作品一覧

  • 物語 スペインの歴史 人物篇 エル・シドからガウディまで
    3.6
    1巻836円 (税込)
    国土回復のイスラム掃討戦で勇名を馳せた伝説の騎士エル・シド、皇帝カルロスの生母ながら幽閉の半世紀をすごした悲劇の女王フアナ、新大陸支配における同胞の悪行を告発した修道士ラス・カサス、不朽の名作『ドン・キホーテ』の著者セルバンテス、数多の傑作を描き残した宮廷画家ゴヤ、そして未完の聖堂サグラダ・ファミリアの建築家ガウディ。時代や出身地、活躍した分野もさまざまな六人の生涯を通して千年の歴史を描く。
  • 物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代
    3.7
    1巻902円 (税込)
    キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、一四九二年、レコンキスタを完了。余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする――。国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂をきわめ、宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。
  • 贋作ドン・キホーテ(上)
    -
    1~2巻1,045~1,100円 (税込)
    遍歴の騎士が風車を怪物と見誤り、従士サンチョ・パンサが必死にとめるのもきかず、槍をかまえて突進していく――不滅の名作『ドン・キホーテ』は発表当初から大評判となり、気をよくしたセルバンテスは後篇を出版すべく執筆に励んでいた。ところがそこに、非常に手の込んだつくりの贋作が現れた!
  • スペイン無敵艦隊の悲劇 イングランド遠征の果てに
    5.0
    1巻3,300円 (税込)
    ヨーロッパ史に残る1588年の海戦、スペインとイングランドの戦いをスペイン側の史料で再現する初の書。スペイン王フェリッペ二世の命令で海戦の指揮を執ったメディナ・シドニア公の眼で忠実に描く歴史物語。
  • ナンシーの博士論文「ジプシーの世界」
    -
    1巻4,290円 (税込)
    プラネタ賞受賞のスペイン・亡命作家の幻の名作が甦る! フラメンコに象徴される『情熱的実体』の解明に奔走する女子大生……レヴィ=ストロースを始め文化人類学の時代の風を受け、迷信、呪術、生活習慣などに大きな関心が向いた時代に、アメリカの女子大生ナンシーがスペインのセビーリャに留学したとの設定で、アメリカの娘からすれば、スペイン社会は「ジプシーの世界(情熱的実体)」そのものであるとするナンシーの博士論文を巡って、人や社会、歴史が縦横無尽に疾走する様がユーモアあふれる筆致で描かれる、スペイン社会のもう一つの世界“ロマ社会”を表現しきった長編ロマン! 目次 第1部  アンダルシアがナンシーを発見する 手紙 I  ナンシー、セビーリャを発見する 手紙 Ⅱ  ナンシー、ジプシー世界に入る 手紙 III  ナンシーと映画館の冒険 手紙 IV  ナンシーのハイキングとカフェの集会 手紙 V  ナンシーならびにしゃべる鹿 手紙 VI  ナンシーと金色スズメ蜂 手紙 VII 中庭、ライバルそして魔法の井戸 手紙 VIII ナンシーと花 手紙 IX  ガスーレスでの通夜 手紙 X ガスーレスでの顛末 第2部  ナンシーの博士論文『ジプシーの世界』 I   方向指定の座標 II   ニューヨークからの手紙とバルデペーニャのジプシー III   バル1・2・3にて IV   移り気なナンシーとブッダ V   アカデミックでドラマチックなナンシー VI   歴史的考察 VII  ジプシーの弁証法ならびに《ホッカノ・バロ》 VIII  いくつかの適切な代理人 IX   ブレリアス、ファルッカ、グラナディーナス X   ソレアとトリアーナのジプシー XI   《毒》、ボレロとログローニョの書肆 XII   カルセレラと彷徨える魂 XIII   サエタ XIV   笑いと戦慄の幕間 XV  《大悪霊》、ベルセブブと隻眼達 XVI   カントゥエソがガンディーについて意見を言う

ユーザーレビュー

  • スペイン無敵艦隊の悲劇 イングランド遠征の果てに

    Posted by ブクログ

    この作品は有名なスペイン無敵艦隊が敗北したアルマダの海戦の流れを詳しく追っていく作品です。

    イギリスがスペイン無敵艦隊を1588年に破り、それによってスペインは没落、イギリスが海上覇権を握ったきっかけとされるこの海戦。

    スペイン無敵艦隊の撃破は上の絵にありますように、有名な海賊ドレイクの活躍やイギリス艦隊の華々しい勝利として語られがちですが、実はこの海戦はそのようなシンプルな筋書きではなかったということをこの本では知ることになります。

    『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスとのつながりも興味深かったです。

    0
    2024年08月19日
  • 物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代

    Posted by ブクログ

    2ヶ月ほど前にそうだスペインに行こう!!そう思って何の知識もなかった当時衝動買いした作品。作者の岩根國和さんはスペインについて造旨が深い方でこの本だけでなく他にもスペインについての書籍を多数書かれている方。本題に移るとこの本はスペインの繁栄時代までにどのような過程で栄華を勝ち取ったかを書かれていた。途中で歴史の流れと脱線してスペインの各都市の地理学、失敗学、風習等も小話で説明してあり世界史を学んでなく歴史の話が難しいな、と集中力が切れそうになっても好奇心を刺激する構成になっているのがありがたかった。

    0
    2012年07月09日
  • 物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代

    Posted by ブクログ

    スペインがイスラム世界の支配下にあった時代から国土回復運動を経てトルコをボコり、
    世界最強に上り詰めたあと今度はイギリスにボコボコにされて現代へ至るまでの歴史を
    印象的な出来事をピックアップして物語風に仕立てた世界史本です。
    情報量としては物足りないのですが、凄く読み易くて楽しかったです。
    作者のセルバンテスへの溢れる愛が伝わってきます(笑)
    サクっとスペインの歴史入門としてはお勧めな一冊です。

    0
    2009年10月04日
  • 物語 スペインの歴史 人物篇 エル・シドからガウディまで

    Posted by ブクログ

    スペインの偉人六人の紹介だが、伝記ではなく、人物像がわかるエピソードを取り上げているところが面白い。歴史書より印象に残る気がする。

    0
    2025年06月25日
  • 物語 スペインの歴史 人物篇 エル・シドからガウディまで

    Posted by ブクログ

    知ってるようで知らない偉人さんの物語を
    情緒的に表現豊かに語られるので
    とても読みやすく良かった。
    名前は聞いたことがあっても
    実際どんな人か知らなかった人物
    ラス・カサスやゴヤを知れて勉強になった。
    昔は宗教的な影響を受けずには
    いられない環境だったんだなぁ。

    0
    2024年08月20日

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