あらすじ
生き心地のいい小さな社会が生まれている!
前作『農的な生活がおもしろい』から、さらに進化。衰退期に入った日本社会で、どうすれば自分の生活基盤を立て直すことができるか、居場所をつくることができるかを、各地に出向きサポートし、その現場(長野県飯田市、千葉県柏市、北海道富良野市、愛知県豊田市など)をレポート。人びとが孤立しあい、「生きる力」の育成ができないような社会に未来はない。円(カネ)よりも縁(つながり)が、一人ひとりが社会のフルメンバーとして生きる実感を感じられ、一歩でも前へ進む駆動力を発動させる。これからの日本社会のあり方を提案する問題作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
◯尊敬・客=差別・関係距離を保つ
→孤立、いじめ、差別
◯言葉の限界:出力制限がある、表現しきれない
◯ 他者との間で自分を言葉で充填しては、空虚な自分をつくりつづけていかざるを得ない
◯雇用と利益率の反比例社会構造(金融⇔サービス)
◯合理的判断の不合理性
◯頼り合うことで自立する
Posted by ブクログ
前半は、批判めいた文章が続き、読んでいて辛かったのですが、後半の事例紹介は、いろいろと勇気づけられるものが多く、読んでいて楽しかったです。
それだけに、前半部分は、不要だとは言いませんが、もう少しコンパクトでもいい気がしました。
本当に伝えたい後半に達する前に離脱する人が多いと思われるからです。
※途中から読めば、問題はないのですが…。
ちなみに、この本、少子高齢化が進む中で、仕事や人間関係や地域社会を、どのように捉えればよいか、また、どのように変えていけばよいかについて、「つくる」をキーワードに書かれた本です。
「少子化を防ぐ」、とか、「高齢化に対応する」のが目的ではなく、一人一人が生き生きと暮らすための事例が、いろいろと紹介されています。
共感できることも多いですし、自分自身、何となく取り組んでみたいと思っていたことがあるので、実践する上で、ヒントになりそうです。
実際に動き始めるときには、また手に取ってみようと思っています。