林公代の作品一覧
「林公代」の「さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち」「宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
「夢ってかなうんだな・・・・・・」
鯖街道をISSへ!を合言葉に、10年以上も研究と開発を重ねた
さば缶がついにJAXA認定の宇宙食と成り、宇宙へ!
小さな水産高校で始動した夢が実現するまでの、長く険しい、
それでも楽しい道のりを辿った、ノンフィクション。
・プロローグ 「野口さん、さば缶食べてますよ!」
第1章 「この学校、潰れるで」
第2章 「1億円はかかりますよ」
第3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」
第4章 「缶づめは宇宙に飛ばせない!?」
第5章 「学校がなくなる!?」
第6章 「何、夢を語ってるんだ」
第7章 「5点満点の6点です」
第8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」
第9章 「鯖街道、月へ、未来へ」
・エピローグ 学びのビッグバン
参考文献有り。
一人の新人教諭の赴任と
生徒の「宇宙食、作れるんちゃう?」のつぶやきが始まり。
発想と努力、実現への道のりは、まさに“継続は力”なり。
歴史は古いが当時は教育難関校。でも誇れる鯖の缶詰がある。
生徒と先生たちの努力。アポロ計画からのHACCP認証を得て、
生徒たちもHACCPの基本技能検定を取得するようになる。
彼らを見守り導く先生たち。地元の人々との関係。
それだけでなく、専門家やJAXAの関係者との交流も縁となる。
そして、まるで人生のような道のり。
高校再編成の流れでの統合などの混乱もある。
まさに山あり谷ありの変遷の中ではあったが、
宇宙食への夢継続は確かに繋がっていった。
10年以上、13代313人の生徒たちのバトンは、ついにISSへ。
「新・プロジェクトX」もドラマも知らずに、
書名で選んだだけの本でしたが、夢を叶えるまでの
歩みに感動してしまいました。
小坂先生が多くを抱擁する力がある方であると同時に、
それに導かれ成長してゆく生徒たちの姿も素晴らしい。
彼らの希望がISSの「きぼう」へ届いたというのも嬉しい。
宇宙は本当に果てしないけれど、夢は無限大。
更に広がってゆく可能性が未来への希望になることを
願わずにはいられない。そしてこのさば缶、食べてみたいなぁ。
Posted by ブクログ
福井県の小浜水産高校(現 若狭高校)が、14年の年月をかけて開発した"サバの缶詰"。
JAXA認定の宇宙食として宇宙へ旅立ち、2020年、野口聡一さんがISSでそのサバ缶を食べる。
ドラマは未視聴で読みました。
てっきり、元々宇宙食を作る目的で、進学校が研究を重ね開発したのかと思っていました。
全国的にも少ない水産高校。漁業や水産加工が主な高校の中身も興味深いものでした。
そこへ赴任された小坂先生、当時の生徒たち、縁あって繋がっていく様々な大人たち。
全てが噛み合って、目標を持って諦めなかったからこそ、こんな壮大な夢が実現した。
何より、生徒たちが自主的に学ぶ姿、取り組む姿勢には希望がもてました。
その力を引き出した小坂先生、学校以外の大人たち、みんな巻き込んでお互いに成長していったんだろうなあ。
進学校の若狭高校と合併したことで、相乗効果も表れて、伸びていく生徒たち。
14年、約300人の生徒が関わったプロジェクト。
こんな夢のような話はないなと、読み終えて、最後のページの写真でウルッときました。
文章がとても読みやすかったので、中高生にぜひ読んでもらいたい。
ドラマも機会があれば見てみたいと思います。