白洲正子の作品一覧
「白洲正子」の「美しいもの 白洲正子エッセイ集<美術>」「かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
なかなか面白かった。交友関係がそのまま歴史というか、日本を代表するような人たちばかりで、驚く。華やかさ、というものでもなく、厳しさだけでもない。戦前の伯爵家の出身と聞くと、勝手に華美ですましているような雰囲気を感じてしまうが、読んでいると印象は全く違う。明治維新についての感慨も、遠くない親戚たちの様々な想いを汲み取った上での言及であり、それは歴史の本や小説だけで明治維新を齧った私のそれとは天と地以上の違いがある。白洲正子さんのただただ好奇心いっぱいの精神を感じる本だった。育ちの良さとか品格ということを常に感じながら読み進めた。素敵な女性だ。
Posted by ブクログ
白洲次郎のこともよく知らないが、正子さんの方はさらに知らず、白洲次郎の妻、との認識。武相荘に見学に行ったこともあり、手にした本。今の時代にはもうこういう夫婦は現れないのかな。いつの時代にも先見的、進歩的な人はいるわけだから、私が知らないだけ、世間が知らないだけなのでしょう。
銀座に生き銀座に死す、の章に出てくるむうちゃんの生き様が印象に残る。むうちゃんみたいな女性はいつの時代にも生きていそう。だからといって、誰もが真似できる生き方ではない。まぁ、真似をして生きるなんてことはできないけれど。そしてもちろん、白洲次郎のことが書いてある章はどれも面白かった。ミニマリストの原点みたいな人だけど、本人は