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ユーザーレビュー

  • 洋食や

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    東京下町育ち、「たいめいけん」の創始者のエッセイ。全編にあふれる江戸っ子(池波正太郎氏言うところの「東京びと」)の心意気、プロフェッショナリズム、そして茶目っ気がいい。

    修行時代の苦労話も、この人が存命中の日本も既に遠いものになりつつあるが、息子さんが後をついでいまだに繁盛している「たいめいけん」、一度足を運んでみたいものである。

    何度読み返してもしみじみと古き時代に思いを馳せ、そして楽しい気分にあり、美味しいものが食べたくなる名作。

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    2010年11月01日
  • 洋食や

    Posted by ブクログ

    心暖まる文章で、洋食やのイロハやエピソードなどが綴られていて関西に住む私もいつかたいめいけん行ってみたいなと思っています。この前、なんとなくYouTubeで3代目を見たらデミグラスソースぐらい黒くて心護さんの文章から受けた印象と違いすぎて爆笑しました。

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    2021年09月29日
  • 洋食や たいめいけん よもやま噺

    Posted by ブクログ

    読んだのは中公文庫版なのだが、検索してもヒットしない。
    中身は洋食やという佇まいはもとより、料理や食材、人物から頻発されるダジャレに至るまで昭和の風情が満載。

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    2020年09月26日
  • 洋食や たいめいけん よもやま噺

    Posted by ブクログ

    日本に洋食や の基礎を作った 初代 茂出木心護のエッセイ 。
    ハンバーグ、海老フライ、カレーライスにオムライス。
    『西支御料理処』から 始まった。
    食い物屋に奉公すれば、余りものを食べさせてもらえるから太るだろう。
    と思って 洋食やへ。

    茂出木心護 は、その当時の食のしきたりをきちんと語る。
    お子様には 甘いものはあとで が鉄則である。
    料理にこだわりがあると言ってこられたお客様が最初に頼んだのが
    ジュースとコーラだったので、がっかりした。
    お湯と水との 直なつきあいがうすれて ろくに皿も洗えなくなっている。
    ハンバーグに半熟のタマゴがのっている。それをどうやって食べるのか。
    洋食は、何事も

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    2016年11月22日
  • 洋食や

    Posted by ブクログ

    「たいめいけん」先代によるエッセイ。洋食やさんの目線で古き良き時代のことや料理のことが,やわらかく美しい言葉で語られています。お人柄が伺える。
    マヨネィーズ,という表記に時代を感じます。

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    2009年10月04日

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