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  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか
    4.2
    ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。 「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。共同通信社を代表する国際ジャーナリストが、混迷する国際政治の謎を解き明かすために、国際政治学者や評論家、政治家や現場を知る実務家へのインタビューを敢行。辿り着いた答とは? プロローグ 「警察官」の退却  第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ 第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病 第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望 第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興 第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理 第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観 第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威 第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序 第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義 エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史

ユーザーレビュー

  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

    Posted by ブクログ

    とても面白い。
    なぜプーチンはウクライナに侵攻したのか、なぜ習近平が不気味な権力者に見えるのか、なぜトランプは同盟国に高い関税をかけるのか。
    日々のニュースで巻き起こる世界情勢がなぜ起こっているのかが理解できるようになる。

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    2026年03月25日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

    Posted by ブクログ

    アメリカ、ロシア、中国の動向を失地回復(レコンキスタ)の観点から解読する。
    アメリカはグローバル化によって貧困に陥った白人男性たちの復権(MAGA)を、ロシアと中国は本来偉大なはずの祖国の復興を目的としている。
    ロシアは偉大な国であるのにソ連崩壊によって不当に貶められた、というプーチンの意識についてはラックマン『聖なるロシアの復興』の記述と重なる。
    習近平の場合、統治と国土拡大は四書五経に基づいた伝統的価値観に則っているという。
    ロシアと中国は反アメリカの点で利益が一致している。
    ロシアの西側への攻撃が恐ろしい。インターネットを利用した情報工作、極右政党への支援、難民の武器化。ヨーロッパを混乱

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    2026年03月24日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

    Posted by ブクログ

    今の世界情勢の「なぜ?」がわかる。日本の含めた西側諸国からは、中国やロシアはならずもの国家と読んでも過言ではない見られ方をしているが、そのように振る舞うのは(行為を正当化するわけではないが)合理的な理由がある、というように感じた。
    今後も圧倒的な軍事力による現状変更がしばしば見られると思うが、日本政府にはワーストケースを考えた舵取りをお願いしたい。

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    2026年03月22日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

    Posted by ブクログ

    本書の核心は、現代が国際的なルールや協調よりも、軍事力や経済力といった「力」がすべてを決定する19世紀的なパワー・ポリティクスの時代へと先祖返りしている、という指摘です。
    トランプ、プーチン、習近平といった大国指導者たちが、かつての栄光を取り戻そうとする「現代版レコンキスタ(失地回復)」の思想に突き進み、既存の秩序を揺るがしており、かつて世界の警察官だったアメリカの影響力が低下し、世界は指導者不在の「Gゼロ」時代に突入したそうです。(G7とかのGがゼロという意味らしいです)
    現在は、古い秩序が崩壊し、新たな秩序がまだ見えない「狭間の時代」であり、紛争の形態も「圧倒的な強者による制圧」から、互い

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    2026年03月15日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

    Posted by ブクログ

    【新書 世界現代史】 川北 省吾 著

     著者は、共同通信の編集委員。ジャーナリストの本は、事実を中心に分かりやすく書かれていますが、いつも「それで?」の不満が残ります。これに対し、本書は、関係者のインタビューを交えて視点を複層化させ、俯瞰的な視点も持ち合わせています。現在世界で起こっていることは、歴史面での「レコンキスタ(失地回復)」であり、これが同期化して次々に起こっていると分析します。世界全体が歴史や人種の失地回復に取り組んでおり、これまでのグローバリズムから帝国主義時代に逆戻りし、この流れは留まらないと予測します。

     「大国は帝国主義の動きとなり、小国はその狭間でうごめく」と書かれて

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    2026年03月13日

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