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会社やお金に縛られず、小さく、気楽に暮らす生き方。
『里山資本主義』が日本を動かしている!本書は、10年以上前から、会社やおカネに縛られない新しい社会(コミュニティ)をつくりだそうと、各地に出かけて行っては地域社会を元気づけてきた東大教授である著者の、はじめての一般書。
以前、朝日新聞に掲載された「中高年のための人生リバイバルプログラム」という記事などにより、その活動が広く知られるようになった著者。そして実現したのが本書でも取り上げる「豊田市の里山プロジェクト」。さらに、都会でもできる「農的な生活」を試行中。新しい自分が花開くヒントが見つかる一冊。
Posted by ブクログ 2016年05月11日
タイトルからすると「農業しようよ」みたいな感じがするが、考察はそれを超えている。
多くの人が社会の中で居心地が悪くなっているが、それは自己責任の範囲を超えた事象なので自分をいじめることはない。
ひとつの事をコツコツ取り組むことが評価された製造業の時代が終わり、都市的消費文化への憧れも少なくなった今...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月21日
戦後の日本社会の変遷、大量生産の工業社会から個人化した消費社会への大きな流れ、が読みやすく俯瞰的に振り返られていて頭の整理になった。ひとつひとつは知っている出来事がストーリーとなり意味を持って捉え直すことができて面白い。
その大きな変化の中で社会が機能不全をおこしていたり人間は生きづらさを抱えていた...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
"この本を手に取ったとき、私は都会のサラリーマンやフリーターが農村で暮らす体験談だと思っていた。
この本は、社会学とでも言えばいのか・・
現代の雇用環境、行政の対応、若者の心理などを俯瞰するところから始まる。
名古屋で取り組んでいる里山プロジェクトが軌道に回るまでで話が終わる。
SF映画...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月14日
タイトルから農村での暮らしの紹介を期待するが、本の大半を社会構造の変化の説明に費やされており拍子抜けする。文章も学者の書くそれで、読みづらさを感じた。
要するに大量生産消費の時代から個人消費の時代に入り、社会構造の変化に適応しきれていないため、様々な社会問題が生まれているということであった。
これま...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月18日
著者が大学教授だからか、社会構造の分析の記述が長く、現代での農村生活についてをしっかり読みたい人には前置きが長すぎかも。
著者の関心はスローライフやカントリーライフというより、消えかけている「百姓」というワークスタイルに向いている。
(いいとか悪いとかでなくて)
以下の一文に端的に表れているかな...続きを読む
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