川北省吾のレビュー一覧

  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    「アメリカは世界の警察官ではありません。われわれの力で全ての悪を正すことは不可能なのです」
     この演説は、冷戦後の世界逃れを変えることになった。もはや「世界の警察官」ではいられないというオバマの”ギブアップ宣言”は、「パックス・アメリカーナ(米国の力による平和)」の終わりを告げていたからだ。

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    2026年03月03日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    ネタバレ

    読んで良かったと思える作品でした

    第1〜4章の「力こそが正義」とする為政者が生まれた背景は、よくよく読めば「失地回復」というよりむしろやっぱり「因果応報」
    私にとって何より収穫だったのは、第6章の「ベッケンフェルデ命題」を知ったこと
    自分がいる場所のはずのリベラリズムをどこか息苦しく感じていた理由がわかってホントすっきり
    リベラリズム自体の終焉が周り回って今の状況の根っこにあるなら、腹が据わります

    最後によく「言われる日本人としてどうしたらよいか」ですが
    エピローグに書かれた歴史家のジョン・ルイス・ギャディスと筆者の会話がすべて
    「どうすればいいのか?」
    「答えは自分自身で見つけなければな

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    2026年03月06日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    世界の警察アメリカの凋落から世界はあらたなレコンキスタの時代に。トランプ、プーチン、習近平それぞれの行動の理屈を分かりやすく解説した、今の国際情勢に関する良著。
    ちょうどアメリカがイランを攻撃したタイミング、昭和の知識しかなかった自分にはこの30年の国際情勢の変化が納得して理解できる。
    日米関係にも今後変化が出てくるのだろうか。

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    2026年03月01日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    これはおもしろい!
    と、同時に背筋がぞーっとする。

    極めて危うい世界に今我々は生きている。
    だけど、その危うさは我々自身が選択したものなのだ。

    どうして、トランプとプーチンと習近平は仲が良いのか、本書を読むととてもよくわかる。

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    2026年02月19日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    これからの世界の方向性について、非常に示唆深い書籍だった。グローバル化、移民問題からくる軋轢により欧米で極右ポピュリズム化していき、そのことで世界の連帯が弱くなりGゼロ時代になってしまっている現代。また、国連が担う平和の担保についても考えさせられた。大国、中小国、防衛面で米国に頼っている日本、それぞれ戦略は異なってくるだろうが、妥協してでも組むべき協力体制はまだまだあるのだろうなと感じた。各国の強み、弱み、依存先などを把握して、リスクヘッジを加味した上で世界各国と対話していく必要がある。本書はAIの話には触れていなかったが、AIが発展した時代においてどうゲームチェンジが起こっていくのか、起こし

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    2026年02月19日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    2012年5月 プーチンが大統領に返り咲く
    2012年11月 習近平が総書記、中国最高指導者の座を手中に収める
    2013年 オバマが「アメリカは世界の警察官ではない」と宣言する

    このあたりが分水嶺だった…
    そして現在に至る。

    「トランプは孤立した存在ではない。グローバリズムの負の遺産が生んだトレンドラインのアメリカ的表現だ。プーチンや習近平も同じ潮流から生まれたストロングマンであり、肌が合うのもうなずける」と著者はいう。

    本書は、トランプ、プーチン、習近平という3人の『ストロングマン』の胸の内に触れる。彼らの周辺および過去をさかのぼる。そして、サブタイトル「なぜ『力こそ正義』はよみがえっ

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    2026年02月10日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    とても読み応えのある内容で、グイグイと引っ張られる感覚で一気に読み終えました。
    中国、ロシア、米国の歴史を紐解き、これらの国々がいかにして余裕を無くしレコンキスタの旗印の元、なりふり構わず(ともすると強引とも言える)政策を推し進めるのに至ったか、腹落ちする内容だった。
    そして、そんな世界の中で日本がどう立ち振る舞うべきなのか、考えさせられた。

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    2026年02月09日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    慧眼。これまで、トランプや習近平やプーチンの言動を理解できず不安だったが、この本で理解の糸口を見出した気がする。不安に変わりはないが、もっと学んで、世界の動向を見ていたい。まずは日本が平和であるように何をすべきか考えていきたい。

    ———-
    メモ
    プロローグ
     アラブの春、アメリカは世界の警察ではない

    第1章 アメリカ 覇者の驕り
     フランシスフクヤマ、ネオコン、無敵な超大国、リベラル帝国主義、アメリカ例外主義、イラク・アフガン介入失敗、経済疲弊、Gゼロ、イアンブレマー

    第3章 アメリカの格差
     小さな政府 強欲は善 金融と証券の兼業
    自由放任 新自由主義 低金利 マネーゲーム 2007-

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    2026年02月14日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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     世界情勢を様々な立場の人々に取材しつつ読み解くもの。二次大戦後の世界秩序が寿命を迎え、新たな秩序へ変化していく様子が少し垣間見えた。日本もアメリカ頼りでは生き抜く事ができない時代が到来すると考えると、この先が怖い。

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    2026年01月15日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    年始に本書を読んでる最中に、米国のベネズエラへの軍事介入がニュースとなった。
    サブタイトル「力こそ正義」の価値観が、米国にまで浸透し行使に至ってしまった由々しき事態の中、かぶり付くように読み切ってしまった。
    本書は、米中露の3人の「皇帝」がどういう歴史認識やロジックで侵略を実行・構想しているのかに留まらず、グローバルサウスの怨念、移民への白人の恐怖心、情報工作やSNSによる煽り、現在の世界秩序の構成要素を非常に分かりやすく整理されている。
    最後に、日本がどうするべきか、という問題提起に対して、それは自分で考えるしかないと結論づけており、下手に楽観的に纏められるよりも、我々が本当に注視して考えな

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    2026年01月07日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    オバマが世界の警察官ではないと表明してから今に至るまで流れ
    プーチン 習近平 トランプなどレコンキスタという失地回復という思想で自国拡大の考えが強まっている

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    2026年03月01日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    某SNSで見かけた絶賛の投稿をみて読んでみた。

    「レコンキスタ(失地回復)」を切り口とし、世界の研究者や政治家などに幅広く取材された内容が読みやすくまとめられており、個人的には単純に読み物として面白かった。

    文化伝統からみて「失ったもの」を取り戻すために、ウクライナ侵攻や南シナ海の埋め立てが起こっている。暮らしぶりを取り戻すためにトランプ支持や移民排除の動きが起こっている。一見バラバラに見える昨今の出来事、確かに「レコンキスタ」という観点では共通している。

    怖いのは、フィクションではなく実際に世の中で起こっている、ということ。しかも、首謀者たちは絶大な権力をもつ切れ者。あえて一般市民を攻

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    2026年03月01日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    平易な文章で分かりやすかった。各界の第一人者であろう人々(素人には分からないが)にインタビューして書かれており、生の声として伝わってきやすい。
    アメリカのトランプ支持者は一体何を考えているのか、とずっと不思議に思っていたが、生産業が衰退し格差が固定化される中、「親の代より良い暮らしができる」と希望を持たせてくれる存在(ストロングマン)に縋りたくなる気持ちが少し身に染みた。
    またロシアのプーチンがフェイスブックなどで特定の興味関心がある人々に向けて広告を流し、ブレグジットを誘発したとする記述に戦慄した。今日の日本の選挙でもこのような情報工作は当然に行われているのだろう。エコーチェンバーも含め、S

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    2026年02月23日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    これは確かに読んでおいた方がいい本ですね。
    今、世界で起きている様々な理解し難い事柄の背景を知ることができます。けっこう衝撃でした。世界を一つのテーマでくくり、俯瞰的に書籍にまとめた筆者がすごいと思いました。世界のニュースや日本の外交、防衛など、見る目が変わりそうです。

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    2026年02月21日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    あちこちで激賞されていますが、なるほど…これは力作。現在の国際政治に関して、いまの状況に至る経緯を各方面の識者へのインタビューを交えて超俯瞰した観点から振り返る形となっており、現代国際社会の理解のために読んでおいて損はない内容と言ってよいでしょう。

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    2026年02月15日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    共同通信の配信で地元紙にも連載されていたのだが,気になりつつ読めてなかったので新書にまとめてくれて良かった。内容はインタビューベースの硬派な取材記事で,1冊の本として通読するのはやや難しい感じがした。
    何でもかんでもレコンキスタというのもどうかと思うが,プーチンと習近平についてはしっくりくるような気がする。
    「力こそ正義」の時代に逆戻りしているのは確実で,フクヤマの「歴史の終わり」ではなく,ハンチントンの「文明の衝突」とも違う,権力者の意向に振り回される世界になっている。
    『聖人のキャンプ』の先見性。それは,後になってみればということだが,自分もひとつで良いのでそんな何かを残したいと思わせる。

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    2026年03月03日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    世界の警察アメリカが世界のバランスを保っていた時代が終わりを告げ、権威主義国家が自国の力を最大化しようとすることで均衡を保つ世界に変貌を遂げてきている。アメリカもストロングマンのトランプが手綱を握り、かつてリベラルな民主主義を推し進めていたアメリカはもう失われつつある。自国の利益を最大化してレコンキスタを狙う強国に挟まれる弱者はどのようにして自国を守っていくべきなのかを考えさせられる。

    安保理常任理事国であるロシアやアメリカが率先して国際法規を無視して強権を発動している現代は、無法地帯そのものだなあと。日本に住んでいると、日常があまりにも平和すぎて危機感が欠如してしまうが、もはや何が起こって

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    2026年02月28日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    世界中で自国第一主義、排外的な勢力が急に沸き起こった様に見える昨今の国際ニュースや国内の動きがあるが、歴史は急に変動するわけではなく、連綿とした「流れ」があることを本書で再確認できました。ただ、取材が難しいため仕方ないことではあるが、中露の流れが少し説明不足な感がありました。

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    2026年02月18日