末松広行の作品一覧
「末松広行」の「食料自給率の「なぜ?」」「日本の食料安全保障 ――食料安保政策の中心にいた元事務次官が伝えたいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「末松広行」の「食料自給率の「なぜ?」」「日本の食料安全保障 ――食料安保政策の中心にいた元事務次官が伝えたいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
食糧安全保障についての主張はこれまでWeb記事や他の本なので見聞きしていて、「国は本当に食糧安全保障を理解しているのか?」と疑いの気持ちがあった。
そのため、実際に農林水産省の要職にいて政策を実践してきた著者視点による事実と意見には非常に現実的な重みやハッとさせられる発見があり、読んで良かったと心から思った。
いかんせん、ネット上やメディアでは様々な立場からの好き勝手な主張が飛び交っているが、実際に官僚として制作に携わっている人も農家や流通や販売など各商流における現場担当者も、日々状況を良くしようと努力していることが、本書を読むとよく分かる。
多くの人、国民の生活のベースとなるルールや流れを作るためには、最大公約数を取る必要がある。
当然世の中には利害関係が存在して、あちらを立てればこちらが立たなくなるものだが、その中でもアイデアだし、議論を尽くし、日々休む間を惜しんで国民のために働く人がいる。そうしたことを決して軽んじてはいけないなと改めて実感した。
具体的な本書の内容は納得感のいくもので、内部にいた人だからこそわかる反省点や批判する部分なども述べられていて、未来志向なのが伝わった。
環境、健康、文化、経済、国防という、時に相反する要素を収斂させるのは至難の業だが、特に重要なのは、国民の個々人、特に消費者という視点で、環境保全としての食料生産、健康としての食料生産、国防としての食料生産などに思考を馳せて、単に「安いから」「手軽だから」「美味しいから」だけではない、哲学や信念を持った消費行動を選び取っていくことなのだろう。
Posted by ブクログ
農水省職員が書いた本。
食料自給率が低いとなぜダメなのか、
自給率を上げるためにはどうすればいいか、
主に政府的観点から
わかりやす~く書いてあります。
結構知ってることが多くて復習になったって感じやけど、
その中で新たな考えとして得たのは、
・食料自給率の議論がカロリーベース算出のもので行われているのも、
食料をカロリー供給の手段として捉えるから。
(国としては、国民を飢えさせないことが最重要だから)
・戦時中に芋が食べられていたのは、
米よりも芋のほうが、単位面積当たりの生産カロリーが大きいから。
・イギリスの食料自給率は、1970年46% → 2003年73%
でも簡単にイギリスの真似をすることはできない。
(1.イギリスはその20年間ほぼ食生活が変わっていない
⇔日本は食がかなり欧米化。
食べるものが変わると、作るものを変えなきゃいけない。
2.イギリスは多額の財政負担(補助金など)によって回復
⇔財政再建をしようとしている日本が、どこまで農業にお金をかけられる?)
まぁ、食料自給率を上げる簡単な方法は、
【肉・油を減らす】【米・野菜をいっぱい食べる】ってことです。