作品一覧 2017/06/02更新 巨匠の技と心 江戸前の流儀 試し読み フォロー これから食えなくなる魚 試し読み フォロー 世界クジラ戦争 試し読み フォロー 漁師と水産業 漁業・養殖・流通の秘密 試し読み フォロー 劣勢を逆転する交渉力 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 小松正之の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 劣勢を逆転する交渉力 小松正之 カケキンレビュー。 世界が尊敬する日本人100人のうちの一人。 私の会社で講演をしてくだり、本をくださったので読んでみた。 ぬぉー、ものすごいことをやってきたんだな、この人。 本の構成的には全体的に著者の小松さんが水産庁のときに経験した水産関係の国際会議での武勇伝が書かれている。これはちょ...続きを読むっとやらしい感があるけど、それでも面白い!! ミスター捕鯨といわれるほどの捕鯨大賛成理論をこの本でも展開しているため、日本人の捕鯨の立ち位置を再確認できる本でもある。 Posted by ブクログ これから食えなくなる魚 小松正之 [ 内容 ] マグロが回転寿司やスーパーからなくなる、世界的シーフード・ブームで日本の業者が魚を買いつけられなくなる等、連日報じられる魚をめぐる危機。 しかし事態はもっと深刻だ。 このまま手をこまねいていれば、多くの魚が日本人の口に入らなくなる日は遠くない。 国際捕鯨会議のタフネゴシエーターとして世...続きを読む界に名を馳せた著者が、あまりに世界から立ち遅れた日本漁業の惨状を指摘。 マグロだけじゃない! サバ、イワシ、タラはいつまで食べられるのか。 [ 目次 ] 第1章 日本の食卓から魚が消える?(二〇四八年、海から魚が消える? 七五パーセントは、もう獲ってはいけない魚 ほか) 第2章 日本の漁業は倒産状態(三〇年以上前から始まっていた凋落 増えている養殖も実質は外国産 ほか) 第3章 マグロはいつまで食べられるのか?(世界の高級マグロの八割を食べる日本人 五〇年間で一五倍に激増した漁獲量 ほか) 第4章 この魚はいつまで大丈夫?(今や高級魚になったマイワシ マサバとゴマサバ、好まれるのは? ほか) 第5章 魚は国民の共有財産(日本の食卓から魚が消える日 早い者勝ち方式が乱獲を招いた ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ] Posted by ブクログ これから食えなくなる魚 小松正之 世界から見た日本の漁業の実態について注意喚起を促す本。(1)FAOからみて、世界の主要な漁業資源の75%は過剰利用状態、(2)日本の漁業の生産量は2005年段階で572万t(ピークは1984年の1282万t。但し、海洋環境に伴うマイワシの大量発生による嵩上げで実態は1970年代から縮小)。(3)地...続きを読む産地消されず大都市圏に流れる魚、(4)漁業従事者は22万人。うち半分の10万人は60歳以上、(5)海洋予算2700億円中、2/3は港湾整備。全土開発的な港湾整備へのバラマキの結果、肝心の漁船建造やシステム改善には使われない。米(3000億)、EU(5500億円)は漁船にも補助金を投入、といった問題点を指摘した上で、オリンピック方式からITQ(=Indivisual Transferable Quota)方式(漁業従事者への割当枠を他の漁業従事者への割当可)とすることによる漁業資源の確保を訴え、消費者の意識改善(値段ではなく海洋資源への権利意識、育てていくこと)を主張。日本の漁業権が村上水軍に対する秀吉の政策に由来し、全く見直しがなされてこなかったというのは勉強になった。 Posted by ブクログ これから食えなくなる魚 小松正之 刺激的なタイトルが表すように、今後食卓に並ぶ魚がどうなっていくか現状を踏まえつつ考察した本。魚の成長を考慮せず取れるだけとってしまうことによって75%以上が取ってはいけない魚である現状の問題点や、外国との競争の厳しさ、漁業に携わる人の減少など、危機的状況にある漁業のイマがよく分かりました。農業同様漁...続きを読む業も食に関する大切な問題なので、将来を見越した対策を早めにとって欲しいです(2008.9.21) Posted by ブクログ これから食えなくなる魚 小松正之 日本の漁業が今どうなっているか?一般に知られていない事実が次々に明かされます。(実際にはここで明かされるのではなくずっと前から議論されていた内容で、私が知らなかっただけなんでしょうが)農業では「地産地消」が定着しつつありますが実は漁業は非常にお寒い状況にあります。価格が低いという理由で豊富にとれるサ...続きを読むバを獲らず、結局ノルウェー産のものを輸入。カツオはペットフード用のものを輸出する一方、鰹節用のものを輸入…と日本漁業のちぐはぐさが指摘されます。一番考えさせられるのが所謂、「地魚」が絶滅寸前(種としても減っていることに加えて沿岸漁業が壊滅寸前)という事実です。 Posted by ブクログ 小松正之のレビューをもっと見る