南川高志の作品一覧
「南川高志」の「新・ローマ帝国衰亡史」「マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「南川高志」の「新・ローマ帝国衰亡史」「マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ローマ帝国の崩壊を、人々が「ローマ人である」という誇りを持ったアイデンティの衰退から説明している、と思われる。
人物名が多く、地理に馴染みがなかったので読むのに時間がかかり、理解できた自信はないが、物語の核はとても分かりやすかった。
トップの政策の失敗、汚職により体制が綻び始め、人々の生活が立ち行かなくなると「仮想敵」がいると呼びかけて団結を図ろうとする流れは、現代でも見られるだろう。
ローマ帝国の存続は、まさに人の流れに制限がほとんどなく、有能であれば徴用されて、出世ができたという文化にあり、それを自ら狭めてしまったのは生存可能性を自ら低くしてしまう行いであった。
この点は、組織論でも指摘が