櫻井千姫の作品一覧
「櫻井千姫」の「八番目の花が咲くときに」「九十九里浜の海食堂 かもめ亭」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
心菜と聖、2人が本当に心から想い合う気持ちが綺麗。
そんな幸せな2人に突然襲いかかる悲劇。
聖は殺されてしまった、理由は別の人間と間違えて殺されたという。
何ともやりきれない気持ちにさせられた。
聖は不良少年だった為、殺された後も世の中からのバッシングの風は強かった。
だけど不良だからといって、殺されて良い理由にはならない。
今の時代、SNSで誹謗中傷問題がある。
自分の名前が公開されないからと卑怯にも簡単に人を傷付ける言葉をネットだからと書き込む人間の浅はかさ。
"この書き込みをした人は、もし私たちがこれを見たらどう思うかって、そのことをほんのちょっとでも考えられなかったんだろうか、、、?"
と本当にその通りだと同じ事を過去何度も考えたことがあった。
"俺と心菜は今だって一緒なんだ。この世とあの世に別れようが、どんなに離れようが2人は一緒だ。気持ちは今までもこれからも絶対離れる事はねーんだ。俺らは何があろうが心でしっかり繋がってんだよ!"
この聖の言葉に凄く共感して涙が出て止まらなかった。
本当は一緒に居たいのに、居ることの出来ない現実がある。
だけど、そんな現実にも負けないお互いを想い合う心にとても自分と同じ気持ちを感じた。
私は今、詣子と一緒に暮らす事は出来ないという現実。
だけど、どんなに離れても心は常に繋がっていると思ったら強い気持ちで居られるような気がした。
"人を憎んで生きていくってのは、自分の心の一部を殺すことだ"
私も憎いと思う感情を今まで生きて来て何度も感じて来たことがある。
だけど、本当に憎しみは何も生み出さないし、憎めば憎むほど自分が辛くなり、本当の自分までをも失わせてしまう毒物だと今では思ってる。
今回のアナザーストーリーの中にもあったように、自分の大切な人を殺した人間を憎めればいいのに、真っ直ぐに憎むことが出来ないとわかった瞬間、自分の行き場を無くした感情にどう向き合っていけば良いのかを今回このお話で学べた気がした。
Posted by ブクログ
中学生の安音と榊の物語。
自分がイジメを受けていた頃を思い出し、私も一歩間違えれば安音と同じように中学生で自殺していたかもしれなかった。
イジメは受けた者でなければ、その辛さは絶対にわからない。
安音の気持ちもわかるし、母親となった今では安音のお母さんの気持ちもわかって読みながら涙が止まらなかった。
イジメで精神的に追い込められた状態では絶対に誰かに助けを求める勇気すらも忘れてしまって、不思議と死が光り輝いた天国に見える感覚があったのを今でも私は覚えてる。
早くこの辛い状態から抜け出したい気持ちでいっぱいだった。
確かにイジメの首謀者+イジメに加担したクラスメイトを恨んだ時もあった。
中学生の頃は自分を守ることに精一杯だった。
だけど私は安音と違ったのは親友が私を裏切ることはなく、いつだって私の味方で居てくれたことだった。
凄く頭脳明晰な子でその子は勉強が出来るということでイジメられていた。
勉強が出来ない人間は自分が努力もしないのに、出来る人間を見ると虫の居どころが悪く同じような仲間を作り、集団で1人をいじめる最低人間の塊だと大人になった今では思う。
だけど、そのイジメをすることで日頃のストレスを発散する子たちも家庭環境やその他のことで憤りや辛さを抱えていたのだろう、と今だからこそ心を寄せることのできる思いがあるが、当時の13歳の私にはまだそこまで考える精神的余裕はなかった。
イジメはなくならない。
だからこそ、イジメに負けない精神を育てていく必要があるのだと私は思う。
無くなることが1番だが、それが出来ないのであるならば挑むことが最大の防御になるのでは?と考える。
イジメをする人間は寂しい心や辛い過去を抱えていることが多い。
イジメに負けない精神を作る為には親子関係を固める必要がある。
愛情溢れた育児、親の依存やエゴではなく、子ども本来の精神レベルを高めることが1番なのだろう。
そして、子どもがいつでも悩みを打ち明けることの出来る親子関係と環境づくりが大事。
今後は私も自分の体験を活かして、一人でも多くの悩める若者たちの支えになっていきたいと思った。
Posted by ブクログ
最近ブームなホラー小説。
怖いって感じではなく、霊を題材にしたどんでん返し系ミステリーという印象だった。
主人公の性別が叙述トリック的なのはわりと最初の方に気づいたし、結末もなんとなく予想はできました。
ただそこにいたるまでのストーリーや登場人物の思い、怨念がしっかり記されているのが面白い。
過去のホラー小説を読めていないので分からないけど、読んだあなたにもなにかが、、的なのって流行ってるのかな?これで怖がる人もいるのかな?
間取り図から情報を集める的な記載だったので、謎解き要素を期待していましたが、そんなこと忘れるくらいまったく話に出てこなかった気がします。気づかなかっただけ?
序盤のLINEみたいなシーンとかももっとあると面白かったかな。
期待していた内容とは違いましたが全体的には面白かったし、次にホラーがあればまた読みたいです。
ちなみに最後のアナグラムって普通に作者名じゃないんですか?