牧野篤の作品一覧
「牧野篤」の「「ちいさな社会」を愉しく生きる」「「つくる生活」がおもしろい」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「牧野篤」の「「ちいさな社会」を愉しく生きる」「「つくる生活」がおもしろい」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルからすると「農業しようよ」みたいな感じがするが、考察はそれを超えている。
多くの人が社会の中で居心地が悪くなっているが、それは自己責任の範囲を超えた事象なので自分をいじめることはない。
ひとつの事をコツコツ取り組むことが評価された製造業の時代が終わり、都市的消費文化への憧れも少なくなった今、社会の構造が変わってきていることに気づき、自分なりの対処法を考えることが必要だ。
多能工それは現代版の百姓ともいえるが、活躍の場は農業に限らず、生きている実感のあるコミュニティ形成と生業のありかたを変えていく動きだ。
(親・祖父母・曽祖父と時代によって社会の価値観が変わっていっていることに気づかせ
Posted by ブクログ
戦後の日本社会の変遷、大量生産の工業社会から個人化した消費社会への大きな流れ、が読みやすく俯瞰的に振り返られていて頭の整理になった。ひとつひとつは知っている出来事がストーリーとなり意味を持って捉え直すことができて面白い。
その大きな変化の中で社会が機能不全をおこしていたり人間は生きづらさを抱えていたりして、ひとつの解決として、著者が関わる里山プロジェクトが紹介されている。過疎化に悩む中山間地区とそこに新しい生き方を求める若者のプロジェクトからは新しい時代を感じられる。
タイトルから、農的な生活そのもののディテールが書かれているものと期待したが本書にそれはない。が、いい意味で期待が裏切られるのは
Posted by ブクログ
"この本を手に取ったとき、私は都会のサラリーマンやフリーターが農村で暮らす体験談だと思っていた。
この本は、社会学とでも言えばいのか・・
現代の雇用環境、行政の対応、若者の心理などを俯瞰するところから始まる。
名古屋で取り組んでいる里山プロジェクトが軌道に回るまでで話が終わる。
SF映画で描く未来は、高層ビルが乱立して、空中を移動する乗り物があり、ロボットが身近にある都会的な未来図が多い。でも、現実はそうはならないかもしれない。日本国内のみで考えると人口が1億超えている今から半分になる時代がくるといわれている。
今の半分の人口でこの国をどう運営していくのだろう。国家予算をみても借金
Posted by ブクログ
前半は、批判めいた文章が続き、読んでいて辛かったのですが、後半の事例紹介は、いろいろと勇気づけられるものが多く、読んでいて楽しかったです。
それだけに、前半部分は、不要だとは言いませんが、もう少しコンパクトでもいい気がしました。
本当に伝えたい後半に達する前に離脱する人が多いと思われるからです。
※途中から読めば、問題はないのですが…。
ちなみに、この本、少子高齢化が進む中で、仕事や人間関係や地域社会を、どのように捉えればよいか、また、どのように変えていけばよいかについて、「つくる」をキーワードに書かれた本です。
「少子化を防ぐ」、とか、「高齢化に対応する」のが目的ではなく、一