内藤朝雄の作品一覧
「内藤朝雄」の「いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか」「子どもの人権をまもるために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「内藤朝雄」の「いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか」「子どもの人権をまもるために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
普遍的な現象としてのいじめを構造的に示し、構造的な苦しみに着目したやり方で現状を克服することを提示している。
人がどうして残酷な行動に至るのか、構造的に理解することができた。
26
生徒も教師も「学校的」な秩序を生きているだけ
29
生徒たちは自分たちなりの「よい」「悪い」を体得しておりそれにかなりの自信を持っている
32
希薄かつ濃密な人間関係
秩序の生態学的布置
34
秩序の生態学モデル
あるタイプの秩序と現実感覚が、他のタイプの秩序と現実感覚を圧倒し、突出している
35
群生秩序
=いま・ここのノリをみんなで生きるかたちがそのまま畏怖の対象となり、よしあしを分かつ規範の準拠点にな
Posted by ブクログ
子どもを巡る、保育、養護、療育、貧困対策、性の多様性、居場所作りなどについて各テーマごとにコンパクトにまとめられており、第一線で活躍しマスコミにもよく登場する筆者たちが現場発の生の声で語っている。
今保育士の受験勉強の途中で、児童養護や福祉について学んでいるので、乳児院や養護施設、里親、虐待からの保護などいろいろディープな環境にある子どもたちの事情に興味があって読んでみた。
正直読んでいて辛くなる。
一般人に縁がありそうなのは保育園の待機児童問題くらいで、その他は不幸にして家庭や親に恵まれなかった子たち、または、生まれつきの障害や性的マイノリティーなどの苦労を負った子たちだ。
しかしその
Posted by ブクログ
今までのいじめの実態から、いじめのメカニズムを導き出すことによって問題点を明らかにし、解決策を提言している。特に、いじめのメカニズムは詳細かつ論理的で、説得力がある。著者によると、いじめは、ほとんど集団で行われるが、集団内のノリを重んじることが秩序となり、場の雰囲気(付和雷同)によっていじめが起こる。ノリで響きあうみんなの空気は集団の秩序の根幹であり、人の命よりも大きな存在となっている。空気を読めない者は、「ジコチュウ(自己中心的)」で「悪い」。だから痛めつけられると一例を示している。
解決策についても、抜本的に現在の教育制度を改革し義務教育にしばられず自由に教育機関を選択できようにすべき