ本」と称賛され、NPR年間最優秀図書賞とヴァージル・トムソン賞(音楽批評部門)を受賞。ビートルズ愛に満ちた唯一無二のエッセイ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

作品紹介・あらすじ

「これまでに書かれた最高のビートルズ本」と称賛され、NPR年間最優秀図書賞とヴァージル・トムソン賞(音楽批評部門)を受賞。
彼らの音楽にはなぜこんなにも早すぎる人生が詰まっているのだろう? ローリング・ストーン誌のライターによる、もうひとつのビートルズ・アンソロジー。

*****

ザ・ビートルズの伝記、でもなければ解説本やデータ・ブックでもない。米ローリング・ストーン誌のコラムニストによるエッセイであり、率直に言えば、一人のザ・ビートルズ・ファンによる「俺はこんなにビートルズが大好きなんだ」的な本、といったところが内容としては一番近いような気がする。僕もザ・ビートルズが大好きなので、読んでいて楽しいことには間違いない。

でも、所々「おいおい」と思う場面もある。例えば僕がそれほど魅力を感じていない楽曲を「すごい作品だ!」と語っていたり、僕が大好きでたまらない楽曲を酷評していたり。ポールに対してかなり辛辣であったり(これに関しては「そうだよなぁ」と納得させられたりもしたけれど)。同じザ・ビートルズ・ファンでもかなり大きな齟齬があるような気がする。

面白く読み進めながらも、気持ちの片隅ではそんな思いを抱きながら最後の「謝辞」を読んでいて「あ、そういうことか」と腑に落ちた。著者自身、実生活で他の評論家とザ・ビートルズに対してさまざまな議論を交わしてきている。そして本書を書いた趣旨を「議論に決着をつけるためではない」「議論を始めるための本だ」と定義づけている。つまり他の評論家と交わしてきた議論を、今度は読者と交わしてみたい、ということなのだろう。そしてそれは決して不愉快な議論ではなく、同じザ・ビートルズ・ファン同士での熱い、だけれどもとても愉快な議論になるだろうな、と思う。本書を読んでいるとそんな議論の輪にぜひとも参加したい気持ちにさせられる。

0
2025年11月29日

「趣味・実用」ランキング