平山雄一の作品一覧
「平山雄一」の「明智小五郎回顧談」「明智小五郎回顧談」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平山雄一」の「明智小五郎回顧談」「明智小五郎回顧談」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
明智小五郎の解決した事件を作中の年度順に並べるシリーズの第2巻。
1巻ではアマチュア探偵だった明智小五郎も2巻では手伝いをしている(探偵助手とか見習い?)若者は数人いるし、警察にもすっかり顔が利く。服装は1巻の和服から、上海帰りのためなぜか支那服 笑。
くしゃくしゃの頭をかき回して人懐こく笑うのは相変わらずです。
明智小五郎は長いの間上海に滞在していて、戻ってから半年くらいは探偵仕事もせずにいたらしい。そんな明智小五郎の興味を引き、探偵復帰となったのが『一寸法師』事件。
巻末の解説によると、『屋根裏の散歩者』のあと上海に渡り、その期間に関東大震災が起こり、しばらくしてから帰ってきた計算になるみ
Posted by ブクログ
明智小五郎が自らの半生を語った回顧談。めちゃめちゃ楽しい一冊です。ただし惜しむらくは、乱歩の作品もいくつか読んでないのある……読んだけど覚えてないのもある……ので、ネタがわからずに素通りしちゃってる部分もあるんだろうなあ。乱歩作品、読み返したくなりました。
乱歩作品だけではなく、実在虚構取り混ぜた登場人物があまりに豪華すぎます。あの人とあの人がそんな関係!? とか。あの人とあの人が同一人物! とか。そもそも明智小五郎の出自がそれって!!! 凄い。あまりに凄すぎる。なんなんだこの超絶豪華キャストてんこ盛りは。夢のような世界かも。
でも確かに、明智小五郎よりもむしろ怪人二十面相のほうが主役かもなあ
Posted by ブクログ
名探偵・明智小五郎の活躍を事件発生順に並べ、構成した事件簿。全12巻の第2巻。
『一寸法師』と『何者』の2編を収録。どちらも既読だと思うのだが、『何者』だけはストーリーの記憶が曖昧だった。
あらためて読み返してみると、『一寸法師』は大衆受けする派手なエログロテイストのミステリーであるのに対して、『何者』は地味な作品ながら、しっかりした本格的なミステリーであることに気付かされる。
前巻に続き、巻末の平山雄一の『明智小五郎年代記2』に今回収録2作の事件発生時期を、如何にして特定したかが詳しく書かれており、面白い。また、法月綸太郎の解説が余りにもマニアックな上に的確で、かなり江戸川乱歩作品を研
Posted by ブクログ
「一寸法師」と「何者」の2作品が収録されている。「一寸法師」では明智小五郎が謎解きをするが、「何者」では謎解きでは出てこないが、作品内の小説としてのみ出てくる点が特徴的かもしれない。
さてはて内容であるが、特に「一寸法師」については結末が非常に時代を感じさせるものだった。
真犯人がその性別と「反省している」の二点において情状酌量の余地ありと明智は判ずるのである。いやそこは司法に任せるべきでは? と思うし、また、被害者の無念が晴れぬのではないか、と思ってしまい、釈然とできないものが残った。少なくとも現在の作家、特にライトノベルやTL系であれば確実に「ざまぁ」されるパターンの犯人である。とはいえ