作品一覧

  • 「つくる生活」がおもしろい
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    生き心地のいい小さな社会が生まれている! 前作『農的な生活がおもしろい』から、さらに進化。衰退期に入った日本社会で、どうすれば自分の生活基盤を立て直すことができるか、居場所をつくることができるかを、各地に出向きサポートし、その現場(長野県飯田市、千葉県柏市、北海道富良野市、愛知県豊田市など)をレポート。人びとが孤立しあい、「生きる力」の育成ができないような社会に未来はない。円(カネ)よりも縁(つながり)が、一人ひとりが社会のフルメンバーとして生きる実感を感じられ、一歩でも前へ進む駆動力を発動させる。これからの日本社会のあり方を提案する問題作!
  • 農的な生活がおもしろい
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    会社やお金に縛られず、小さく、気楽に暮らす生き方。 『里山資本主義』が日本を動かしている!本書は、10年以上前から、会社やおカネに縛られない新しい社会(コミュニティ)をつくりだそうと、各地に出かけて行っては地域社会を元気づけてきた東大教授である著者の、はじめての一般書。 以前、朝日新聞に掲載された「中高年のための人生リバイバルプログラム」という記事などにより、その活動が広く知られるようになった著者。そして実現したのが本書でも取り上げる「豊田市の里山プロジェクト」。さらに、都会でもできる「農的な生活」を試行中。新しい自分が花開くヒントが見つかる一冊。
  • 「ちいさな社会」を愉しく生きる
    -
    1巻1,540円 (税込)
    老いを豊かに変えるためにできること! 研究室を飛び出し、全国各地の高齢化や過疎化に悩む地域に出向き、コミュニティの活性化に取り組む東大教授が、起業人生の先、どうすれば老いを豊かに生きられるか、どういうコミュニティが高齢者も居心地よくいられるかを提案。日本のあちこちに生まれている子どもから高齢者まで、いきいきと暮らす「ちいさな社会」を紹介! たとえば、都内で空き家を利用して行われているお茶の間づくり、都市近郊の限界団地を活性化させる茶論計画、各地にある公民館を大変身させ変幻自在な空間をつくる法などなど、現在進行形で実在する「ちいさな社会」の現状を語りながら、老いても豊かに暮らせる未来を展望する本。
  • 「わたし」の再構築と社会・生涯教育 : グローバル化・少子高齢社会そして大学
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これまでの公教育としての社会教育や自己教育運動としての社会教育を対象とする研究が前提としてきた人間のあり方そのものが変容してしまっている今日、改めて新たな人間のあり方の構築に向けた社会・生涯教育学の視座を提示。

    試し読み

    フォロー
  • 人が生きる社会と生涯学習 : 弱くある私たちが結びつくこと
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自立・自己責任が過度に強調されることで、却って人は弱くなってしまう。頼り頼られる関係の中で、他者を慮り、自分を大事にできる、それこそが真に強い個人のあり方である。私たちが生きる社会を作り出すための生涯学習とその実践を考える。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 農的な生活がおもしろい

    Posted by ブクログ

    タイトルからすると「農業しようよ」みたいな感じがするが、考察はそれを超えている。

    多くの人が社会の中で居心地が悪くなっているが、それは自己責任の範囲を超えた事象なので自分をいじめることはない。
    ひとつの事をコツコツ取り組むことが評価された製造業の時代が終わり、都市的消費文化への憧れも少なくなった今、社会の構造が変わってきていることに気づき、自分なりの対処法を考えることが必要だ。
    多能工それは現代版の百姓ともいえるが、活躍の場は農業に限らず、生きている実感のあるコミュニティ形成と生業のありかたを変えていく動きだ。
    (親・祖父母・曽祖父と時代によって社会の価値観が変わっていっていることに気づかせ

    0
    2016年05月11日
  • 農的な生活がおもしろい

    Posted by ブクログ

    戦後の日本社会の変遷、大量生産の工業社会から個人化した消費社会への大きな流れ、が読みやすく俯瞰的に振り返られていて頭の整理になった。ひとつひとつは知っている出来事がストーリーとなり意味を持って捉え直すことができて面白い。
    その大きな変化の中で社会が機能不全をおこしていたり人間は生きづらさを抱えていたりして、ひとつの解決として、著者が関わる里山プロジェクトが紹介されている。過疎化に悩む中山間地区とそこに新しい生き方を求める若者のプロジェクトからは新しい時代を感じられる。
    タイトルから、農的な生活そのもののディテールが書かれているものと期待したが本書にそれはない。が、いい意味で期待が裏切られるのは

    0
    2021年10月21日
  • 「つくる生活」がおもしろい

    Posted by ブクログ

    ◯尊敬・客=差別・関係距離を保つ
    →孤立、いじめ、差別
    ◯言葉の限界:出力制限がある、表現しきれない
    ◯ 他者との間で自分を言葉で充填しては、空虚な自分をつくりつづけていかざるを得ない
    ◯雇用と利益率の反比例社会構造(金融⇔サービス)
    ◯合理的判断の不合理性
    ◯頼り合うことで自立する

    0
    2020年07月17日
  • 農的な生活がおもしろい

    Posted by ブクログ

    "この本を手に取ったとき、私は都会のサラリーマンやフリーターが農村で暮らす体験談だと思っていた。
    この本は、社会学とでも言えばいのか・・
    現代の雇用環境、行政の対応、若者の心理などを俯瞰するところから始まる。
    名古屋で取り組んでいる里山プロジェクトが軌道に回るまでで話が終わる。

    SF映画で描く未来は、高層ビルが乱立して、空中を移動する乗り物があり、ロボットが身近にある都会的な未来図が多い。でも、現実はそうはならないかもしれない。日本国内のみで考えると人口が1億超えている今から半分になる時代がくるといわれている。
    今の半分の人口でこの国をどう運営していくのだろう。国家予算をみても借金

    0
    2018年11月04日
  • 「つくる生活」がおもしろい

    Posted by ブクログ

    前半は、批判めいた文章が続き、読んでいて辛かったのですが、後半の事例紹介は、いろいろと勇気づけられるものが多く、読んでいて楽しかったです。

    それだけに、前半部分は、不要だとは言いませんが、もう少しコンパクトでもいい気がしました。
    本当に伝えたい後半に達する前に離脱する人が多いと思われるからです。
     ※途中から読めば、問題はないのですが…。

    ちなみに、この本、少子高齢化が進む中で、仕事や人間関係や地域社会を、どのように捉えればよいか、また、どのように変えていけばよいかについて、「つくる」をキーワードに書かれた本です。
    「少子化を防ぐ」、とか、「高齢化に対応する」のが目的ではなく、一

    0
    2018年01月30日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!