能登半島地震、関東大震災、静岡豪雨、熊本地震、、、
災害ある所にデマ有り。
SNSの発達で簡単にデマが流せる。
クリック数稼ぎのためにショッキングなフェイク画像を、偽情報を流す。
熊本地震で「動物園からライオンが逃げた」と写真を出した20歳は逮捕された。
しかし、デマはSNSにはじまったことではない。
私としても、「災害とデマ」といえば、関東大震災時の朝鮮人虐殺がすぐ浮かぶ。
井戸に毒を放った、放火した、女性に暴行した、、、
震災で不安になるのは仕方ないが、その矛先をマイノリティである朝鮮人に向けてはいけない。
まして殺戮するなどありえない。
・・その被害者の鎮魂の碑に、小池都知事は自民議員の意見を入れて、参拝しなくなっている。
人数の多寡は諸説あれど、この事実は事実として受け止めなくてはいけないのに。
国もごにょごにょお茶を濁す。こういうことに与党も野党もない、保守もリベラルもないはず。
日本という国で、ここを固めなければ、
これからもデマは起こりうる。
まして今や生成AIの時代。簡単にフェイクが作れる。真実と区別のつかないものが。
過去の事実を認めない政府が、今の事実、都合の悪い事実をゆがめないと誰が言えようか。
現に福島原発では「不都合でも隠すな、不確かなら喋るな」という菅首相、枝野官房長官の約束事が
いつの間にか東電でゆがめられてしまったという。
これは知らなかった。
なんだろうねえ、ここからは自説、陰謀論的なものいいになるけど、
いい会社、いい大学、いい中高を目指す教育パパママは、
子供を小学校2年生くらいから有名進学塾に行かせる。
そうなると常に点数との戦い。正解を目指すしかない。間違えてはいけない。
常に正しい自分が求められる。社会との接点もなくなる。
そんな子がそのまま思春期を迎え、なお、偏差値との戦いにあけくれ、
無事東大に入り、大手企業に入り、あるいはエリート官僚になり、、、
となったら、自分の周辺は常に正しくなくちゃいけなくなっちゃうんじゃないかね。
それで、日本の黒歴史も黒とは認めず、もちろん現時点の失政も失政とは認めず、、
検察の人質司法しかり、財務省の森友学園証拠隠滅しかり。
「狭い世界の正解」のためには姑息な手段でも何でもする。
日本をいい方向にもっていこうよ、自分で考えて。
あら、災害とデマから話はそれてしまったが、
能登半島地震直後の石川県の「ボランティアは来ないで」も、
下手に来られると自分たちのへたくそさがばれてしまう、みたいな思いもあったんじゃないのかねえ。
下手でもいいんだよ、みなでよくしていけば、、、
試行錯誤の高速回転こそが日本を救うのだ。
高度成長期、プロジェクトXではないが、失敗の積み重ねだったはず。
今変に優等生になってしまった我々はそれを失いつつある。
取り戻そう。
キーエンスが成長し続け、社員に高い給料が払えるのは、その精神が徹底しているからだという。
日本全体がそうならなければ。
あれ?やっぱり違う話に行ってしまった。
真実が大事、という点では一致するかな。
はじめに
第1章 能登半島地震でも起きた「偽SOS」
第2章 関東大震災のデマ、福島第一原発事故をめぐる検証
第3章 オープンジャーナリズムの時代の災害とメディア
第4章 デジタル時代の災害から学ぶべきこと
第5章 生成AIによる認知戦の時代――あなたの無自覚が兵器になる
おわりに